紀南産の風蘭で、那智霞と仮名されている後暗み種です。
3,4年前になるか、先輩宅にお邪魔した際に目にとまり譲ってもらった品で、当時は紺性がもう少し薄く立ちの柄がもっとハッキリとしていたように記憶しています。また、葉幅はあったもののコンパクトにしっかりと纏まった株立ちでした。しかし今はご覧のとおりです。
2023年5月5日撮影
いつもですが翠宝との大きさ比較。上2枚の葉に至っては翠宝以上に
肥料は液肥を使っていますが特に品種ごとに使い分けることなく、また回数もわけへだてなく施肥しています。これは決していいとは思いませんが何分面倒くさがり屋なもんで。 で、時期は根の伸び始め確認後から真夏の一時根が止まる前くらいまでと秋口の一ヶ月くらいかな。率直にいって根が動いている間ですね。サイクルは1週間に一回(大体は仕事が休みの土・日)です。それ以外は特に活力剤をやるでもなく(但し、木酢液又は竹酢液を使ってはいますが)、とにかく液比だけの作ですが良くも悪くも育ってくれています。なお、活力剤を一切使わないのは今手元で作っている風蘭たちは割と強い品種ばかりが残り、デリケートとも思われる貴重な品種はすでに枯らしてしまい、全滅って訳です。
<考察>
以前、柄が派手に向かうのを止めるために施肥でコントロールすると聞いたことがあります。自分的には施肥で柄行きがコントロールできるとは全く思っていませんがただ、成長を促進するのは間違いないだろうし葉艶よく、葉の濃淡も緑濃くなり、結果光合成が活発化、で、下手をすると葉が徒長してしまう。と、いうことにつながってしまう 実際日当たりの悪い位置においてある風蘭の一部は徒長気味。日当たり良く、風がよく当たる位置(水苔の乾燥も早い)の風蘭たちは葉を伸ばしてもしっかりと形よく纏まっています。
※まとめ・・・日照や風通し(風蘭は読んで字のごとく風の蘭)など栽培環境に見合う施肥を心がける。これかな
【今更ながら枯らしたことを泣くに泣けない風蘭たち】
縞虎種の仮名「霧島」です。
これは虎柄中心の「霧島」
問い合わせに気づいたのがブログ再会の今年4月でした。綾の白神授です。去年、増え芽について訊ねて
くれていたのに気づかず何ら返事もお返しせず今になってしまい、本当に済みませんでした。ただ、残念
ながら、すでに過去のものとなっています。
本種は富貴蘭専門店さんで非売品となっていた品種です。棚入れ時は縞柄でしたが途中から覆輪に。その後も
出る子すべてが覆輪であがってくるという一品でした。
白、黄緑、オリーブと多様な色を織りなす縞柄で、しかもルビー根を伸ばすなんとも味わい深い綾水仙
です。何が原因かは・・・?? 根も申し分無かったのに葉先から茶色く変色し始め、途中はさみを入れ
てもその変色とまらず結果枯死に至ってしまいました。何れも本当に好きな品種で夢にまでとはいいませ
んが本当に残念でなりません。
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