シェーンベルクの初期の作品で、「浄められた夜」と訳されることも。
久しぶりにN響の番組で聴きました。
最初にこの曲を聴いたのは高校の2年生くらいの時でした。
当時音楽の先生が、お持ちのお勧め作品でした。
たしか・・・サー・コリン・デービスだったような・・・・
それはそれは、ぴったりと合ったアンサンブルで、美しい音色でした。
いまでも私の大のお気に入り。
でも今日のN響の演奏もまたよかったと思います。
先日は初めてフランスの室内楽を聴いてきましたが、
そのショーソンの作品も、シェーンベルクのこの「浄夜」に似た響きの部分がありました。
同時代性なのかな?
と思って聴いていましたが、
先ほど改めて「浄夜」を聴いて、
ドイツ音楽の懐の深さを改めて感じました。
ドイツの音楽は、ブラームスをはじめどの作品もかなり複雑
kompliziertにできています。だからその分、様々な解釈や演奏バランスが選べるのです。
繊細なメロディ部分を際立たせることも、重厚な複雑さを目立たせることも。
N響の演奏でよかったと思ったのは、ちょっと雑味のある音が多数使われていたこと。
なぜかといえば、この曲はそんな簡単に割り切れる話ではない物語が伏線として存在しているからです。
人間の心はそんなに簡単じゃない。
それがよく表現されていてよかったと
こういう時本当に「音楽っていいなあ~」
と思うのです。
歌曲のように言葉がないからこそできる技ですね
久しぶりにN響の番組で聴きました。
最初にこの曲を聴いたのは高校の2年生くらいの時でした。
当時音楽の先生が、お持ちのお勧め作品でした。
たしか・・・サー・コリン・デービスだったような・・・・
それはそれは、ぴったりと合ったアンサンブルで、美しい音色でした。
いまでも私の大のお気に入り。
でも今日のN響の演奏もまたよかったと思います。
先日は初めてフランスの室内楽を聴いてきましたが、
そのショーソンの作品も、シェーンベルクのこの「浄夜」に似た響きの部分がありました。
同時代性なのかな?
と思って聴いていましたが、
先ほど改めて「浄夜」を聴いて、
ドイツ音楽の懐の深さを改めて感じました。
ドイツの音楽は、ブラームスをはじめどの作品もかなり複雑
kompliziertにできています。だからその分、様々な解釈や演奏バランスが選べるのです。
繊細なメロディ部分を際立たせることも、重厚な複雑さを目立たせることも。
N響の演奏でよかったと思ったのは、ちょっと雑味のある音が多数使われていたこと。
なぜかといえば、この曲はそんな簡単に割り切れる話ではない物語が伏線として存在しているからです。
人間の心はそんなに簡単じゃない。
それがよく表現されていてよかったと
こういう時本当に「音楽っていいなあ~」
と思うのです。
歌曲のように言葉がないからこそできる技ですね