英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

7人のアナーキスト

2009-02-24 | イギリス

G・K・チェスタトン
「木曜日だった男  一つの悪夢」

まさに悪夢のような、白昼夢のような物語。
終末なのか、はたまた創世なのか。
スコットランドヤードの密偵として、危険極まりない無政府主義者の会合に飛び込んだサイム氏は、首尾よく木曜日となり、レスタースクエアに隣接するホテルのテラスで圧倒的な存在である「日曜日」と対峙する。
誰が味方で誰が敵・・・・。日曜日って何者なの?
どんなに走っても必ず追いてくるよぼよぼ爺さん。
平原の彼方からひたひたと迫る邪悪な集団。
動物園から飛び出し、ロンドン市街を爆走する「象さん」。
頭が痛くなる・・・でも面白いお話です。
子供は手に取らない方が賢明かも。
悪夢を楽しむ大人の読書・・・です。






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