いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
他の話題はいつも寝不足 (信州FM版)で。

猫がやってくる

2005年07月31日 | 雑記
来月中に猫がやってくる予定。

実家で猫を飼うのは10年ぶりくらい。どういうわけか、実家は猫が居着かない家で、みんな1年くらいでいなくなってしまう。みんな牡猫だったから、旅立ってしまったのだろう。去勢しておけば居着いたのかもしれないが、当時はそんな知識がなかった。

今回は、アメリカンショートヘア風の雑種の雌猫。現在生後3ヶ月だそうだから、家に来る頃には4ヶ月くらいになるのかな。ちゃんと避妊手術もする予定で、今回は長く居てくれると嬉しいのだが、どうなるかな。


その他、新潟にて

2005年07月29日 | 外出
マリンピア日本海の次に新潟市會津八一記念館へ行った。徒歩約10分。

さて、會津八一。どこかで聞いた名前だなぁ、と思っていたら、大学の大先輩じゃございませぬか。あまりにも先輩過ぎて、私の生まれた時には既に鬼籍に入っているくらいだけれど。大体、坪内逍遙や小泉八雲に直接教わってるんだから、どれだけ大先輩か分かろうというもの。

それに、早稲田大学會津八一記念博物館もあるから、学生時代から名前だけは何度も目にしていたのだろう。

展示されていたのは、主に書や歌なのだが、正直言ってサッパリ分からない。會津八一宛の書簡類も展示されていたのだが、何が書いてあるか分からない。正確には、昭和に入ってからのものはそれなりに分かるのだが、明治・大正期のものはミミズがのたくったようにしか見えない。

草書は高校の時に習ったのに、まぁ、全然読めないね。ああ、なるほど、こうやって文化は滅んでいくのだな、と思った。欧米人が筆記体をほとんど書けず、小汚いブロック体を臆面もなく書いているのを見て、何じゃそりゃ、と思っていたのだが、昔の日本人からすれば、現代の日本人も同じようなものなのだろう。

続いて、新津記念館。昭和の石油王と呼ばれた新津恒吉が建てた迎賓館。ただし、新津恒吉は竣工の翌年(昭和14年)に亡くなってしまったそうだが。

海外の取引相手を招くために造られた迎賓館だそうで、イギリス、フランス、ドイツ、日本と様式別に部屋や調度整えられていて、非常に贅をこらした造りであることが分かる。できることなら、ソファに座って、ほけ~っと眺めていたいところだが、それはちょっと無理だね。ソファ自体が貴重なものであることもさりながら、見ているのは私1人だけなのに、職員は4人いて、受付、1階ロビー、2階、庭園にいるんだもの。

ここぞとばかりに色んなことを訊けば良さそうなものだが、何せ小心者で非裕福な家に生まれ育ったものでなかなかそういうことができない。皇族みたいに、訪問先のトップ直々に色々説明するのを聞くというのは、慣れない人間にとっては地獄だろうな、なんてことも思った。

そして、最後は白山公園へ行って、人体の不思議展なんぞを見た。これは會津八一記念館にパンフレットが置いてあったので開催を知ったもので、元々は敦井美術館へ行くつもりだった。まぁ、敦井美術館は次の機会だね。

さて、人体の不思議展。入場すると最初に、これらの人体標本は全て善意の献体によるものであることが書かれている。やはり、あれかね、プラスティネーションの創始者がロシアから盗難遺体を買っていたという疑惑に対応するためなのかね。

まぁ、そんなことはともかく。人体標本を見ていると、馬肉の燻製や映画『ロッキー』でシルベスター・スタローンが叩いていた牛肉のかたまりを思い出す。人間の肉であろうと、家畜の肉であろうと、肉であることに違いはないんだな、と妙に感心してしまう。念のために断っておくが、美味そうだとか、食べてみたいと思ったわけではなく、人間であろうと他の動物であろうと肉体を構成している筋肉は蛋白質から作られていて、両者の間にはそれほど大きな違いないということに感心したのだ。

そして、展示されている人体標本のほとんどが男なので、陰茎と睾丸(※)がついている。同じ男として、妙にわびしさを感じてしまうのは私だけだろうか。女性の標本もいくつかあったので思わずまじまじと見てしまったのだが、女性の方はあまりわびしくなさそうだ。女性の意見も聞いてみたいところだ。
※陰嚢がなくて睾丸と精索がむき出しになっているのも、わびしさを助長してる気がする。

