有田郡有田川町(旧金屋町)にある鳥屋城(石垣城とも言われています)跡付近の山採りの青軸・青根、白縞種から生まれた覆輪です。
何れ枯死するだろう小子2本とこの後も覆輪として育ってくれそうな小子1本の4本立ち。
2023年5月7日撮影
大きさや色味比較に富貴殿と九州産縞(仮名「白薩摩」)から変化した覆輪と並べ撮り。葉幅もあり、我ながら一級と自負する富貴殿とこれも九州産縞から変化した葉幅引く白覆輪種に比しても見劣りすることなく、和歌山産にしてよくぞこれだけのものに変化してくれたものです。
下記のいずれかが親株なんですが、ハッキリいって忘れてしまいました。本種は元々そんなに葉幅の広い部類ではないように思って
いたのでよくぞここまで幅のある葉が出揃う、親株を上回るような覆輪に変わったものです。益々今後の作が楽しみに。
本種は縞一本のちいさな1芽からスタート。数本の株立ちにまで育ったものの作落ちから一時期無地の1本を残すのみという窮地にたたされたものです。しかし捨て作りせずに作を続けたところ幸いにも縞が戻り、増殖に努めてきた結果、下記画像の鉢数にまで回復。時間はかかりましたが、縞柄については最上とはいかったもののそこそこの柄を含め十分な本数に。あとは一応の一品ものにあたる覆輪を如何に増やすかにかかっています(これまでも泣くに泣けない作落ちを繰り返しているので何とか今付いている少子を育て増殖しなければ)。
下2枚の画像は今春の割子です。
縞柄なので覆輪に比して青勝ちの葉でありながら、大きさもそうですが葉幅においても今はぜんぜん覆輪株に及びませんね。
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