鎮魂歌 美しきかな最期とその刹那(ワタリガニのパスタ) 1490円
VALON TOKYO 東京都墨田区錦糸4-6-1 ロッテシティホテル1F
錦糸町駅北口にあるロッテホテル
オープンしてから10年にもなるとは時間が経つのが早すぎる。
自分を含む大人の世代には、いまだに旧名称の「ロッテ会館」と呼んでしまう人も多いのだ
そのロッテホテルの1階にあるVALON TOKYOというイタリアンのお店に入ってみた。
お店のコンセプトもよく知らず、店頭のメニューをみてシーフードをメインに使うお店らしいなあという程度の準備状態で入店した
店内はノーブルというよりも、ちょっと尖鋭的でアーティスティックな雰囲気であった
たまにはこういうのも悪くないか、と思う。
席に着くとカメリエーラのおねえさんが木製のジュエルボックスのような小箱を運んできた。
その宝石箱をおもむろに開けるとドライアイスの白煙が溢れ出し、中からメニューカードが出てくるという趣向であった

ここまでされるといっそ清々しくて良い
で、そのメニューカードを開くと冒頭の写真の料理の名称が書かれていた。
その名を「鎮魂歌(レクイエム)美しきかな最期とその刹那」という。

なんだこの名は!? 熊本弁か?
と大いに戸惑いつつも「このお店に来てこれをたのまないなどランチ王の名折れであるぞ」という天の声が聞こえた気がしたので、
まんまとお店の計略に嵌まり、中二病が名付けたのかという料理を発注することと相成った
そのほか「王位 その罪 喰らうのは国宝」という名のマンガリッツァ豚のグリエや、前菜に生牡蠣などをたのんでみた
料理は総じて悪くないし、趣向もおもしろかった

まずは岡山県産などの生牡蠣と透明な泡飲料で

カクテルシュリンプ
いろいろなソースで海老を

ペコリーノチーズと胡椒のパスタ ローマ風

「王位 その罪 喰らうのは国宝」という名のマンガリッツァ豚のグリエ
しっとりした食感がおいしい。さすがハンガリーの国宝と呼ばれる豚だ。
