Doll of Deserting

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アニメ感想61話。

2005-12-18 22:26:41 | 過去作品(BLEACH)
 今更かって話ですが、やっとこさアニメ感想です。33333HIT記念にいっちょ三番隊妄想3割増でいってみたいと思います。(やめれ)冗談です。ちゃんと小ネタとか書きますようん。(笑)でも語りはします。(はっきりしろよ)





 えー、先週に引き続き、ビデオを巻き戻しながら再生ボタンを押したところ、今度は思い切りマユリ様の擬人…じゃねえ進化系…?じゃなくてナッシングマスク姿に当たりました。(相変わらず何だかなあなタイミングです)


 何だかんだで藍染隊長に無理矢理連れてこられた恋次とルキア。どうでもいいことですが、黒藍染はもうペって呼んでもいいですか。(コラ)だってもうあたしの知ってる藍染隊長じゃないんだもの…!(二回目)
 烈様だからもっと早く…!早く日番谷君と桃をさ…!!


 何か皆一時休戦って感じですが。(っていうかこれから先もなかったことになるんですが。笑)

 そんで来ました。来ましたよー。

 「隊長が…負けたなんて!」ああ良かった!乱菊さんが日番谷君の強さを分かってて良かった…!そうだよ隊長だもんな信じてたもんな!(もう黙れ)でもダメですよ乱菊さん。あんまり買いかぶると隊長の気分が乗ってきますよ。今夜襲われますよちびっこに。(だからお前んとこだけだって)


 ええまあ、そしてところかわって何か可哀想な子いるー!!「そんな…雛森君には…何もしないって…。」て!市丸さんに言われたのかい?うん、いやそれなら市丸さんはホントに手を出す気なんてなかったと思うんだ。イヅルとの約束は護ると思うんだ。(帰れ)ていうか桃に手を出す気があったのは藍染隊長だけですよ。市丸さんが手を出そうとしてたのはイヅルだけでs(強制終了)




 うん、やはりここはせっかく縁があったことだしマユリ様を語っておこうかしら。(コラ)何か…あの姿だとバイキンマンも不思議と色っぽく聞こえるというか…まさかマユリ様も市丸属性だとは夢にも(勝手に分けんな)


 あー、そういや今日でしたね。藍染隊長のあの名ゼリフ今日でしたね。「彼女は僕なしでは生きられない。そういう風に仕込んだ。」藍染隊長が公共の場で犯罪を犯したことを暴露した瞬間です。(ぇえ)あんな幼い子に手を出すなんて卑劣よ…!(藍桃のくせに)
 いや、白いままだったなら純粋な恋物語として応援しましたけどね。(それもどうよ)


「すんません」という市丸さんの声が妖しくて仕方がありません。畜生コレでイヅルを落としたのか…!とか(違)思うのですが、うちのサイトにおいて落とされたのは多分市丸さんの方だということに今気付きました。(死ねばいい)ああ、でもイヅルは市丸さんの声が好きだといいな。(笑)


 い、一護と恋次やられちゃったよ…!原作で見た時それほどおかしいと思わなかった藍染隊長がルキアの首輪掴むシーン。アレは痛ぇよお前さん。(何者だ)しかもそのまましゃべんなよ!ルキアのうめき声の半分には苦痛の意が含まれていると思うよ…!(笑)


 あー喜助さん胡散臭ぇ…!(笑)ルキア!あんなおじちゃんに付いて行っちゃダメだよ!(暴言)いやゴメンお兄さん!(笑)いやまああのお兄さんは奥方がいらっしゃるから手を出される心配はないと思うけども。夜一さんっていう奥方が(黙れ)


 そういえば、EDの画像が変わっておりましたね。(遅)剣やちラブかった…!でもそれ以上に十番隊がラブかっ(目を覚まして下さい)うんまあそしてアニメ。五番隊は百歩譲って仕方ないとしてもアニメ。ラブい三番隊はどこ?(目をこすりながら)いい加減にするといいよ。(ホントにな)


 予告…。来週はいよいよ三番隊と五番隊が遠距離恋愛になる日ですね。十番隊が初めて市丸さん関連で倦怠期を迎える日なんですね。(現実を見ろ)
 っていうか市丸さんがやたら美人だったんですけどどうしてくれよう。(どうもしなくていいよ?)
 藍染隊長は頭の悪い人にもよく分かるように…と言っておりますが、せんせー私よく分からんやったとばってん頭が悪かと通り越して何やろか。(何弁だ)いや本当よく…。岩ジュ、お前よりも理解力がないんじゃないかと思うんだよ。(笑)


