最近 ふと 真夜中に目覚めたり
早朝に目覚めたり
やけに 自分の心臓の音がうるさくて
目が覚める
それから じいの退院のことを思い出すと
この心臓が ぎゅううううううう …! と なる
すると 呼吸が乱れて 過呼吸になりかけ
暗示をかけて おさめると また眠る
これが 昼間の憂鬱と疲れに拍車をかける
眠れないなら起きていればいい と
おじきに云われた
…死ね と 想った
眠れぬ夜がどれだけ恐ろしいか
介護の不安が どれだけ 凄まじいか
判らない奴は 巨人に喰われちゃえ
心に 悪鬼が宿ったようだ
私は 死神すら呼び寄せる 憑依体質なので
暗いことは 考えてはいけないのだ
逆に 天使の見つけ方もうまいので
曇りなき眼でいなければならぬのだ
暗闇で うさぎの(ぬいぐるみ)うーちゃんを抱く
怖い 怖い 怖い … と 繰り返す
うーちゃんの頭は いつも お日様の匂いがして
その存在は優しく
この子も天使であろう きっと
自ら毒を食らった
数時間 意識を失った
お風呂に入ってようやく 解毒できたようだ
馬鹿なひと …
「この御手(みて)は、我が手にあらず、
常世(とこよ)にいます奇真智神(くしまちのかみ)の御手代(みてしろ)なり。」
悪鬼よ 去れ。