Qoonie の あんてな日和

日々感じたこんなことや、あんなこと。つらつら書いていこうと思います。

NEWS

Qoonie HP ライブスケジュールなど


Qoonie YouTube Channel
ライブ映像やオリジナル動画を公開中。

muguet YouTube Channel
ソプラノ歌手木村はる奈とQoonieによるユニット

Free Style Group THE ENTERTAINMENT
Mr.kazzsoul率いる音楽集団。絵本×歌企画で参加させて頂いています。

<Release>
2018.04.25  Qoonie 幻標本箱

MKNR-9004 ¥2,500+税
全作詞 松井五郎 全作曲 Qoonie

(郵便振替)

(クレジット、コンビニ支払可)

青空に吹き流し。

2017-11-04 02:54:02 | Weblog

ただいま、広島に数日滞在中。時期外れのこの帰省にワクワクです。

今回、お寺の現住職さんから息子さんに住職の座を受け継ぐイベントで、それを記念し稚児行列を出すとのことだったので、ぜひ参加しようということでの帰省でした。

稚児とは、いうまでもなく子供のことで、特別な衣装を身につけ、男の子は烏帽子を、女の子はきらきら装飾品をかぶります。今日は総勢53名のたくさんの子供たちの行列で、子供のころから慣れ親しんだ道が華やかに彩られ、それはとても美しい光景でした。

お寺を代々継承していくということ。先祖様たちが大切に大切に守ってきた心をこれから先も繋げていくということ。どれほどの重みを感じながら、息子さんである新住職は今日お経を読み上げたんだろう。私には想像すら出来ません。小さいころから知っているその横顔が、背中がとても凛々しく感じました。

そして、ご近所の方々をはじめ、門徒の皆さんがあちこちでお手伝いされている姿に、継承は先祖様の心だけじゃなく、そこに集うみんなのためにあるものだと感じました。そりゃそうです。人の心のよりどころとなるべく宗教というものはあるわけだから、お寺だけあっても意味がなく、やっぱりそれは伝える側と受ける側がいないと始まらない、そういうことですよね。全員で、全員で守られてきたんです。普段なかなか伺えない場所ですが、こういう機会に来られてよかった。末永く多くの人とともに繋がって欲しいなと願ってやみません。

数年前にお邪魔した時のこと。お寺の脇の山の入り口付近にお墓がありまして。立派な大きなお墓が幾つか並び、その横にとても小さな、文字も書かれてない石を立てただけのお墓も幾つかありました。住職に聞くと、無縁仏とのこと。戦争中、その近くで行き倒れた方なのか、どなたかが持ち合わせたものなのかはわかりませんが、その一つ一つにもお経を読み上げられていました。お墓を守り続けるということも大きな大きな意味合いもあるんですよね。

思いがけないほどの晴天で、五色の吹き流しが気持ち良さそうに流れていました。