ところで、入口と出口近くで、記念のパンフレットや映像ソフトなどを売っていたのだが、DVDのサンプルとして繰り返し流れていたのが性器に関する部分で、膣、男性器、射精に関して医学的・解剖学的に説明する音声がしつこいくらい繰り返されていた。あれは、やはり、人間というのは仕様もないもので、そういった話が一番興味を引くからだろうなぁ。

ちなみに、脳の標本1つと全身の標本1体が触ることができたので、触ってみたのだが、プラスティック様の固い手触りで結構意外な感じがした。でも、よくよく考えてみれば水分を抜いた後にシリコーンやらプラスティックやらを流し込んで固めているのだから、当然そういった感触になるよね。

マリンピア日本海へ行ってきた

2005年07月29日 | 動物園・水族館
新潟市水族館 マリンピア日本海へ行ってきた。昨日のうちに寺泊から新潟へ移動し一泊。朝から行ってきた。

ちなみに、新潟駅から水族館へ行くバスは何系統かあるのだが、新潟市 観光循環バスを使うのが一番簡単かつお得だろう。なぜなら、1日乗車券が500円で買えて、この券を水族館で提示すると300円引き(団体価格)になるからだ。普通に乗ると、水族館まで往復で360円だから水族館と駅の往復しかしなくても、差し引き160円お得になる。また、水族館以外にも割引きをしてくれる施設が10数ヶ所あるので、やはり1日乗車券を使うのがいいんじゃないだろうか。

さて、マリンピア日本海。「日本海最大の水族館」というのがウリだが、このことにどれほどの意味があるのかは不明。しかし、大きいことは確か。イルカをはじめとしたショーも充実しているし、バックヤードツアーなども色々あるみたい(時間がなくて参加できず残念)でなかなか素晴らしい。夏期特別展「水生動物のオスとメス-繁殖と性-」も力が入っている。

どの動物園・水族館へ行っても最初のうちに確認するのがペンギンプール。他の展示は、取り敢えずペンギンプールを確認してから。ここにはイワトビペンギンとフンボルトペンギンがいる。とは言え、施設は明らかにフンボルトペンギン向け。イワトビペンギン用の段々のある岩場はない。

下の2枚の写真は左が若鳥の換羽。右が成鳥の換羽。若鳥が換羽して、首から胸にかけての黒い帯状の模様が見え始めている。成鳥はそれこそ松ぼっくりのように毛羽立っていて、一生懸命古い羽毛を取っていた。お陰でプールには羽毛が大量に浮いている。
若鳥の換羽 成鳥の換羽

ところで、換羽中のペンギンは水の中に入らないと聞いていた(※)のだが、上掲の成鳥は水に潜ってエサを取っていたぞ。飼育されているペンギンはそんなもんなのかな。もっとも、普段より潜水や泳ぎが上手くできない感じであった。
※したがってエサが取れず、換羽中は絶食→痩せる。

水族館ではありません」でエプソン品川アクアスタジアムを酷評したので、私がショー嫌いと思っている人もいるかもしれないが、決して嫌いではない。エプソン品川アクアスタジアムの問題点は、あまりにもそれに特化し過ぎている点なのだ。もっとも、ショーとショーの合間にドルフィンプールにいると、練習風景や採血風景なんてものを(解説付きで)見ることができる点は評価する必要があるだろう。

下の2つの動画は、イルカショーの最後の部分。左の動画は4頭でスピンを決めた後に、バックフリップでお別れするはずだったのに、1頭だけ(右から2頭目)スピンしてしまった様子。右の動画はやり直しでバックフリップを決めた様子。
バックフリップなのにスピン(動画) バックフリップ(動画)


じゃれてるだけなのか、喧嘩しているのか、2頭のカワウソがバトルを繰り広げている様子。
カワウソバトル(動画)

ラッコというとお腹の上に石を置いて貝を割る姿が有名だが、水族館で飼っていると石ではなくアクリルガラスに貝を叩きつけて割るので、今ではイカやむき身の貝を与えているそうだ。それでも、お腹の上でこんこん叩く真似だけはするのね。
ラッコの食事(動画)
なお、餌づけの際、昨年まで飼育されていた個体の毛皮を触らせてくれるのだが、触ってびっくり、あまりの滑らかさ・柔らかさ・心地良さに。こりゃ、乱獲されて数が減ったのも無理もない。

