ただ生きるのではなく、よく生きる

自然の法則をとらえ、善(よ)く生きるために役に立つ情報を探して考えてみる

心が濁っていては、どんなに本を読んでも無益である

2017-11-03 17:24:10 | 人生の生き方
書物を読んで聖賢の教えに親しむには、まず気持ちを清浄にしてかからなければ
ならない。

さもないと、せっかくの先人の立派な行動やことばにふれても、私利を追求する参考に
したり、欠点をとりつくろう口実にしたりするのが落ちだ。
 
これでは、敵に武器を貸し、盗人に食糧を与えるのと、少しも変わりがない。
(前集・五四)

▲つまらない本をいくら読んでも、得るものは少ない。読むならやはり、古典や
歴史の本ということになる。定評のあるものを選んで、じっくり取り組みたい。
ただし、学んだことをどう活かすか、それが問題なのだという。

─『人生を豊かにする「菜根譚」の言葉』 守屋洋著 PHPより