朝起きたら じいの部屋から テレビの爆音
昨夜 消さないで寝たのかな
それにしても なんちゅう 音量だ …?
テレビを消しに部屋に入ると
「消すな」と じい
怒っている声
「全然眠れなかった!」
「あ そうなんだ」
体位が決まらなかったのね
私は朝が忙しいので ろくに話も聞かずに
とりあえず ゴミを捨てに行って 再び 部屋へ
ストーブがついていた
娘がつけてくれたようだ
つけてほしいなら さっきそう云えばよかったのに
結局 眠れなかったのは寒さのせい
夜 何度も呼んだのに誰も起きない
テレビの音量あげて 起こそうと早朝まで戦った というところか
寒いのは 私がそうしてるわけじゃないからね
冬なんだから 寒いの当たり前じゃん
電気毛布も 電気あんかも無駄だというなら
怒りが収まらないというなら
病院に帰りたまえ。
こちとら やることはやっている
夜中にあんかが冷めたと云われても
こっちも眠剤で寝てるんだから
こういう事情抱えつつの在宅なんだから 仕方ないじゃん
嫌なら 病院に帰れ
それから 眠れなかった話はせず
いつも通り じいはケアに行った
家の中まで凍り付く世界だ
トイレも流れないし 水道も出ない
これが 私の大好きな 季節なのです。