トドでかい。トドのプールは水中も見えるようになっているのだが、その大きさに圧倒される。下の動画のトドは雄で体重約1t。今は痩せている季節で繁殖期前になると1.2tくらいになるそうだ。職員がエサをやりながらトドに触るのは普段から人に触られるのに慣れさせるための訓練だそうだ。病気になった時や健康診断の時に突然触ろうとしてもダメだから。
トドの食事

寺泊水族館へ行ってきた

2005年07月28日 | 動物園・水族館
正確には、寺泊町立水族博物館佐渡汽船のフェリーが出る港のある町だ。

今回も18きっぷを利用したのだが、やぁ、どうやって行くかで悩んだ。もちろん、上越線という地方線ながらJRの列車が走っているのだが、寺泊の駅からの足がない。バスは走っているのだが本数が少ないので、まともに行くと寺泊の駅で1時間半待ちということになってしまう。タクシーの利用も考えたが、5km強あるので、運賃を考えると18きっぷの意味がなくなってしまう。

そこで長岡駅から出ている越後交通のバスを利用した(※)。長岡駅の12番乗り場から出ているバスで約1時間。料金は730円(だったと思う)。こうして、めでたく無駄に時間を潰さずに寺泊水族館へと到着できた。
※と言うか、寺泊駅から寺泊水族館へのバスは長岡駅から出ているのだ。時刻表で寺泊大町へ行くバスがそう。

寺泊水族館の総評を先に述べると「地味に面白い」。派手さはないが、ちゃんと水族館として上手く整っていると思う。確かに、地方の水族館にありがちな問題点(施設の老朽化や人手不足など)は感じられるが、真面目に水族館をしていてなかなか好印象。

さて、冒頭の映像は、入り口近くにあるクラゲの水槽。やぁ、色とりどりのクラゲが活発に動き回っていてなかなか楽しい。これは気に入った人が多かったみたい。

ちなみに、入り口すぐにアオウミガメとアカウミガメが6匹くらいいて、そのどれもが大きい。1m+くらいある。そのため水槽が手狭。多分、ここまで大きく、しかも数が増えるとは思わなかったのだろう。他の水槽にも小さなウミガメがいるところを見ると、ウミガメの人工飼育って比較的容易なのだろうか?
アカウミガメ(動画)

入り口にいるウミガメも大きいがニジマスも大きい。1mくらいある。ニジマスというと、釣り堀で釣る魚で、渓流にいるようなイメージがあったのだが、北米産の外来魚とのこと。知らなかった。そして、金魚も大きい。ジャンボシシガシラという品種で、世界最大の金魚としてギネスブックに申請準備中だそうだ。写真に写っているのは体長35cm、体重1.5kgの3歳で、1番大きいものではないらしい。それでも大きい。
ニジマス ジャンボシシガシラ

美しいものには棘があるの喩え通り、ハナギンチャクにも棘があり、毒がある。右下はヤドカリとイソギンチャクの共生。ヤドカリは宿替えの際、イソギンチャクを新しい宿(貝)へ移植するそうだ。
ハナギンチャク(1) ハナギンチャク(2) イソギンチャク+ヤドカリ


下の歌はシロナガスクジラの生殖器(♂)の展示の上に掲げられているのだが、なぜこんな歌が掲げられているのかよく分からない。

その神は南氷洋の雄クジラ
腰のあたりに静まりて 種たやさじとかむりふり
つとめしいさを人よ忘るな

シロナガスクジラ生殖器

左下はナガスクジラの脊椎。骨だけ漂着したもので、状態からすると相当古いものらしいが詳細は不明。なお、寺泊には昭和9年にナガスクジラが漂着した記録があるそうだ。そして、ミンククジラをはじめとするクジラ類が打ち上げられることがあるそうだ。冬の日本海の荒波で溺れてしまうのが理由らしい。水中に住む生物が溺れるというのも奇妙な話だが、クジラ類はほ乳類だからね。
ナガスクジラ脊椎

展望台にノルウェー製の捕鯨砲が展示されている。私は捕鯨に反対でも賛成でもないので、特に感慨はない。銛の先端が平らなのはミスヒットして逸れないように当たる面を大きくしているのだそうだ。ところで、この銛は爆発銛なのだろうか。製造時期からして、爆発銛だと思うが本当のところは不明。
捕鯨砲

