想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

命日

2011-09-09 15:12:42 | 日記


〔写真〕 笑うコスモス


〔命日〕


15年が経った。
15年前の今頃、母は長く続いた痛みから解放されて、
風になったのかな。

お通夜の夜。
私が仏間で寝ていると、
身体から光を発しながら現れた母が、
私の真上にきて、

両手を握っていった。
母は笑顔で、何も言わなかったけれど、

「さよなら」を言いに来たんだと思った。

目覚めると、私の両手が、
母の手がさっきまであったかのように、
天井に手のひらを向けて開いていた。

そして、今日は「重陽の節句」菊の花のお祭りだ。




〔写真〕 蕎麦の花  きれいでしょ。



〔育てる事って〕



子供をひとり育てあげるのって、
こんなに大変なんだと、ずっと考えている。
自分ひとりなら、わりと楽に生きてゆけるのに。

こんなに全力で努力しないと、
私のミオは巣立つことができない。

でもね。
辛くはないよ。
しんどいけど、辛いとは想わない。

父の介護も同じだけど、
いつか別れの日がきて、その時は心から、

「これでよかった」と想えればいい。
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