 ここはいっちょ市丸先生を交えたお勉強会とかどうですかね藍染先生。あっ、日番谷先生も入ってくれると助かりますホント助かります。(ネタ的に←死ね)むしろ自分より副官が受ける姿を黙って見ていたい。15分に一回は藍染先生が桃を食事に誘っていると思うんだ。5分に一回は市丸先生がイヅルに「分からんとこない?」って聞いてると思うんだ。一日に一回は日番谷先生が乱菊さんに「結婚しないか」って言ってると思うんだ。(最後一番おかしいから)


 アレ?感想?(今更) 

青朱白玄。(乱イヅ)

2005-12-13 22:43:04 | 過去作品(BLEACH)
春秋の 風にやはらぐ 蝉しぐれ
儚き灯と 共に散りけむ




 篝火草の花が去り、紅い天竺牡丹が庭に顔を現したかと思うと、それはすぐに麝香草へと姿を変えた。夏から秋へ、季節の変化というものはこうも鮮やかなものであったかと考えて、イヅルは火鉢から漏れる灯を弄る。そうして、麝香草が枯れ、紅葉も銀杏も既に肢体のみを風にもたげるようになった。するとやはり、訪れるのは冬である。
 ふっと火鉢の音が緩み、火が和らいだかと思うと襖が開いた。いつもの彼女からは想像出来ぬ淑やかな入り方に苦笑するが、彼女は特にどうとも思っていないらしく、鋭くにっこりと笑うと火鉢の前に腰を下ろした。
「ようこそいらっしゃいました、松本さん。」
「寒いわね、この部屋。」
「すみません。僕は寒さに強いもので、暖房はあまり使わないんです。」
 だから冬はほとんどこれだけ、とイヅルが火鉢を示す。大体からして、生まれた年も年だ。勝手に部屋を暖めてくれるというのは有難いが、どうも慣れない。やはりこういったものの方が落ち着く、と思いながら、やや火を強めた。
「寒いですか。」
「ちょっとね…でも悪くないわ。」
 こういうのも風流っていうの?と乱菊が笑う。イヅルは、少し違うんじゃないですか、と答えつつも穏やかに口元を綻ばせた。乱菊はじっと灯を見つめながら、再び口を開く。
「でも、わざわざ暖を取るためだけじゃなくて灯りに使ってるじゃない?照明はちゃんとあるのに。そういうのって、あたしは雅に思うけど。それともお貴族様とあたし達の感性ってやっぱり違うのかしらね?」
 茶化すように言うと、イヅルは真面目に「そんなことは…」と口籠もった。乱菊はそれを微笑ましく思いつつ、「冗談よ」と答えた。下級貴族というものの生活は、庶民とそう変わらない。むしろ治安の良い場所の町民の方が幾らか良い暮らしをしているとも言えるであろう。白哉ほどになるとやはり格が違うが、乱菊とイヅルの間にはそう差が見られなかった。
「…もうどのくらいになるかしらね。あたし達がこうやって一緒に呑むようになってから。」
「そうですね…軽く一年は。」
「そう…もうそんなになるのねえ…。」
 しみじみと乱菊が呟く。この頃乱菊は、まるで可愛らしい弟が出来たような錯覚を覚えるようになった。イヅルはといえば、まるで姉のように自分を気にかけてくれる乱菊に甘え過ぎることがないようにと身を引き締めていた。
「こうしてると、最近あんたが弟みたいに思えてくるわ。」
 素直な感想を述べると、イヅルが困惑したような表情を見せた。まさか乱菊も自分と同じように感じているとは思いも寄らなかったのである。
「日番谷隊長はどうです。」
「あの人は駄目よ。中身がどうしようもないくらい大人びちゃってるもんだから、もう絶対に年下だなんて思えないわ。」
 可愛らしいだなんて尚のこととんでもない、と苦笑すると、イヅルはどう反応して良いか分からないというような表情を向ける。笑っておきなさい、と乱菊が促すと、やっと曖昧な笑みを浮かべた。
「あんたはどうなの。市丸隊長…ううん、ギンのこと、兄さんみたいって思えることはなかった?」
「えっ…。」
 乱菊を姉のように感じてしまっていることを悟られたかのように振られたので多少は戸惑ったが、すぐに慈しむような顔をして乱菊に向き直った。乱菊は、イヅルがあまりに意を決したような表情をしていたので逆に狼狽することとなった。
「…いいえ。兄のようだなんて、全くこれっぽっちも。」
「あら、ギンは全然大事にしてくれなかったのかしら。」
「いいえ…お優しい方でした。」
 極悪非道と名高き三番隊隊長のことを、何の躊躇もなく優しいと言える者は自分を除いてこの子しかいないだろうと乱菊は思う。いかにも幸福であるといった様子で微笑むイヅルとギンの間に何があったのか、乱菊は知る由もなかった。しかし確かに優しい男であった。もしくは、あまり器用な男ではなかったと言い表しても良いのかもしれない。誰にとっても器用な男に見えるだろうが、見る者が見ればそれはあまりにか細い。
「ただそれは、兄と表すにはあまりに残酷に思えたのです。」
「ああ―…それもそうね。」
 兄が弟をなだらかに扱うのとは全く違う―否、そう見える者もいるかもしれないが―どこかに、狂わしい熱を伴った触れ方をしていた。肌を焼くでもなく、心を焼くでもなく、ただ一通にその信念を、その誇りを、その憧憬を―少しずつ、いたぶるようにしてギンはイヅルを自分のものにしてきたのだ。傷付けることは一切せずに、慈しむようにその身を穢していく。それはギンが意識したものではなかった。触れるうちに、段々とギンはイヅルを根底から染め上げていってしまったのである。
「だからといって情人とも、恋人とも、まして副官ともいえぬ立場にありました。妻というにもあまりにおこがましい…そしてそれもまた違う気がしてならない。」
「そうね、どれも違うわ…。ご免なさい。あたしを姉と呼ぶのも、アイツを兄と呼ぶのも、今のアンタには酷すぎたわね。」
「いいえ…ただ、ただ―…。」