爆発銛は、銛の先端に爆薬を仕掛けておき鯨の体内で爆発させる銛だが、そのイメージとは裏腹に鯨をより早く絶命させ苦痛をできるだけ少なくするものだ。にも関わらず、体内で爆発させるというイメージだけを取り出して残酷だ、残酷だと叫ぶ捕鯨反対派がいることが残念だ。

珊瑚と一口に言っても、色々な種類がいるものだ。左下はミズタマサンゴという珊瑚。右下は珊瑚礁にいる魚たちだが、珊瑚礁では派手な色の方がかえって身を隠せるのかな?
ミズタマサンゴ 珊瑚礁の魚


ところで、寺泊水族館のすぐ近くに寺泊 きんぱちの湯という海洋深層水を使った入浴施設がある。元々きんぱちというカニと展望風呂をウリにした施設があり、同じ会社が新しく造ったものらしい。海洋深層水の入浴効果はよく分からなかったが、暑い中を動き回った後だったので気持ちが良かった。また、海に面しているので眺望が良いのも嬉しかった。


おっと、最後にこれだけは書いておかないと。1日に3~4回テッポウウオのエサを取る姿(つまり、水をピッと飛ばす姿)を見せてくれるのだが、館内放送もなければ、職員が説明するわけでもなく、展示水槽の中に職員がゴソゴソと入ってきて的になる板にエサを取りつけて出て行くだけというのは改善した方が良いと思う。まぁ、あの愛想のなさもそれはそれで悪くないが。
テッポウウオの射撃

TVから「巫女みこナース・愛のテーマ」が。。。。

2005年07月28日 | マンガ・アニメ
新潟市内のホテルでボ~ッとしてTVを見ていたら突如として聞き覚えのある歌詞(後半の「巫女みこナース」を連呼するところ)が流れてきた。

着メロか何かのダウンロードサイトのCMだったと思うのだが、何というところだったか正確には憶えていない。Downホニャララだったと思うのだが。。。

【7/30追記】
ドワンゴという会社のCMであることが判明。なお、こちらでCMが見られる(要FLASH)

オヤジバトル

2005年07月28日 | 雑記
NHKのニュースを見ていたら、掲題のトピックを流していた。

オヤジバトルとは、その名が示す通りシロートオヤジによる総合格闘技の大会らしい。

今一つ締まらない体型のお腹の出たオヤジ達がオープンフィンガーのグローブで殴り合う姿は結構熱い。

観客の、恥ずかしげもなくやり合う姿が胸を打つ、という感想が言いえて妙。

遠くへ行きたいんだ

2005年07月28日 | 動物園・水族館
と言ったのは映画『茄子 アンダルシアの夏』の主人公ペペだが、冒頭の映像のペンギンも同じことを言いそうだ。

このペンギンは寺泊水族博物館にいるマゼランペンギン。

どういう訳か、寺泊水族館にいるペンギンは僅か4羽である(※)。いかにも少ない。ペンギンプールの広さからすると、もう4羽位いても良さそうだ。
上越水族博物館には100羽もいるのに。

ところで、ペンギンのエサを食べに来る野生の鳥と言えば、「上野動物園へ行ってきた」にも書いたようなサギ類が一般的なのだが、寺泊水族館はさすがに海にせり出して建っているだけのことあって、カモメだ。
カモメ@寺泊水族館

いや、ペンギンのエサを狙ってやって来るという言い方も正しくないな。だって、水族館の職員が餌づけしていたもの。

一本木公園のバラなど

2005年07月27日 | 外出
「バラまつりで名前を売っている」と書いたり、そのバラまつりにも5/28に行っているのだが、一本木公園ではまだバラが咲いている。

さすがにあちらこちらで満開というわけにはいかないが、バラまつりではまだつぼみもついてなかったような木にバラが咲いている。まぁ、当然か。
バラ@一本木公園(2)

その一方で、あじさいはやや盛りを過ぎて、枯れ始めた花もある。
あじさい@一本木公園

木々の緑も濃くなかなか良い公園だと思うが、惜しむらくはあまり近くないんだよな。まぁ、隣の市の公園が近くないと文句を言っても仕方ないが。


おまけ。下の写真はアスパラガス。アスパラガスは「たくさん分かれる」とか「激しく裂ける」という意味のギリシャ語、アスパラゴスが語源だそうだが、こういう姿を見ると納得がいくかな。実家の裏の畑でもアスパラを作っているから、私には珍しくもない姿なのだが、見たことがない人もいるかと思って。
アスパラガス

