
つう記事を書こうと、こそこそと準備していたら、なんだかもう、各所でいろいろ言われてるなぁ。
まあ、折角ネタ用意したので、書きます。
DAICONとは、毎年、各地を持ち回りで開催されている日本SF大会が大阪で開催されるときの通称である。
DAICON オープニングアニメとは、1981年のDAICON IIIおよび1983年のDAICON IVの開会式にて上映された8mm作品であり、その作成には、「プリンセスメーカー」の赤井孝美、「エヴァンゲリオン」「サトエリのキューティ・ハニー」の庵野秀明ら、蒼々たるメンバーが参画し、後の「ゼネラルプロダクツ」さらに「ガイナックス」へと連なる切っ掛けとなった作品である。
更に、この時のDAICONの主催者グループには、オタキング 岡田斗司夫氏、ガイナックス取締役 武田康廣氏が名を連ねており、その意味で「電車男」のオープニングアニメを「DAICON III、IV」のオープニングアニメへのオマージュにすると言うのは、正しい選択かもしれない。
実際、作成はガイナックスに打診があったという噂があるし、私自身、ああ、ガイナックスだーと思った位である。
ここでは、一応手元に有るビデオからキャプチャして、すこし比較してみる。
コメントは、いつもながら勝手な私の考えである。
素材が劣化しているので、見苦しいのはカンベンしてください。
一応、ガイナックスにもうちょっと綺麗な画像もあるので、それも併せて見てもらうと良いと思う。
1.主人公
![]() | 左が、電車男のOPAの主人公、月面兎兵器の「ミーナ」。 右は、DAICON IVの主人公。 「バニーガール」の格好から「兎」繋がりを想像するのは容易。 | ![]() |
2.登場
![]() | 「ミーナ」が空を飛ぶ「電車」に乗って秋葉原の街を駆け抜ける。 一方、DAICON IVの主人公は、ソードに乗って飛び回る。 やや、強引であるが「意識して」作られた可能性が高いと考える。 なお、「999」へのオマージュも盛り込まれていると見るのは、考え過ぎか? | ![]() |
3.兵器
![]() | 電車が開き、多連装ロケット弾(実はにんじん)が射出されるシーン。 これには、ちょっとひねりがあってDAICON IIIの方に、少女のランドセルからロケット弾が射出されるシーンがある。 作成者側が、かなり意識している証拠ではないか? | ![]() |
4.終盤
![]() | 最後、電車が通過した後に、緑の大地がよみがえるシーン。 これは、明らかに「リメイク」と呼んでも差し支えないほどに似ている。 | ![]() |
5.結論
以上の比較により、「電車男OPA」と「DAICON OPA」には、明らかな類似点があり、前者が後者を意識して作成されたことは、明白であると思われる。
で、まあ、それはいいんだけど。
元々の「オタク」って、「自分たち」が「好きだ。面白い。」と思ったことをとことん、突き詰める人たちだった気がする。
単に作品にのめり込むだけでなく、「無ければ作っちゃえ!」という所まで行ってしまったのが、「初期オタク」の様な気がするのだ。
上のDAICONアニメだって、自分たちでやったってココまで出来るんだぞ!という、当時スポンサー主流のアニメ業界に対する反骨精神込みの作品だったわけである。
それに比較してしまえば、現在の「オタク」の多くは、「オタク産業」の単なる消費者に過ぎない気がするのだ。
フィギュアを買いあさり、棚に並べているだけでは、それは「オタク」ですらなく、単なる「コレクター」「マニア」に過ぎない気がするのだが。
さて、どう思いますか?

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それはさておき、今様のオタクさんたちに、何かしら違和感を覚えておりましたが、その正体が創造力の欠如であることに、こちらのコメントを拝見して気がつきましたw
そうなんですよねえ、ガレキ、同人誌、コスプレ衣装、そういったものって昔はオタク自身が作っていたんですよね。
モチロン、今もやってる方もいらっしゃるのでしょうが、多くは消費する専門みたいな?
大きな紙袋やら、旅行カバン乗っけて転がす、アレ何つーんでしょ?キャリーとでもいうんですか?アレに買いあさった同人誌乗っけたりしてる人たち。
まるで、多く買うことがステータスシンボルであるかのようw
まさに、オタクというよりは、マニア、コレクターといった方がふさわしいと思いますねw
オタクって、もっとこだわりがある人種かと思っていたのですが、何だかもう手当たり次第って感じw
オタクが創造性に富んでなきゃいけないってわけじゃありませんが、現状を見るとメーカーに踊らされてるように見えてしょうがないです。
いいとか、悪いとかの問題じゃないのかもしれませんが、自分の理想を他人に委ねて、アレコレ注文つけるばかりじゃ、いつまでたっても満足できる作品には出会えないと思います。
無い物は作り出せ。至言ですねw
ご無沙汰です。
この辺、書き出すといっぱいあるのですが、お知り合いの「尾山ノルマ」嬢が、今年の7月に念願の「マッドサイエンティスト・カフェ」を開催した折、某所で書き込んだ一言を持って、お返事といたします。
「妄想を全力で実現に努力してみました。
欲しいものは自分で作るよ。」
大事なのは、この「心意気」ですよね。
転載を快く許可して頂きました「のるま」嬢にも感謝。
http://norma.cocolog-nifty.com/