ゆうき野菜は難しい

ガーデニングから本格農業・家庭菜園など安全な栽培方法について、営農指導員が質問・疑問にお答えするブログ

野菜を作ってる農家の奥さんと、野菜を買ってくる奥さんの料理の違いは?

2010-01-28 08:45:06 | ひとり言…(日記)

毎日恒例の、農家さんとのコーヒーブレイクの時、野菜のパッケージについての話がでました。


簡単に言うと、

「量を多くするべきか、少なくするべきか」

という話だったんですが、

その中で、農家さんと一般消費者の「野菜への購入動機」の違いの話になりまして…


最近の傾向として(これはあくまで農家さんと私の個人的な感想ですが)、

スーパーなどでは、たくさん入ったお徳用よりも、使いきれるサイズの少量パックの野菜の方が売れやすいような気がします。


農家さんの感覚だと、

「いっぱい入ってる方が、お徳でしょ!!」

ということになるんですが、

消費者の立場からいえば、

「余ったらもったいない。必要な量を必要な時に買えばいい!!」

ということになるんですね 


結果として、少量パックの方が売れ行きが良くなってくる…


ま、もちろん、顧客層や店の雰囲気なんかにもよって変わるんで、一概にはいえませんが、あながち間違っていないような気がします。



最近の料理…というか、料理本なんかに載っているような料理全般ですが、

いろいろな材料を使ってひとつの料理を作るというのがほとんどです。


例えば、肉じゃがなんかだと、2-3人分で使う野菜は、じゃがいもが2~3個、タマネギ1個に人参が1本…なんて感じですね。


まあ、当たり前といえば当たり前ですが、、、これが、昔の農家さんの感覚だと変わってきたりします。

「今日は肉じゃがが食べたいから、じゃがいもとタマネギと人参を買ってこよう」

というのが、普通の考え方。


農家さんの奥さんの場合は、

「ジャガイモがいっぱいある。とりあえず、ジャガイモをたくさん使う料理を考えよう!」

といった感じです

言い方は悪いかもしれませんが、いっぱいある野菜をいかに無駄なく消費するかの観点に基づいて料理を考えていることが多いんです。


なんで、農家さんにしてみれば、「いっぱい入ったお徳用の方が売れると思う」というふうに考えてしまうのは、ごく当然なことなのかもしれませんね。

特に、ある程度ご高齢の農家さんにこの傾向は顕著なような気がします。


でも、実際には、小さいパッケージの方が売れたりする。

ここに気がついた農家さんは、直売所などでも売上を伸ばす傾向が強いみたいです。



なーんて話を、今朝も1時間ほどしてました 


うーん、なんか、久しぶりの長文になってしまいましたね。


ま、農家さんとのたわいもないお茶のみ話ということで

これが絶対正しいというわけではありませんので…あくまで、そんな気がするだけです。



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