信州忽布(ホップ)の由来

2005年07月27日 | 郷土ネタ
中野市一本木公園は最近はバラまつりで名前を売っているが、元々はアサヒビールのホップ乾燥場があったらしい。ポプラが何本も植わっているのだが、そこに下のような看板が立っている。

アサビール ホップ乾燥場跡のポプラ(看板) ポプラ@一本木公園

また、公園入り口には「信州忽布の由来」(冒頭の画像)という碑や国産ホップの保護に尽力した大日本麦酒常務を顕彰する碑(下の画像)、そして、「信州忽布発祥之地」の碑(下の画像)などがある。
大日本麦酒常務顕彰碑 信州忽布発祥之地

このうち、「信州忽布発祥之地」の碑は高水忽布農協の敷地内にあったものを移設したようだ。「名実ともに80年の歴史に幕/高水忽布農協」や「中野市に3,000万円寄付/高水忽布農協が解散」を参照のこと。

なお、「信州忽布の由来」に書かれている文章は以下の通り。■は(私が)判読できないい字、【】で括ったものは不確実。異字・旧字はできる限り元のままとしたが一部換えてある。


※編集中※

信州忽布の由来

大正の初期大日本麦酒株式會社は忽布の
國内自給を企て本縣に【其】栽培を開始した
併し忽ち障【碍】百出し其成功を甚だ困難と
なった 然るに此時鈴木松之助翁を長と
する高水組合■みは【飽】追も会社の企圖に
協力し百折不撓万難を克服して遂に此難
業を成就せしめた 斯くして信州忽布の
始祖となつた鈴木組合長【も】昭和十八年十
月廿三日齢七十二にして■■した■後組
合は能く翁の遺業をつぎ倍して斯業の發
展に努め日進月歩遂に今日の盛業を見る
に至らしめた 今や本縣■忽布の大量生
産地といして丗界的に認めらるヽに至つた
のも偏に組合多年の努力に依るものであ
る ■に斯業の隆昌を祝福して本碑を此
地に建立して其光輝ある成功の歴史を永く
後世に傳える

昭和廿八年十月廿三日
 日本麦酒株式會社
 朝日麦酒株式會社
 高水忽布農業協同組合

純ちゃんの見通しはいかに

2005年07月26日 | 時事
「日本外し」で実現せず 27日以降も日朝協議要求 (共同通信) - goo ニュース

やっぱりなぁ、という感じ。韓国では拉致問題に関する関心が低いのは以前からだし、他の国も核問題優先で拉致問題なんて関わってられないというのが本音だろう。と言うか、お前は黙ってろ、って感じだな。

さて、突然の北朝鮮訪問で政権の人気を釣り上げてきた純ちゃんの見通しやいかに。今までのツケが一挙に来た感じがするのだが、そんなことは承知の助?

参院で否決されたら衆院を解散するという郵政民営化法案との絡みもあって、権力闘争の行方にだけ関心を絞ればなかなか興味深い状態だが、一国の将来を左右しかねない問題が権力闘争のためだけに利用されているとしたらかなりお寒いものがある。

首相になってから権力維持と人気取りには抜群の手腕を発揮してきた(と言うか、他がだらしなさ過ぎ)純ちゃんの正念場だね。

右翼と農業問題はどうなっているのだろう?

2005年07月25日 | 読書
鈴木邦男『新右翼 ―民族派の歴史と現在』改訂増補版(彩流社、2005年)を「へぇ、右翼が環境問題を取り上げるのが新しかったんだ、30年前は」(※)なんて思いながら読んでいて、ふと思った。
※経団連事件の檄文など参照のこと。

山紫水明、秀麗なる山河ということで右翼が環境問題というのは分かった。じゃぁ、農業問題はどうなっているのだろう。豊葦原瑞穂の国なんてことを言うまでもなく、日本の伝統文化の中で農業の果たす役割は大きい。右翼が伝統・文化を守ることを目的とするならば農業問題は避けて通れないはず。

そもそも、日本人が持つ自然に関する観念とはほぼ農村のそれ(※)と合致すると思うのだが、どうだろう。もし、そうならば、環境や自然保護を考える際、農業問題は不可分の要素だろう。
※ただし、50年以上も前の。既に存在しない類の。

