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今日は農業とはちょっと離れてしまうのですが、テレビでちょっと考えさせられたことがあったので、それについて書いてみます。
「世界一受けたい授業」という番組で、環境アナリストの筑紫みずえさんが"世界を変える100円の使い方"について話しておられました。
その中で、タイの東北部の地区では100円で7人分の給食費が払えるという話題を取り上げており、貧困地区では生徒の3分の2が給食費が払えないといった現状を説明していました。
タイに観光で訪れたことのある方々は、そのほとんどがバンコク・チェンマイといった観光地を訪れているため、実際にそれほど貧困しているとは考えにくいかもしれません。
以前、ブログの中で書いたことがありましたが、私は5年ほどタイで農業指導の仕事をしていた関係から、特に東北地方の農村にはよく出入りしており、この厳しい現状を目の当たりにしてきています。
はっきりいえば、タイの田舎では給食費を払えないなどというのは当たり前のことで、実際には子供を養うことが出来ずに、子供をお寺などに預けて口減らしをしてしまうことも多々あります。
タイは信仰心の厚い国ですので、お寺でも快く子供を預かってくれるのですが、貧困地区ではそのお寺に集まるお布施も少なく、子供達全員の食事代もまかなえないケースも少なくないようです。
こういった地区では、幹線道路などで子供達が旗を振りながらバンコクナンバー(首都ナンバー)の車を止めてタンブン(お布施)をお願いすることもあるようで、わたしも何度も車を止められたことがあります。
私は田舎に行くとその地区のお寺にいって、お坊さんの説教を聞くことが多かったのですが、貧困地区のお寺には必ずたくさんの小僧がいたことをおぼえています。
もちろん、そういった地区の人たちから見れば私はかなり裕福なレベルにいましたので、タイの習慣に従ってお布施はしていました。
でも、子供達にとっては、私が持っていった安いお菓子を食べながらバンコクや日本の話を聞いている時が一番楽しいようでした。
彼らにとっては、日本やバンコクはお金を稼げる夢のような場所だったんだと思います。
こんな現状について、自分が今何が出来るかといわれると答えにつまりますが、実際に日本ではこういった現状を知ることも難しいと思い書き込んでみました。
ちょっとこのブログのテーマからは離れてしまいましたね。
でも、「100円で何が出来るか?」私達も本気で考える必要があるかもしれません。
「世界一受けたい授業」という番組で、環境アナリストの筑紫みずえさんが"世界を変える100円の使い方"について話しておられました。
その中で、タイの東北部の地区では100円で7人分の給食費が払えるという話題を取り上げており、貧困地区では生徒の3分の2が給食費が払えないといった現状を説明していました。
タイに観光で訪れたことのある方々は、そのほとんどがバンコク・チェンマイといった観光地を訪れているため、実際にそれほど貧困しているとは考えにくいかもしれません。
以前、ブログの中で書いたことがありましたが、私は5年ほどタイで農業指導の仕事をしていた関係から、特に東北地方の農村にはよく出入りしており、この厳しい現状を目の当たりにしてきています。
はっきりいえば、タイの田舎では給食費を払えないなどというのは当たり前のことで、実際には子供を養うことが出来ずに、子供をお寺などに預けて口減らしをしてしまうことも多々あります。
タイは信仰心の厚い国ですので、お寺でも快く子供を預かってくれるのですが、貧困地区ではそのお寺に集まるお布施も少なく、子供達全員の食事代もまかなえないケースも少なくないようです。
こういった地区では、幹線道路などで子供達が旗を振りながらバンコクナンバー(首都ナンバー)の車を止めてタンブン(お布施)をお願いすることもあるようで、わたしも何度も車を止められたことがあります。
私は田舎に行くとその地区のお寺にいって、お坊さんの説教を聞くことが多かったのですが、貧困地区のお寺には必ずたくさんの小僧がいたことをおぼえています。
もちろん、そういった地区の人たちから見れば私はかなり裕福なレベルにいましたので、タイの習慣に従ってお布施はしていました。
でも、子供達にとっては、私が持っていった安いお菓子を食べながらバンコクや日本の話を聞いている時が一番楽しいようでした。
彼らにとっては、日本やバンコクはお金を稼げる夢のような場所だったんだと思います。
こんな現状について、自分が今何が出来るかといわれると答えにつまりますが、実際に日本ではこういった現状を知ることも難しいと思い書き込んでみました。
ちょっとこのブログのテーマからは離れてしまいましたね。
でも、「100円で何が出来るか?」私達も本気で考える必要があるかもしれません。
ジャン・ジグレール著の『世界の半分が飢えるのはなぜ』を読みました。テレビではお涙頂戴だけの表面的な番組だけ(それも大事ですか)深く考える必要があるけど、やっぱり思考が進まずよくわからなくなります。
本当に難しい問題ですよね。
言葉で「平等」と言うのは簡単なんですけど、現実問題本当に平等にしてあげるというのはまず無理な話だと思います。
私も、いつも何かを上げるかどうか悩みます。でもそれが毎日毎日続くと悩むことすらバカらしくなってきます。
結局答えはいつも出ませんね。
確かに考えてもどうしようもない事といえる事ですもの。
でも考えるのをやめる勇気も無関心ももてそうにないので、ゆっくーり考えていきます。コメントのコメントありがとうございました。