何故、同じ夢を見るのだろう。
わたくしはまた、あまり行きたくないのに、あの、
預言者の住む谷に行ってしまった。
相変わらず、沢山の信者がいて、
気持ちのいい場所ではなかった。
あんなに沢山のひとがいるのに、
訪れてしまうたびに名指しで呼びつけられ、
頼んでもいないのに、
私の未来を占う、憎い女占い師。
今回も、どうせそうだろうよ…ってくらい縁起でもないことを告げられ、
谷底の神には近づくなと脅される。
夢のなかで、ふと気づくと、神の祭られている神社の前に立っていたり、
誰かに連れてゆかれそうになる。
まだ境内には入ってないが、
そこに祭られているものは、長く蒼いモノ。
蛇か龍の類だとわかってきた。
声も聞いてしまったし、
視線も感じている。
こっちの呼吸の音を聞かれたんじゃないか、とか、
髪が匂ってしまわなかった、とか、
もしかしたら、うっかり視線を合わせてしまったかもと、
恐怖を感じる。
また、そんな夢から帰還する。
めまいがウソのようにおさまってきた。
が、右耳がボワっとしていて、
騒音が響き、自分の声も響く。
よけい聞こえなくなったとしても、仕方のないことだと想っている。
大体、離婚するときに、
これからは自分が病気でも病院には行けないぞ、と固く心に決めたのだ。
まあ、離縁状態になってもおかーさんとは仲良しだし、
心療内科だけは自立支援で通えるので、
他のことではあまり通いたくないのだ。
片方の耳が不通になっても、諦めがつく。
どうせ聞こえなくなっても、余計なことは聞こえてくるに違いない。
知らなくてもいいような音は、耳に届くのだ。
今日は『アポカリプティックサウンド 終末の音』をしかと聞いて怖かったし。
あんな音を覚えてしまったら、
生の音を聞いたとき、
耳をふさいでわめきたくなるだろうな。
ミオも聞いていたんで、もう覚えたらしい。
あの音を、探しに行こう、娘よ…。
とりあえず、聴力検査に行ってくるね。
わたくしはまた、あまり行きたくないのに、あの、
預言者の住む谷に行ってしまった。
相変わらず、沢山の信者がいて、
気持ちのいい場所ではなかった。
あんなに沢山のひとがいるのに、
訪れてしまうたびに名指しで呼びつけられ、
頼んでもいないのに、
私の未来を占う、憎い女占い師。
今回も、どうせそうだろうよ…ってくらい縁起でもないことを告げられ、
谷底の神には近づくなと脅される。
夢のなかで、ふと気づくと、神の祭られている神社の前に立っていたり、
誰かに連れてゆかれそうになる。
まだ境内には入ってないが、
そこに祭られているものは、長く蒼いモノ。
蛇か龍の類だとわかってきた。
声も聞いてしまったし、
視線も感じている。
こっちの呼吸の音を聞かれたんじゃないか、とか、
髪が匂ってしまわなかった、とか、
もしかしたら、うっかり視線を合わせてしまったかもと、
恐怖を感じる。
また、そんな夢から帰還する。
めまいがウソのようにおさまってきた。
が、右耳がボワっとしていて、
騒音が響き、自分の声も響く。
よけい聞こえなくなったとしても、仕方のないことだと想っている。
大体、離婚するときに、
これからは自分が病気でも病院には行けないぞ、と固く心に決めたのだ。
まあ、離縁状態になってもおかーさんとは仲良しだし、
心療内科だけは自立支援で通えるので、
他のことではあまり通いたくないのだ。
片方の耳が不通になっても、諦めがつく。
どうせ聞こえなくなっても、余計なことは聞こえてくるに違いない。
知らなくてもいいような音は、耳に届くのだ。
今日は『アポカリプティックサウンド 終末の音』をしかと聞いて怖かったし。
あんな音を覚えてしまったら、
生の音を聞いたとき、
耳をふさいでわめきたくなるだろうな。
ミオも聞いていたんで、もう覚えたらしい。
あの音を、探しに行こう、娘よ…。
とりあえず、聴力検査に行ってくるね。