三里塚闘争なんかで左翼が援農に行っていたのは知っているが右翼がそういう活動をした(orしている)というのは私の不勉強の故だとは思うが、知らない。また、元左翼活動家が自然農法やらに走ったなんて話はちらほら聞くが、元右翼活動家がそういうことをしているというのも聞いたことがない。まぁ、人数が圧倒的に違うから取り上げられる度合いが違うせいもあるだろう。

新右翼―民族派の歴史と現在

彩流社

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佐久長聖を応援していたのだが

2005年07月25日 | 郷土ネタ
松商学園が最多タイ33度目 別府青山は初出場 (共同通信) - goo ニュース

松本って、近くて遠いんだよね。今でこそ高速が通って1時間もあれば行けちゃうんだけど、昔(と言っても10年も経ってない)は東京より遠いような気がしていたくらいだ。まぁ、松本の方の人にとって見れば長野は地の果てだろうが。

確かに、県庁所在地が地理的にこれだけ偏っているのも合理性に欠ける話で、長い間(※)揉めたのも宜なるかという気がするが、長野市の近くに住んでいるので中南信の人の不便さはあまりピンと来ないのも事実。
※長野県と筑摩県の合併後、少なくとも戦前までだから、60年以上か。

まぁ、そういうことを言い出すと佐久は東信だから北信の長野とは明らかに別文化圏なんだけど、松本に比べると行き来しやすいし、佐久長聖にも地元の人間が少なからず行っているということが佐久長聖の方を応援したくなる理由かな。

何てことを、団塊ジュニアである私も考えちゃうのが長野県なんだよね。この県の特異性は『新・不思議の国の信州人 ―すべては信濃の国から始まった
』を読んでも、外部の人にはなかなか分かり難いと思う。まぁ、郷土に関する問題は大概そんなもんだが。

新・不思議の国の信州人―すべては信濃の国から始まった

ベストセラーズ

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副題の「すべては信濃の国から始まった」で表されている通り、長野県にとって県歌の信濃の国はなくてはならない存在。最近は歌わない学校もあるそうだが、この歌は、年間何十回となく歌った。カラオケに入っている県歌って、これくらいのもんじゃないかな。地域ナショナリズムをこれほど効果的に植え付ける歌は他に知らない。


高校野球繋がりで、先週出た、ひぐちアサ『おおきく振りかぶって (4)』(アフタヌーンKC、2005年)。4巻は夏の甲子園地方予選第1回戦の直前までなのだが、結構良い感じで話が展開している。適度なふくらみや伏線をはりながらも今のところ枝道に逸れていない。にも関わらず、三橋のことばかりじゃなくて、チームを構成する人々と、その周辺の人たちが話の中心になったりして、単なる三橋の話ではないことを上手に表明している。
おおきく振りかぶって (4)

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さて、次はいよいよ予選本番。どういう形でみんなが活躍するか非常に楽しみ。

杉浦日向子さん死去

2005年07月25日 | 時事
文筆家の杉浦日向子さん死去 江戸風俗研究・漫画で活躍 (朝日新聞) - goo ニュース

杉浦日向子さん=文筆家 (読売新聞) - goo ニュース

朝日の記事によれば、「1年8カ月前から闘病生活を続けていた。」とのことで、ここ数年、以前に比べて顔がはれぼったくなったなぁ、と思っていたのだが関係していたのだろうか。

中尊寺ゆつこの時もびっくりしたが、負けず劣らずびっくりした。

上野動物園へ行ってきた

2005年07月22日 | 動物園・水族館
日本を代表する動物園である上野動物園へ行ってきた。多分、小学校の修学旅行以来になるんじゃないかな? 約20年ぶり。周辺の美術館や博物館へは何回も行っているんだけどね。

ん? 待てよ、ゴリラの食事って、そんなに昔(20年前)からやっていたっけ? もしかしたら、修学旅行の後に1回くらい行っているかも。それはともかく、比較的涼しく絶好の動物園日和だった。さすがに炎天下で何時間もほっつき歩くのは辛い。

まずは冒頭の画像から。真ん中に写っているのはゴイサギで、ペンギンではありませぬ。須坂市動物園日記の「色々な方が来ました。」の下の方にも書かれているように、ペンギンのエサを狙ってやって来ているはずなのだが、もはやペンギンと同化して水浴びをしている。そのあまりの同化っぷりに少なからぬ人が「何か変なペンギンがいるっ」と言っていた。

