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緑の指(仮) 都市伝説。 ほんとーにもうじぶんがいやになったよ。

2015-09-04 15:38:02 | 日記


不動産には、いわゆるいわくつき物件というものがある。

前の住人が自殺していたり、

殺人事件が起きたなどの事故物件と呼ばれるものであるが、

我々、不動産屋さんには、事故物件は、

入居する前に入居者へちゃんと告知しないといけない義務がある。

(但し、自然死は告知義務がない)

そして、不動産物件にも、都市伝説なるものもある。

不動産屋でさえ、震え上がった話。

聞いたところによると、アパートの階段は、多くの場合14段。

しかし、珍しい事に、

「階段が13段」のアパートがあり、そのアパートの201号室はヤバイ…と云うのだ。

階段を昇った先の角部屋。201号室。

この街にも、その物件は存在していた。

いわくつきの物件であるから、もちろん、家賃は破格的に安い。

事情を説明しても、安いことをいいことに、数人が借りて住んでいたが…

僕は、悪寒を感じながら、その物件の資料を手に取った。

何年振りだろう。こんな日が、こなければいいと、願っていたのに。

僕の目の前には、年齢不詳の母親とおぼしき女性(10代ではないことは確か。しかし、異様に若く見える)、

その横に、3才くらいの女の子が座っていて、ふたりとも能面のような顔をしていた。

「1万以下のお部屋って、ありませんか。どんなに古くても、お風呂がなくてもかまいません」

母親が云ったのだ。だから、これを出すしかなかった。

もちろん、事情は説明する。

この部屋で、5年前、一人暮らしの女性が自殺していた。

異臭に気づいた隣りの住人の報せで行ってみると、

首を吊った女性の腐乱死体が、動いていた。

ぶるっと、思わず身震いする。

動いているように見えたのは、沢山の、ハエと蛆虫だった…

体液が真下の畳を黒く染め、下の階の天井まで浸みていた。

この騒ぎで、隣りと真下の住人が逃げるように退去していった。

「その後、4人、若い人がこの部屋を借りました。

どれも長く暮らすことはできず、みんな引っ越しました。

そのうちの1人は、…変死体で発見されています」

「何故ですか?」

表情を崩さない母親。事務のおばさんが持ってきた麦茶を、

女の子はおいしそうに飲んでいる。

「やめた方がいい…やめた方がいい…」

おばさんは、そそくさと僕らから離れていった。

「何故って、想像に難くないでしょ。人が自殺した部屋ですよ。

気味悪くないんですか? 怖くないんですか」

「何がです?」

母親は、自分も麦茶を一口飲み、云った。「お化けがでるとでも?」

「お化け!?」

女の子が、パッと顔を輝かせた。

「母さん、それは、ひとのお化けですか? 妖ですか? それとも、悪魔? それとも、悪戯な妖精? 」

「ひとのお化けでしょうね」

僕は、何度も頷いた。「やめましょう。こんな物件、どうせまたすぐ引っ越すことになる」

「…お金がないんです。この一週間、公園に寝泊まりしながら、この街に来ました」

「何か事情があるなら、警察に行った方がいいですよ」

「警察に行っても、助けてくれないんですよ。知らないんですか?」

「失礼を承知で伺いますが、DVから逃げてこられました? それなら、安心なシェルターだってありますよ」

「この街なら、見つからない。わたし、終いの住処を探しているんです」

「だったらなお更、この部屋はやめた方がいい!」

僕が、思わず立ち上がって机を叩くと、

それに呼応したかのように、母親がゆっくり立ち上がった。

「とりあえず、見せてください、そのお部屋」

それから、初めて笑顔を見せた。

「自己紹介もまだで…、わたし、しちじゆかりと申します」

手元の書類に書かれていた。

七字 紫。 娘の名は、凛。

「あ、僕は、ねこひら、猫平って云います。って、本当に行くんですか!?」

「行きましょう」

「ええええええええ………」

僕は、呆然と、事務のおばさん、サヤカさんを見た。

サヤカさんは、ため息をつきながらやってくると、

凛ちゃんのポケットに、沢山の飴玉を押しこんで云った。

「これは、元気がでるキャンディーです」





あーもー いやになってきた!! (-゛-メ) ヒクヒク

おめーは バカか!

アルツのヘタレ脳め!! (-゛-メ)

今日も、空振り三振。

もう、焦ることなく、やってゆこうと思う。

大切なのは、誠実に働くこと。そして、食べて、寝ることね。

今夜は、たらの西京漬け。

意外に簡単で、甘くて美味しいお魚ですよ~。

味噌汁は、お豆腐にしようっと。\(^▽^)/











コメント
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