戦隊モノ、特撮モノには、個性的な「指揮官」が何人も登場する。
ウルトラ物であれば、科特隊のムラマツキャップ(故・小林昭二氏)、ウルトラ警備隊
東宝映画においては、「東宝」自衛隊指揮官 故・田崎潤氏。
彼は、別な東宝作品「海底軍艦」轟天号の指揮官でもある。
「指揮官」にとって「沈着冷静」と言うのは、大事な資質の一つであるが、私にとってこの言葉が似合うのは、この人しかいない。
「謎の円盤UFO」の秘密組織 S.H.A.D.O(Supreme Headquarters Alien Defence Organisation)のストレイカー司令官こと、エド・ビショップである。
「謎の円盤UFO」は、「スティングレイ(海底大戦争)」(1963)や「サンダーバード」(1964)等の特撮人形劇で有名な、ジェリー・アンダーソン初の実写版TVシリーズであり、子ども向けだったそれらの作品とは、趣きを異にしたシリアスな舞台設定の作品であった。
しかも、通常、「指揮官」というのは、重要な役ではあるが脇役であることが多いが、この作品では、この「冷静」なストレーカー司令官と、やや熱血なフォスター大佐(マイケル・ビリングトン)が二人で主役を張っていたと言っても過言ではない作品であり、個人的にはほぼ同年代である庵野監督が「エヴァンゲリオン」を作製するにあたって、この司令官像が「碇ゲンドウ」のキャラに影響を与えている、と勝手に思っている。^^
残念ながら、この作品以外でエド・ビショップが出演しているのは、「決死圏SOS宇宙船」(1969)等のマイナーな作品である為、知名度は低いかもしれない。
実は、あのスタンリー・キューブリックの「2001年:宇宙の旅」にもパンナムのスペースシャトルの船長として出演しているのだが、台詞はない。
それ故に「ストレイカー司令官」として、強烈な印象のある人であったが、実は一昨日、エド・ビショップの訃報を聞いた。
2005年6月8日 72歳。
実は、今日が彼の誕生日であり、生きていれば73歳になるはずだった。
驚くのはそれだけではない。
作品での相方(?)を務めたマイケル・ビリングトンも、エドの5日前、2005年6月3日に63歳で亡くなったのである。
人は皆、平等に歳を経る。
幼い頃のヒーローを演じた人たちが先に逝くのは、仕方のないことである。
それでも、はやり寂しい事に変わりはない。
「もうひとつの1980年代」に、地球を異星人からの侵略から守ってくれたストレーカー司令官と、フォスター少佐に、哀悼の意を表したい。
ありがとう、そして、安らかに眠ってください。
★このニュースを知らせて頂いた、ノルマさんに感謝。
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エドワード ビショップさんらしいです。
本放送予告編中に小森のおばちゃまが言ってました。
エドって呼ばれるのが嫌だったんですとw
確かに、そんな記憶が。
でも、役名でもエドなんですね。
Commander Ed Straker って、書いてありますた。
ネット環境が悪い。しかも初心者。
父親の共通回線などが原因でつながるかどうかは分かりませんが、スタートレック、セーラームーンなどと同じくストレーカー司令官は大好きな人です。
敬具
キリヤマ-U+2B55
ご指摘いただき、ありがとうございます。
訂正させていただきました。