風蘭よれよれ栽培日記

風蘭・富貴蘭の成長記録

祥 風

2014-05-25 18:28:18 | 縞 物

 某オークションに祥風が出品されていたので、思い出したように今日写真を撮っていしまいました。本種が
世に紹介され、九州四羽ガラスとして名を馳せたのは周知のところかと思います。幸いにも先輩の手元で
それらの品種が愛倍されていたのでその内の祥風と祥雲を株分けしてもらい今に至っています。蒼雲も棚入れ
しようかと一時迷ったのですが自分的にはちょっと地味な芸かなと思いとどまったのを思い出します。蒼風も
柄抜けの数本立ちがありますが、まず柄が戻ることはないのかと。しかし、一世を風靡した品種という割には
あまり紹介されることも無いのが不思議で、その内でも蒼風なんかは富貴蘭辞典の未登録品種のところに
紹介されていること以外では全く見聞きしたことがありません(ま、有田の片田舎に閉じこもっていては至極
当たりまえかも)。蒼風、祥風の両縞柄品種は良柄が出にくいといわれています。しかし、世に出てからの
年数をおもうとそこそこに増殖はされているんでしょうがいったいどこに収まってしまったんでしょうか。豆葉の
縞や奄美系が主流の現在ですから、蒼風の一本や二本、某オークションに出品されてもおかしくはないと思う
んですがね。

平成26年5月25日撮影





 
 蒼風は青軸・青根、本種は薄いですが軸元を少しの泥が染めます。根は青根と言えるでしょう。


 種木としては申し分のない・・・・・・・


 ・・・・・・・地味最上柄なんですが、子は今のところ上柄にも程遠い感じ。
 この写真の木の親(まずまずの上柄でした)はすでに手放しています。その親からはもう一鉢ある超地味柄のものを含め、これまで
に7~8本の子をとりましたが、この写真の一本が唯一の最上柄。あとは無地か無地に近いような地味柄しかとれていないというのが
現実で、結果惨敗でした。それくらい気難しい品種かと印象づいています


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