人の境遇はさまざまであって、恵まれている者もいれば恵まれていない者もいる。
それなのに、どうして自分一人だけすべての面で恵まれることを期待できようか。
自分の心の動きもさまざまであって、道理にかなっている場合もあればかなっていない
場合もある。それなのに、どうしてすべての人々を道理に従わせることができようか。
自他を見比べながらバランス感覚をはたrかせるのも、処世の便法なのである。
(前集・五二)
▲自分を中心に世の中を見ていると、どうしてもゆがんだ判断を形成し、はた迷惑
な行動に走ってしまう。時には相手の立場になって考えてみたい。
─『人生を豊かにする「菜根譚」の言葉』 守屋洋著 PHPより
■共存共栄は、相手の立場にたつことを求めている。自我の目覚めから、さらに
すすんで、他者意識が出て、それは、相手を打ち負かすのではなく、相手との
共存と共栄の必然さに気付くことで人間は完成される・・・しかし、簡単なことにきづくことが
なかなかできない。頭では、理解できる、しかし、身についていないのだ。
自分は、できると思い込む人が多い。それが、世界が平和にならない原因だ。
それなのに、どうして自分一人だけすべての面で恵まれることを期待できようか。
自分の心の動きもさまざまであって、道理にかなっている場合もあればかなっていない
場合もある。それなのに、どうしてすべての人々を道理に従わせることができようか。
自他を見比べながらバランス感覚をはたrかせるのも、処世の便法なのである。
(前集・五二)
▲自分を中心に世の中を見ていると、どうしてもゆがんだ判断を形成し、はた迷惑
な行動に走ってしまう。時には相手の立場になって考えてみたい。
─『人生を豊かにする「菜根譚」の言葉』 守屋洋著 PHPより
■共存共栄は、相手の立場にたつことを求めている。自我の目覚めから、さらに
すすんで、他者意識が出て、それは、相手を打ち負かすのではなく、相手との
共存と共栄の必然さに気付くことで人間は完成される・・・しかし、簡単なことにきづくことが
なかなかできない。頭では、理解できる、しかし、身についていないのだ。
自分は、できると思い込む人が多い。それが、世界が平和にならない原因だ。