想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

ロバート・ガルブレイス

2013-07-16 16:29:10 | 日記

〔熱に落ちる〕

朝起きたらさ~、うっすら吐き気がしたのよ。
足はこんにゃくになってたけど、
フラフラ降りていって、
目玉焼き焼いて、
きゅうり切って、
その後、記憶がぶっ飛んで気づいたら、
父の朝食の時間。
子供たちは登校した後だった。
やることはやったらしい。
どんなに朦朧としていても、
身体は勝手に動くみたい。

今日は訪問看護と、リハビリ。
コンビニで、冷凍のたこやき買って食べさせた。
粉っぽくてまずいと云われた。
100円ですもの。
おまけにジュースは値きり品よ。黙ってたけど。
私はおにぎり食べて、
栄養が偏っているのも、影響してるよなあ…とうっすら思う。
でも、もうじき死んでしまうのに、
値きり商品食わされている病人が哀れだ。
口が達者なうちは、おいしいもの沢山食べさせようとしたが、
贅沢はできない生活に陥ってしまう。
本当、うまいのは野菜くらいだよ。
私はそれでも全然かまわないけれど、
父は切なかろうな…。
削れるものは、食費と光熱費だものなあ…。
でも、死を迎えるとき、究極においしくなるのは、

…水なんですよ。

人間の身体なんて、
最期は、肉でも魚でもなく、
もう受け付けるのは水か氷。

切ない

午前中から発熱して、
また38度超えをする体温。
アイスノンで冷やして、眠って過ごした。
看護師さんやヘルパーさんが出入りしてくれるから、
本当に助かる。
でも、やはり家族がすべきことは多くてそれは休めない。
自分がどんな状況であろうと。

在宅なんて…

でも、父にしてみれば、ここが一番なのかな。
私はどんな最期を迎えるのかな。
こんなに毅然としてられるのかな。
父も、知らないところで、ひとり泣いたり怯えたりしているのかな。

この重い身体から魂が解放される時って、
きっと気持ちいいものだと、信じたいです。





今月、まだ魔法は稼働せず。

人間て大抵魔法使いだと想う。
淡々と魔法を使いこなしているひともいるけど、
忘れている人が多い。
私はどうも、落ちこぼれのようだ。
月に縋ったり、草に縋ったり…
でも、原始的な魔術を、忘れたら勿体ないという想いが強く、
子供が自覚なしに魔法を使っていると、
思いっきり褒めてあげるのよ。

「あなた、すごい魔法が使えるんだね。それを忘れたらいけないよ」


「ハリー・ポッター」のホントの魔法事典 (廣済堂PB)
廣済堂出版
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする