その神社は、私たちにとって、格好の遊び場だった。
広い境内、様々な形の御神木や御神石。
しかも、おあつらえ向きに、学校の裏から繋がる裏道まであって、小学校の低学年の頃は、週2,3回は立ち寄っていた。
もちろん、そんな私たちを厳しい神社の神主が許すわけも無く、遊んでいる最中は、何時神主に出会ってどやされるかとびくびくし通しだった。
まあ、半分は、その「ドキドキ感」が楽しかったのだが。
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急遽、夕方7時から、都内でお客さんと打ち合わせ。
(まあ、呼びつけられた、とも言う)
電車で向かうは九段下。
個人的には、もう一駅先の神保町で、古本など見たいのだが、そんな余裕も無く。
「さっさと終わらせましょうね。」
笑顔の担当者の言葉を信じるも、やっぱり夜9時まできっちりと会議。
まあ、それでも何とかこなしたし。
「何か、喰って帰ろうか?」
後輩に聞くも答えは・・・No!
「 . . . 本文を読む
アタシ、フジコ。
「秘密倶楽部 オーブ」のママ。
「秘密倶楽部 オーブ」
そこで繰り広げられるのは、華麗でいて、高貴であって、淫靡な非日常。
選ばれし者の為の、密やかな楽しみの場所。
アタシは、それを静かに見守り、微笑んでいる。
この全身を覆う天鵞絨の生地越しに・・・。
だけど・・・もう!今日は、ホント、ついてない。
ちいママのお玉ちゃんは、支店の準備で京都に行ったきりだ . . . 本文を読む
うわっ、ゴメン、なんか珈琲の分量間違っちゃたね。
あとで、も一回入れなおすよ。
とりあえず、と。
お誕生日、おめでとう!
さーて、ケーキ食うぞ。
「桃のパイ」
季節限定だぞ。
ん!んまい!
早くくってみ!
な、美味いだろ?
頑張って、川崎くんだりまで買いに行った甲斐があるというもんだよね。
でもさ、俺、ちょっと思ったんだ。
ちっちゃい頃、一生懸命、ケーキにロウソク灯 . . . 本文を読む
『小説やドラマなどの物語世界において決まった結末が定められ、物語がその結末へ向けて収束する事』
「予定調和」という言葉をぐぐって見ると、その最初にリストアップされる「はてなダイアリー:予定調和」の項の一部にそう記されている。
その「予定調和」をもって、よしとする「芸」の一つが「落語」だろう。
もちろん、「芸」である以上、筋書き通りに話せれば良しと言うものではない。
「予定調和」にも拘らず . . . 本文を読む
どうもここ数日、午前1時を過ぎると急激に眠くなって、倒れるように寝てしまう。
すこし風邪っぽくて体調が今ひとつの所為もあるのだろうけれど、それでも「ふっ」と眠くなって、時計を見ると決まって「午後1時」なので、まるで何かに取り付かれているような感じさえする。
そう言えば、西日本の山間部にいると言う「ひだる神」という妖怪がちょっとこれに似ている。
その特徴は、こんな感じ。
『ひだる神:
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子供のころ、思い描いていた「21世紀」は、エアカーが飛び、テレビ電話が普及し、月面には基地があり、人間は、火星や木星、果ては外宇宙を目指す、憧れの「未来」であった。
しかして、実際に「21世紀」になり、早、4年と半分を経て見たが、車はまだ、地べたを這いずっており、サービスを開始したテレビ電話は、円滑なコミュニケーションを行うには、幾つもの技術的課題と金銭的課題を抱えている。
国際宇宙ス . . . 本文を読む
これは、「亡国のイージス(講談社文庫 福井 晴敏著)」のレビューである。
意図しては内容に触れないつもりであるが、雰囲気のようなものを取り上げるので、未読の方で他人の判断が入るのがお嫌な方は、以下、御遠慮ください。
この「亡国のイージス」を読んで、まず思うのは、それぞれの登場人物が印象的なことである。
小説やマンガなどで、あるキャラクターを特徴づけ、引き立てることを「キャラを立て . . . 本文を読む
えー、呼ばれましたようで。^^
傘が出れば、この季節、これでしょう。
如何?!
※gooブログに新たに追加された「おえかきツール」を使ってます。
【TB】■記事の方向性によって・・・ という題名 π氏の雑記(PCのジャンキー)
お絵かきリレーPart2 BLUE_SKY_BLOG
お絵かきリレーPart3 でじたるな部屋
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その「駅」には、「トラックバック」と言う名の列車が止まり、「コメント」という乗客が集う。
「駅」の主を知る人は、親しみと尊敬を込めて、主を「駅の人」と呼ぶ。
「駅の人」は考える。
如何にして、この繋がりを広げよう。
如何にして、この絆を深めよう。
そして、如何にして、自らを磨こうか、と。
しかして、決して「駅の人」は、聖人君主と言う訳ではない。
時には、悩み、苦しみ、傷つき、 . . . 本文を読む
「待って!熱っぽいんだろ?」
あたしは、アパートを飛び出してすぐの階段で、追ってきた彼に捕まる。
「離して!」
あたしは、彼の手を振りほどく。
「でも・・・。」
呆然とする彼。
「いい加減にして!
嫌いなら嫌いって、言えばいいのに!
どうして、あたしに優しくするの?」
彼は黙っている。
「わがままばかり言うし、あなたの都合は考えない!
約束は破るし、嘘もつく!
今日だって . . . 本文を読む
遠くで、雷鳴が轟く
黒雲が低くうねる
一面に、雨の気配が広がる
その時
石のエッセンスが目覚める
にわかに地中より湧き上がり
あたり一面に立ち込める
石に封じられし記憶とともに
なんて、下手な抒情詩(!)はさて置き、雨の気配って間違いなく感じる。
それは、もちろん、上の詩に書いたような視覚的な気配もあるが、雨が近づく時、独特の「雨のにおい」って、感じないだろうか?
埃っぽい . . . 本文を読む
「梅雨」は、一日だけ本降りで、気象庁は「中休み」宣言。
ホームのベンチに腰を下ろし、ぼーっと電車を待っていると、気持ちの良い風が吹きぬける。
いい夜である。
こんな夜は、本当は何をするでもなくブラブラと出歩きたい気分になる。
缶ビール片手に河原に出かけてもいいし、飲まずに車で遠出して、海岸でぼけっとするのもよい。
実は、そういうのは好きなのである。
学生の頃は、何をするで . . . 本文を読む
アニメにおいて、メジャーな優柔不断&浮気モノと言えば、うちの「ラムちゃん」の相方、「諸星あたる」が一世を風靡したキャラである。
ちなみに、この着ぐるみ「あたる」くんは、おどおどしていた私とラムのツーショットを撮影してくれた、大変恩義の有る「あたる」なのだが。
で、昨今のアニメでは「浮気モノ」というキャラはの動向は・・・、なんて話を書き始めると、本題には何時までも入れないので、その話はさて . . . 本文を読む
戦隊モノ、特撮モノには、個性的な「指揮官」が何人も登場する。
ウルトラ物であれば、科特隊のムラマツキャップ(故・小林昭二氏)、ウルトラ警備隊 キリシマ キリヤマ隊長(故・中山昭二氏)。
東宝映画においては、「東宝」自衛隊指揮官 故・田崎潤氏。
彼は、別な東宝作品「海底軍艦」轟天号の指揮官でもある。
「指揮官」にとって「沈着冷静」と言うのは、大事な資質の一つであるが、私にとってこの言 . . . 本文を読む