ところで、上野動物園で売っているペンギンのぬいぐるみ。フェアリーペンギン(≒コガタペンギン)の方が前傾がきついのは写実性の故なのか、たまたまなのかちょっと気になる。
フェアリーペンギンぬいぐるみ コウテイペンギンぬいぐるみ

下の画像を見て、これがカラスであることを一発で見抜く人はあまりいないだろう。カラスって、その見た目や行動などで鳥類には珍しい嫌われものなんだけど、上昇気流に乗って舞う姿って結構優雅なんだよね。街中でそういった姿を見ることはできないが。
白いカラス

西園にある両性爬虫類館では毎週火曜日から金曜日の午後2時頃から約15分間スタッフ・トークというイベントがあり、飼育スタッフが様々な話をしてくれる。金曜日の今日は、オオサンショウウオについて。オオサンショウウオは須坂市動物園にもいるが、照明の関係か、人が多いせいか上野動物園のオオサンショウウオは結構活発に動き回っていた。須坂市動物園のように薄暗い照明の中でジッとしていて、見る人をして「うわっ!!」とびっくりさせるのも悪くないが、活発に動き回っている姿を見るのもまた悪くない。


※ 以下編集中 ※


寝るトラ ミーヤキャット 樹上のカナダヤマアラシ いばりペンギン


キングペンギンの食事(動画) ガラパゴスゾウガメ(動画) ミーヤキャット(動画)

北野美術館へ行ってきた

2005年07月21日 | 外出
北野美術館へ行ってきた。

以前はノルディック複合の荻原兄弟や、今はモーグルの上村愛子が在籍する北野建設(※)のオーナー父子のコレクションが基盤となっている。
※メジロで有名な北野建設とは別会社のはずだが不確か。

何か、まぁ、ここも「採算取れてんの?」といった感じ。平日見に行くのはろくな奴じゃない証拠かな。

さほど期待していたわけではないのだが、予想以上に良かった。私は絵の良し悪しはほとんど分からないが、それでもいくつも魅せられた作品があった。例えば、上村松園の「風」なんかは、私の持っていた日本画のイメージからはちょっと外れていて、確かに題材はいかにも日本画風なのに、何とはなしに浪漫主義や星菫派なんかの匂いも感じてしまった。

また、懐古園にも美術館があった小山敬三が、なかなかに凄い画家だったのだということをこちらで確認した。と言うか、若い頃の小山敬三の作品は私の心に響くが後半の作品群は私にはサッパリ分からないと書いた方が正しいか。戦後の混乱期以降の作品は既に名声を得た画家の、良く言えば余裕、悪く言えば残滓みたいなものが感じられて好きではない。

さて、内外の様々な作家の作品が展示されていたのだが、そのうち私が魅せられたのは以下の諸作品。最初の4作品はちょっと私への響き方が他の作品を圧していた感じ。
  • 上村松園「風」
  • モーリス・ド・ヴラマンク「池のほとりの家」
  • 小山敬三「アルカンタラの橋」
  • 岸田劉生「真田氏像」


次の諸作も素晴らしく、何度も見るうちに味わいが分かるようになるのかもしれない。特に、「松竹」と「青海波」は最初は単なる屏風絵かと思ったが何度も見るうちに良さが分かってきたような気がする。
  • 横山大観・下村観山「松竹」
  • 石踊達哉「青海波」
  • 中路融人「富嶽」
  • 堀泰明「河風」
  • 福井爽人「はまなすの浜」
  • 矢谷長治「菖蒲」
  • アルマン・ギョーマン「風車」
  • モーリス・ド・ヴラマンク「シャトウの引網船」
  • ルイ・バルタ「つづれ織」
  • 木村荘八「牛肉天帳場」


以上で名を挙げなかった諸作も水準を抜いた作品ばかりであることは分かるが、単に私の心を動かす度合いが少なかったのだな。それでも、何も考えずに作品に対峙できると作家の思っていたことがこちらにも伝わってくるようで面白い。下手に解説とか読むと自分なりの感じ方が阻害されてしまう。そして、それが的を射た解説だと尚更質が悪い。その解説の通りにしか見られなくなるから。

また、数は多くないが彫刻や銅像も展示さていた。絵も分からないが、こちらの方はさらに分からないので何とも言えないが、多分、良い作品なんでしょう。