Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

思うツボ:足通谷(あしつうこく)

2017-03-09 08:31:51 | 東洋医学
ここは
まさしく谷を通り
小さくはあるが
気は脈々と流れている足通谷

気が湧きでているところまでは
もう少しだ

まもなく
踵が大地をとらえる

大地の気を
しっかりと踵に蓄えるために
足通谷は
束骨・京骨・崑崙・懸鐘とともに
気を利かせている

※注釈
 束骨・京骨で解析された路面の情報は
 すぐさま足通谷・崑崙・懸鐘に伝えられます

 五行穴(五兪穴)
            水の流れ                 脈気

   「井」   地下から水が湧きでるところ          小さく浅い

   「榮」   小さいが勢いよく下るところ          やや大きい

   「輸」   いくつかの流れが注ぎ込み力を蓄えるところ   比較的盛ん
   
   「経」   ゆったりとした流れが大地をめぐるところ    正に盛ん

   「合」   川と川、海が合流するところ          大きく深い

 足の太陽膀胱経

   「井穴」  至陰(しいん):第5趾外側の爪根の角を去ること0.1寸

   「榮穴」  足通谷(あしつうこく):第5中足趾節関節前下方陥凹部、表裏の膚目
   
   「輸穴」  束骨(そっこつ):第5中足骨外側骨頭部後下方、表裏の膚目

   「経穴」  崑崙(こんろん):外踝とアキレス腱の間、中央陥凹部

   「合穴」  委中(いちゅう):膝窩横紋中央
   


次回は、思うツボ:踵(かかと)をお伝えします。

公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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