Qoonie の あんてな日和

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Mr.kazzsoul率いる音楽集団。絵本×歌企画で参加させて頂いています。

<Release>
2018.04.25  Qoonie 幻標本箱

MKNR-9004 ¥2,500+税
全作詞 松井五郎 全作曲 Qoonie

(郵便振替)

(クレジット、コンビニ支払可)

3.11を忘れない。

2021-02-23 10:45:00 | Weblog

調布市在住の造形作家金原京子さんの日本画「記憶の風化」がメゾンドラパンさんに展示されました。→こちら

記憶の風化と名付けられたこの絵は3.11東日本大震災の様子を絵に描かれたものです。テレビや新聞で目にした映像がとても詳細に描かれていて、実際絵を前にした時、とても言葉になりませんでした。

2月20日まで展示されており、その最終日、金原さんと近親のみなさんとで震災について、絵についてお話される場が設けられたのですが、その会の最後に少しだけ歌わせてもらいました。

震災があってから3年後に書かれた作品。直後には書けなかったそうですが、旅先で泊まったホテルの朝食時、たまたま席が一緒になった女性が涙ながらに「決して忘れないで欲しい」と伝えられたことがキッカケとなったそうです。

描かれる時、どんな思いだったか、とても苦しい感情であったに違いありません。けれど、苦しさよりも使命感、その方が先に立ち、筆をすすめていったと。

参加したのは10人位でしたが、それぞれがその当時の出来事や様子を語りあいました。当然様々な場所で環境で被災し、やっぱりあの状況は何年経ってもリアルによみがえるんだなと、皆さんのお話を聞きながら思いました。あの当時、マンションの4階の自宅にいた私は、今まで味わったことのない揺れに、これはただごとじゃないと外に飛び出しました。隣の部屋の方もほぼ同時に飛び出てきて、初めてお会いした隣人さんはまだ大学生の女の子。とても不安そうに震えていたので、「一緒に避難しよう」と、手をつないで階段を降りた覚えがあります。

先日の地震は10年前の余震だと聞きました。10年経っても。。。忘れるなと、神様に言われた気がします。

会の最後、あこさんからリクエスト頂いた唱歌の故郷、そしてもう一曲は、震災後、作詞家松井五郎さんのお声がけのもと参加させて頂き、制作したチャリティアルバム「風のよせがき」の中で全員で歌った「坂道の向こうへ(松井五郎詞/山川恵津子曲)」を歌いました。アンコールも頂き、最後は「上を向いて歩こう」で元気よく。

記憶の数だけ人との繋がりがある。繋がりがあるから、大切な記憶になる。

忘れちゃいけない。

そう改めて感じた日でした。

金原さん、素晴らしい作品を、声をかけて頂いたラパンのあこさん、ありがとうございました。

ラパンは地元に帰ったような安心感があります。いつもあたたかく迎えてくれてありがとう。

あこさんのお庭から摘んで頂いたミモザ。

そして、絵は次の場所へ。沢山の方に見てもらいたいな。

絵の搬出してる所初めて見ました!ドキドキ!

鍵盤にも。春までもうすぐ。