ケイ酸というとイネに使用するイメージが強いですが、
最近は水稲以外にも様々な作物でケイ酸の使用が注目されています。
ケイ酸含有の資材としては、ゼオライト等の鉱物資材やケイカルなどが有名ですが
今回紹介する「恵水」は液体タイプのケイ酸資材となります。
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ゼオライトなどの粉末・粒状タイプの資材は、
土壌改良資材として土中に投入することで土壌を改良し、同時にケイ酸を補給します。
鉱物ですのでゆっくり長くケイ酸補給が行われるという利点はあるのですが、
すばやく植物に吸収させたい場合などには使いづらい資材となってしまいます。
液体タイプの場合、植物への吸収が早く、散布後すぐにケイ酸を効かせることができます。
特に「恵水」は通常のケイ酸資材と異なり、
ケイ酸に結合されているアルミナやカルシウム、鉄などを切り離したケイ酸単体の
活性ケイ酸(シリカゾル)を使用しているため、
特に葉面散布で使用すると葉面から吸収するため、
さらに吸収速度が速くなります。
地元では特に「接ぎ木きゅうり(ブルームレス)」でご利用ただくことが多いのですが、
ブルームレスの場合、ケイ酸吸収の少ない台木用カボチャに接ぎ木して栽培するので、
根からのケイ酸吸収が見込めないため、葉面散布することでケイ酸を葉面から供給します。
また、イチゴ農家さんにも好評の商品で、こちらも定期的な葉面散布がおすすめです。
ケイ酸を供給することで、植物の葉や茎が固くなり、毛先がとがるため、
病原菌の繁殖や害虫の侵入などの抑制が期待できます。
さまざまな作物でご利用いただけるケイ酸資材ですが、
特にイネ科の作物にはおすすめとなりますので、ぜひお試しください。
(ラインナップ)