最近つくづく思うんですけど、農家ってむちゃくちゃ大変な仕事です。
朝は早ければ4時ぐらいから仕事をはじめて、忙しい時は夜鍋して、、、まあ、本当に大変な仕事です。もちろん会社に勤めてる訳ではないですから、働かなければ給料は出ないし、たとえ働いても相場によって儲かる時も儲からない時もある。本当に運任せみたいなところが結構強いんですよね。
野菜の値段が安いときなど、箱代や運賃をひいたら赤字なんてこともあるみたいです。中には出荷しないでそのまま畑で腐らせちゃった農家もいます。
「だったらどうして農家をやめないの?」なんて質問が出そうですが、実際やめていく農家も多いんです。最近では兼業農家が増えてしまっているため、どうしても会社の方にウエイトをおいてしまう傾向があるみたいです。
例えば、稲刈りをしなきゃいけないけど日曜日しか休みがないとか、、、、たしかに会社としても稲刈りのために休みを出す訳にはいきませんからね。
農家をやめないもうひとつの理由としては、「土地があるから」
変な理由だと思うでしょう?
でも、土地があるからっていって何もしないでおくわけにもいかないし、どうしようもないから農家でもするかって感じなんです。
農家ではない私がこんな事を言っていいのかどうかは分かりませんけど、やっぱり農家っていうのは嫌々ながらやるもんじゃないんじゃないかなぁ??
人間の口に入る物を作るってことは、それだけ安全性に責任を持たなくちゃいけないはずだし、嫌々やってできることではないと思うんすけど・・・
やっぱり、「俺は安全で美味しいものを作ってるんだ」って自負できるような人だけを農家って呼べるような気がします。
もちろん、それだけのものを作ったんだから、農家は儲けないといけないと思いますね。
私の仕事は、「安全で美味しいもの」を作った農家に、どれだけ儲けさせてあげるかじゃないかと思っています。良いものを作るための指導をして、なおかつ出来てきたものをなるべくよい条件で販売してあげることが私のの仕事です。
とはいっても、自分も食べていかなくてはいけないんで、でっぷりと肥えた腹がへこまない程度にはお給料ください(笑)
<<質問について>>
家庭菜園・ガーデニング・農業についての質問や疑問などがありましたら、ご自分のブログからトラックバックを送っていただければ分かる範囲で回答します。もしくは記事にコメントで残していただいてもOKです。一応営農指導をしてますんで、大概のことはお答えできると思います。