不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

「アベノ橋魔法★商店街」を観る

2004年12月02日 23時57分54秒 | Anime
 「アベノ橋魔法★商店街」
 2002年4月から放送され、DVDもその6月には発売されているこのアニメを、何故いきなり取り上げたかといえば、この子「朝比奈あるみ」ちゃんのモットー
 「人間、なんちゅうても達者が何よりや」
という言葉を痛感する場面が続いた為である。

 そっちの理由の方を膨らますと、暗ぁくなるので、純粋に作品紹介に徹する事にしよう。
 例によって、ちょっちネタばれなので、それが嫌な方は、以下読み飛ばしを。

 この作品の製作元は、「エヴァンゲリオン」で有名な「GAINAX」である。
 ん?「エヴァンゲリオンで有名」というフレーズは、一般世間的では、とっくに「無効」っぽいけど、まあ、いいか。

 「GAINAX」の生い立ちは、1981年に大阪で開催された「日本SF大会 DAICON3」の実行委員が母体となり、ベンチャー的オタク企業「ゼネラル・プロダクツ」を経て現在に至っている。
 その生い立ちどおり、「オタク気質」を活かした作品を数多く排出しているのだが、この作品は、その「なんでもあり」をかなりストレートに行った作品である。

 主人公のあるみちゃんと男の子のサッシは、何の因果か「ドラクエ的世界」やら「スペオペ的(あるいはSFアニメ的)世界」やら「香港カンフー映画的世界」と言った、「男の子の好きそう」な世界を転々とさせられる。
 この「男の子の好きそう」というところが、実はポイントで、キャラにも「巨乳」の「ムネムネ」が出てきたりもして、非常に「男の子向け」マンガの意味合いが強いため、ちょっと女の子は引いてしまう部分も有るのかもしれない。

 しかも、話のベースとして、「陰陽道」の話を絡めてはあるのだが、どうも前半の自由奔放に描かれた各世界のインパクトが強過ぎて、後半になってだんだん解説部分が増えてくると、話のトーンが落ちてしまい、私的にはだんだん物足りなくなって行った。
 
 以前、「ミステリー」の難しさを書いたときと同じで、どうしても「謎」の解説は一つ間違えると、勢いを殺ぎ離しのテンポを変えてしまう。
 まあ、今、自分たちの書いている「玉猫戦隊」にも、同じような側面がある訳で、将に「言うは易し」なのだが、やっぱり専門職として取り組んでいる方たちには、謎もすっきり解けて、それでいて「ああ、面白かった!」と全てを見終わって思えるような、そんな作品を期待してしまうのである。

 と言う意味で、この作品の私の評価は★★★☆☆。
 だけど、「GAINAX」的には気に入っているようで、ラジオドラマ版も進んでいるのである。
 聞いた方、是非、感想を教えてください。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
http://blog.goo.ne.jp/khazad/ (Lefty)
2004-12-03 00:50:25
同名の漫画は何話か読んでました。

結構すきだったんですが、あの作者なので、

例によっていつのまにか見なくなってました。

完結したんだろうか…してないんだろうな…。
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それって (ぷよぱぱ)
2004-12-03 13:34:34
★Leftyさん

 「鶴田 謙二」版(?)のことですよね?

 私も、あっちがまだでるのかと思ったら、それっきりで。

 私も鶴田 謙二、好きです。

 「エヴァ」見たいに、時間かけても続きを出して欲しかったんですけどねぇ。

 「GAINAX」の戦略は良くわからん・・・。

 
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