今日も雷雨。
少し遅めに干した洗濯物が濡れた。
まとまった雨だったので、
私は、…いや、庭の植物は大助かりだ。
雨が降れば、
家の中も涼しくなる。
雨のあと、
家じゅうの窓を開け、風を入れるのだ。
今日も何とか涼しかった。
朝は、五時半に起きて弁当を作り、
娘は一日部活。
昨日に反して、今日は気分が落ちる。
お天気のせいだろうか。
…いや。
ずっと、心の底に溜まっていた、
姪っ子に対する気持ちが。
今夜も、
朝も、
ご飯を食べない。
というか、もうずっと笑顔を見ていないな。
学校からも一人で帰ってきて、
自分の部屋にこもる。
今夜は、少しのたこやきと、牛乳を持って部屋に入ってしまった。
そうか。
私たちともう、向かい合いたくないのか、と。
ずっと、ずっと拒まれていた。
何か言葉をかけても、低い声で短く返されるだけ。
三人で、あんなにゲラゲラ笑っていたのに。
箸が転がっても笑ってる子供だったのに。
…まあ、難しい時期に、
こんなだものね。
もう笑ってもくれないか。
このまま、別れることになるのかな。
話しも聞いてもらえずに?
これまで頑張ってやってきたことは、
何だったんだろうな。
大人であろうとするならば、
見返りを求めるのは間違いかも知れないが。
敵とみなされて、離れてゆくのはどうだろう。
でも、
自業自得かと、落ちた。
毎日、毎日、こんな暗い顔見て…と考えて、ふと、あり日の自分もそうだったことに気づいた。
母も、父も、嫌いだ。
私の未来を握りつぶそうとする、
そんな身勝手な父が嫌いで、
顔も見たくなくて、
家に帰りたくなかった。
そんな状態になったのは、高校生の時だったけど、
私は、沢山の書物と、音楽を最大の支えとして、
父たちを必要としたくなかった。
本があれば、親はいらないとまで、私は思い込んでいた。
そんな時代もあった。
毎日、毎日、家に向かわない足。
本屋から、
浅川に向かって、
座って本を読んだ。
そんな時代もあったし、
決定的に、父と対峙した時代もあった。
かわいそうな母と、泣き叫んで、ケンカして、
父から、逃げた。
私は、そんな親にはならない。
自分の子には、夢を持って生きてもらうんだ。
大人の事情で絶対泣かせたりしない。
自分の人生にまきこんだりしない。
そんな人間いになんかなるもんか!!!
そう誓ったのに。
いつの間にか、巻き込んでしまった、大人の事情に。
どこまでも、自分に似ているようで、なおさら、愛しさが増す。
これは仕方のない、通過点かも知れないけど、
哀しいことを叫んでくれるなよ…
親はいらないとか。
独りで生きられるとか、
まだ、早い、
…早すぎるからね。