ゆうき野菜は難しい

ガーデニングから本格農業・家庭菜園など安全な栽培方法について、営農指導員が質問・疑問にお答えするブログ

マルチ剥ぎ取り不要の生分解性マルチ

2018-10-05 16:31:14 | 園芸・農業資材 新商品情報

  

雑草対策・地温調整・土中の水分保持などの目的で使用される「マルチ資材」

黒マルチ、グリーンマルチ、透明マルチ、白黒マルチなど、作物や用途によって選択しますが、

今回紹介するのは収穫後に土にすき込むことで土中で分解してしまう生分解性マルチフィルムです。

 

●生分解性マルチフィルム「カエルーチ」

http://shop.ideshokai.com/navi/shop_maruchi.html#seibunkai

 

生分解性マルチは、土中の微生物によって水と炭酸ガスに分解されてしまうということ。

収穫後には、ロータリーなどでそのまますき込んでしまうと消えてなくなってしまいます。

 

こんな感じになります

↓↓↓↓↓↓↓↓

 

生分解性マルチ カエルーチ

 

そのため、通常は収穫後に行わなければならないマルチの剥ぎ取り作業が必要ありません!

剥ぎ取り作業って、地味な作業なんですけど重労働なんですよねぇ(;^ω^)

 

で、当然ですが、使用済みのマルチフィルムの廃棄処理も必要ありません!

なので廃プラの処理費用が不要となります!!

 

土中の微生物によって分解されるので、どうしても土壌条件や天候、地温などにより分解スピードは変わってくるのですが、

すき込みが難しい場合などは上から土をかけておくと早く分解してくれたりします。

 

使用後のマルチフィルム回収に手間がかかるトウモロコシやキャベツ、ブロッコリー、レタス、白菜、カボチャ、大根、タマネギ、イモ類などの栽培に特にお奨めです。

 

ただ、生分解性マルチの場合、ちょっと気になるのがその強度。

特に機械で展張する場合、通常のマルチに比べると強度が心配になるところなのですが、

このカエルーチは機械展張も可能な強度があるため安心です。

どうしても低温時にはマルチが硬化しやすくなってしまいますが、

その時は押さえ部分を緩めにしていただけるとよいかと思います。

 

カエルーチのラインナップは巾サイズで3種類。

巾95センチ x 200m

巾135センチ x 200m

巾150センチ x 200m

現在のところは、すべて穴なしの無孔タイプ、センターライン付きとなっております。

 

最後に注意点として、どうしても生分解性マルチは通常のマルチと比較して劣化が早いため、

保管の際は高温多湿、雨、直射日光を避けてください。

できれば買いだめをせずに、必要なタイミングでご注文いただくのが間違いないかと思います。

 



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