不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

LEGENDZ...その後

2005年03月27日 23時58分35秒 | Anime

 以前の記事で、フジテレビ系で放送していた「LEGENDZ ~甦る竜王伝説~」にハマリそうという話を書いた。
 で、その番組が、本日、こちらでは無事、終了したのだが、結論から言えば、乗り損なった感がある。

 もともと、米国輸出をターゲットに、舞台をニューヨークに置き、英語が時折飛び交い、また、ストーリー展開も、若干「アメリカン」を意識していたのだが、どうも中盤以降の変換点で「シリアス」に走りすぎて、ちょっと暗い話になってしまったのが、個人的についていけなかった原因である。

 元来、「ギャグ」と「シリアス」の融合は難しく、古くは「きんにくマン」が、本来「ギャグ漫画」であったはずなのに、格闘路線に走ってしまって、「ギャグ」が付け足しになってしまったことが思い出される。
 その後、「ドラゴンボール」も、同じような経過をたどるのだが、何分、「天才 鳥山 明」の手にかかると、それなりに「消化」されてしまい、違和感なく見れてしまうので、なんとなく「ドラゴンボール」が、全てのこういう漫画のパターンを確立してしまった感がある。

 その意味で、従来、どちらかと言えば「シリアス系」だった「デジモン」系の世界観(?)を継承し、かつ「軽い主人公」で、シリアスなのかおちゃらけならの不明な主人公を据えたこの作品の初期の意図は、見事に当たり、それまであまり見たことの無い雰囲気と話の展開があった。

 しかし、結局、最終的な「ボスキャラ」を据えて、それへの総力戦になるに従い、もともとのベースだと思われる「デジモン」的展開が目立ち始め、それ故に私の興味も減っていった。

 出来れば、「人類を滅ぼすレジェンズウォーを起こすはずのレジェンズが、本来の使命を忘れて復活した」という、初期の設定を、できる限りいかして欲しかったと私は思っている。

 最後に、ちょっとフォローすると、確かに、難しいのだ。
 でっかい敵が出てきて、みんなで「どーん」と行く方が楽なのだ。
 しかも、その展開の方が、今日のような最後のお別れがしみじみ来るのだ。

 でもね。やっぱりプロには、頑張って欲しいのであります。
 次の作品では、また、見たことの無い世界に期待しております。 >スタッフ各位殿

 ちなみ、ギャグではないが、「絵」の見た目と話のシリアスさのギャップに、私が一番驚いた作品は、これである。
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