ライブの事を今日も書こうかと。なぜ2回にわけたかというと、昨日は書きながらかなりの舟こぎで。諦めました、続きを書く事を。
Jazz&Bar CONCERT(コンセール)にて。この日のタイトルは「弾き語り女の夜」。私は基本弾き語りがほとんどですが、ERIKAちゃんとはユニット山本兄妹のERIKAちゃんとして出会ってたので、一人で弾き語るってことが私には新鮮で。なので、そんなタイトルにしてみました。
1st stageは私が。カバー曲「夢であいましょう」からスタート。この曲大好きで以前にも歌ったことあるのですが、今回しっとりと始めたくセレクトしました。同タイトルのテレビ番組が1961年始まりました。まだモノクロの時代ですね。で、そのテーマ曲だったわけですが、ライブ後、いらしてたお客様と話していたら、なんと以前テレビ局で勤務されていて、その番組に出演していた中嶋弘子さんとお仕事で関わっていたという方が。なんだか懐かしく当時のことをお話頂いて。もう、それだけでこの曲やってよかったなって。また大切に歌おうと思います。
アップライトピアノってお客様に背中を向けて歌うので、ましてやお客様まで少し距離があったので、気持ちの持っていき方が少し難しかったけれど、終始楽しく歌わせてもらいました。が、いつの日か背中で語れる人間になりたいものです。
ラストは「こころ」にしました。今月結婚式をあげる二人が聞きに来てくれていたのもあって、大切な人を思うこの曲にしました。低音がよく響くピアノだったので少し抑えめに左手は弾いていましたが、ラスト曲ってこともあって後半思いきりタッチを強く弾いていると、なんだか泣きそうになりました。幸せになってもらいたい気持ちや、会いたいのに会えない人の事や、そもそもこれは東日本大震災の後に書いた曲で、今でも熊本や大分では余震が続いている事や、とにかくごちゃごちゃなテンションがピアノにリンクしたようです。
ERIKAちゃんのステージ後、二人でセッションもやりました。それぞれのオリジナル曲をやろうということになり、私は普段一人だとなかなか表現しづらかったコーラス部分がある「雑踏」を是非やってみたくリクエスト。
そして、連弾!!!
この曲の間奏部分で、やってみたかったのです、連弾。いやあ面白い。うん、是非もう一回やりたい。笑。この曲だって何度もやってますが、こうやってアレンジ変えて歌うと、これまた新鮮で。いやぁ、ライブです、ライブ。
そして山本兄妹の「蒼星」という曲を二人で。
MCでも話しましたが、私はERIKAちゃんのファルセット(裏声)にいくスレスレのあたりの高音の、鼻にかかった声が女性らしくて好きで。本人は自覚なく、そう発声しているようなんですが。ERIKAちゃんって普段の喋り声って結構低いんです。で、そんなに楽屋とかでもペラペラ喋る人じゃなく、でもふと話す内容が結構サバサバしていて、いい意味で気が強いというか。その部分を知ってからというもの、普段のキャラクターと歌声の女らしさとのギャップが、私、大好きで。彼女が書く女性らしい歌詞と相まって、ものすごく「オンナ」なんですよね。この日も堪能させてもらいました。
8年過ごした東京を今月中旬に離れ、拠点を、実家に近い大阪に移す彼女。その決断たるや簡単なものではなかったと思います。だからこそ、いつも以上に彼女がたくましくカッコ良く見えました。今回この時期にライブをご一緒させてもらうというのも、そのタイミングもあってのことで。ご一緒出来て本当に良かった。声をかけてくれてありがとう。是非またやろうね。東京はもちろんだけど、大阪で一緒にってのもいいよね。
ライブ終了後、しばしお客様とご歓談タイム。こちらのお店はBGMとしてレコードをかけてくれていて、now plaingのジャケが壁に飾られるようで。このBill Evans のジャケ、いつ見てもかっこいい。好きなジャケBEST5に入ってます。3じゃないのかよ、5かよ、と自分に突っ込んでみたり。笑。
店主は佐々木さんという女性バーテンダーさん。常に冷静な、それでいてあたたかな雰囲気の、なんとも居心地のいいお店。美味しいイチゴのカクテルを作って下さって、それで皆で乾杯しました。内装もドア一つからトイレからクラシカルな雰囲気で素敵なのです。5月7日にはここで山本兄妹のワンマンライブがあるとのこと。満席なので立ち見にはなるようですが、まだ予約受付中とのことなので、ぜひチェックを。
Jazz&Bar CONCERT(コンセール)
山本兄妹 ブログ