いつも寝不足 (blog版)

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自民党は負けないと思う、と言うか、民主党が勝つ要因が見あたらない

2005年08月08日 | 時事
[国会] 衆院が正式に解散、議長が解散詔書朗読 衆院本会議 - goo ニュース

先週末までは、「訳分かんねぇ」と思っていたのだが、よくよく考えれば、ここは解散というカードを切るしかないことが分かる。尚かつ、勝つことは難しいまでも政権を維持することは十分可能だ。

いくら衆院を一回通っているとは言え、参院で否決された以上、修正無しで再度通過させることは不可能だろうし、いわゆる造反議員を粛正しなければ権力基盤に打撃を受け、結局は廃案に持ち込まれる可能性も高い。

翻って解散しても、民主党が勝つことは難しいと思う(※1)し、他の野党は選挙をやるたびに確実に議席を減らすので問題なし。造反組の動きが不明確ながら、様々なイメージ戦略(※2)で封じ込めることが可能だと踏んだのだろう。
※1 今回は自民党内の内紛で解散しただけで、民主党は何ら得点を挙げていない。
※2 既得権力の維持に汲々とする守旧派というイメージは既にあるし。


どうせ1年後には政権を手放さなければならないし、従来の自民党の権力構造との決別も考えるならば、ここでの解散は最善でないにしても悪くない手であることが分かる。掛け金の安さを考えれば、この博奕は十分引き合うと見るが如何。

純ちゃんは嫌いだが、権力闘争における嗅覚の鋭さには舌を巻かざるを得ない。