二枚看板？！

　新創刊コミック　「ヤングガンガン」（毎月第１・第３金曜）である。
　しかも、新連載で「ドラゴンクエスト　ロトの紋章」と「ファイナル・ファンタジー　XI」の２枚看板が始まるのである。

　ゲームとマンガの差異はあれ、長年両方のファンだった身にとっては、やっぱり読んでみたいでしょう。
　買いましたよ。
　朝、コンビニで。以下、私の主観です。ネタバレありなので、注意願います。

---

　ううむ、ぶっちゃけ「見るべきマンガ」が載っていない。
　二枚看板は、確かに「先を予感させる」部分は有るが、ちょっと「ゲーム」や「コミックガンガン」の世界で「慣れた人」を対象にしていて、新らしく手に取ったものには敷居が高い様な感じを受ける。

　本来、こういう「ヤング版」を創刊する狙いは、もちろん「旧少年版」を読んでいる「大人」のニーズにより応えられる雑誌にしよう、という所もあるだろうが、基本的には「購買層の拡大」がある訳で、だとすれば、ターゲットとしている「新読者層」を増やしていかないとダメだと思うのだ。

　そのためには、「とりあえず、次、買わなくちゃ」と思う話が無いといけない。
　それが「二枚看板」だけだとすれば、それはちょっと「思い上がり」も甚だしいとおもうし、その「二枚看板」ですら、「新規」に読む人のためには、ちょっと「悠長」な始まり方をしている気がする。

　まあ、あくまで個人的に「創刊号」を読んだ感じなので、どこかで体制が立て直されるのかも知れないし、この後化ける作品もあるかもしれないが、少なくとも私は、次は買わない。