ゆうき野菜は難しい

ガーデニングから本格農業・家庭菜園など安全な栽培方法について、営農指導員が質問・疑問にお答えするブログ

ニーム顆粒が効果を発揮!

2005-05-06 14:20:20 | ニームで安全な害虫対策
今日、岩手県でニーム顆粒を利用している農家の方とお話をさせていただきました。
今年から葉物の栽培に利用しているそうですが、今のところ、農薬は一切使ってないそうです。
(ちなみに、去年までは農薬漬けの畑だったそうですが…)
ネキリムシ・ヨトウムシ・センチュウなどの害もなく、順調に出荷されているということでした。

こういうお話を聞くと、やはりニームをおすすめしてよかったとつくづく感じます。

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土の中の見えない病原菌

2005-05-06 14:14:13 | TB21で安全な病気対策
家庭菜園のシーズンに入って、私のお店(農業資材店)でもいろいろな苗が並び始めました。
福島県ですと、実際の植え付けにはちょっと早いのですが、やはり皆さん気が早いのか、続々とトマトやナスの苗を買いにいらっしゃいます。

たいていのお客さんは、自分で食べる分の畑を持っていて、そこへ植えつけているのですが、最近増えているのは、肥料袋に培養土を入れてそこに植えつけるやり方です。

肥料袋は20kg入りの大きめなものを使い、培養土はお店から購入します。

この方法を実践している人のほとんどは、実は専業の農家さんなのです。
もちろん、自分の家で食べる分だけを作っていないので、それほど大量には作りませんが、わざわざ畑があるのになぜこんな面倒くさい方法をとっているのでしょうか?

実は、この肥料袋を利用した栽培方法には大きな利点があります。
それは、病気にかかりにくいということです。

畑の中には、見えない病原菌がたくさんいます。
これを消毒して無菌状態にしてから栽培するのが一般的ですが、消毒してしまうと有効菌(病原菌を退治してくれる菌)も死滅してしまいます。
結果として、新しい病原菌が他から入ってきた場合には、その畑は病原菌の巣になってしまうのです。

肥料袋を利用した栽培方法ですと、作付けごとに土を入れ替えることが可能なため、病気にかかりにくくなります。
うちの店のお客さんは、さらに『TB21エース』を培養土に混ぜて、他から病原菌がきても対抗できるようにしているようです。


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