今日はニュースで話題のあの件から、
色を考えます。
最近の某アイドルグループの謝罪映像について・・・
「とあるメンバーのネクタイが白、他は黒だった。」
「黒いネクタイをしていた人が悪い人?」
こんな内容の投稿をインターネットで数多く読みました。
実際噂の画像を見ると、それぞれ別のネクタイを身に着け、
そのネクタイには模様がありました。
「これは白!」
「これは黒!」
とはっきり言えるような色味ではないように感じましたが・・・
映像の真偽や噂などは切り離してこのブログでは色のお話をします!
ここでは・・・
なぜでしょう?
「正しいのは白を着用していた人」
「正しくないのは黒を着用していた人」
ネクタイの色ではっきり善と悪をつけられた印象になってしまったのでしょうか?
この理由について考えます。
それは、
人は色について共通認識をもっているからなんです。
色にはその認識からくる単語があります。
例えば、「赤」と聞いてどんなことを連想しますか?
情熱、炎、血などという言葉が出てくるはずです。
(寒い、氷、甘い、雪は想像しないでしょう)
これは人が昔から培われてきたもの、共通認識。
色にはすべて意味があり、私たちは無意識にそれぞれの色の意味をつかんでいます。
この考え方で白と黒を考えてみましょう!
「白黒つける」という言葉があるように、
物事をはっきりさせる、正反対の意味を私たちは感じ取っています。
白の共通認識は・・・
清潔、正義、無垢、神聖、クリーン・・・等
ウエディングドレス、白衣、包帯やガーゼなどを思い出しますね。
黒の共通認識・・・
闇、抑圧、秘密、悪・・・等
夜や暗い洞窟、悪魔などを想像します。
以上のような共通認識があるため、
「白を着用していた人が正しい」
「間違えたことをしたから黒を着せられたに違いない!!」
という感想が生まれたといえます。
真実はわかりませんが、
色によってこのように印象づけられ、
また、色で印象をコントロールすることができるのです。
色にはこういった力があります。