  


 友人からも離れ、自分はもう既に独りであると、そう思ってきた。しかしそれでも乱菊が杯を勧めてくれた時には、本当に嬉しく思ったのだ。ここがお前の居場所である、と―…そしてそれは、ギンが自分に与えたものとひどく似ていた。




 青く風を鳴らす春に心奪われ、朱く萌ゆる夏に耳を傾け、白く空蘇る秋に目を覚まされ、玄き闇さんざめく冬に、後ろ髪を引かれる。




 そうして呆然と佇む間に、幾度落つる涙を奪われ、幾度零す笑みを裂かれ、終ぞこうして面影を追うのみになってしまったのであろうか。侘しい。そして、それに抗うことも出来ず、やはりただ待つことしか出来ぬ自分が恨めしいと思った。




 何を言うことも出来ず黙り込むイヅルを見かねて乱菊が口を開こうとするが、今何を言おうとも仮初にしかならないような気がして、冷えかけた酒で唇を濡らした。火鉢の灯りに照らされた庭は、四季の移り変わりをありありと語っている。この冬が終わればまた篝火草が咲くであろう。もしくはイヅルが新たな花を植えるのだろうか。
「…明るい色がいいわね、吉良。」
 発せられた言葉の意味は理解出来なかったが、何となく乱菊の気持ちは汲み取れたように思い、イヅルは美しく笑った。仄かに色付いた灯りに浮かんだその顔は、妖艶でありながらもどこか悲愴を孕んでいるように乱菊には見えた。




 そしてまた、巡る空の色鮮やかに。




■あとがき■
 元は原稿のはずだったなんて言えない(コラ)乱イヅ(?)小説です。ギンイヅ前提ですが、何となくね、心の眼で見れば日乱にも見えるかもしれません。(笑)春夏秋冬を色で表すと「青春、朱夏、白秋、玄冬」だそうですが、冬だけ「黒」というところを「玄」と書いているのが趣深い気がしたのでそのまま使いました。(笑)
 ええとあの、冒頭の短歌は気にしないでやって下さい…orz「季節というものは共に儚いものであり、共に散りゆくものであろう」というのを表現したかったのですが…儚き灯、というのは冬のつもりなんです。(汗)
 そして短歌の季語は一種類の季節だけ、というのも気にしないで下さい…orz

メルヒェン?第2弾。(後編)

2005-12-12 22:12:04 | 過去作品(BLEACH)
 えーっとどこまでいったんだっけ。ああそうそう舞踏会舞踏会!(コラ)しかしその前に、ちょっとこの可哀想なシンデレラ(ホントにな)をどうにかしてあげましょうね。



白「…美味いか?」
雀「チュンv」


 どうやらホントにスズメと戯れていたシンデレラ。ていうか何をあげてるんだシンデレラ。まさかキムチとかじゃねえだろうなシンデレラ。(継母より)多分パン屑とかです。さっきの料理とかじゃないはずです。まして戸棚に入っていた次女の手作りクッキーとかやろうもんなら長女に殺されます。(もしかして…!)


白「それにしても…私は一体どうすればいいのだ。ここで魔法何とかとやらを待っていなくてはならないらしいが…。」

 しかししばらくすると、窓の外が明るみ、煌くように美しい魔法使いが現れました。(松本乱菊:台本)

乱「泣かないでシンデレラ。私が何とかしてあげましょう。
白「…泣いてなどいない。」
乱「細かいことは気にしないのシンデレラ。早く終わらせたいからとっととカボチャの馬車と馬と従者とドレスとガラスの靴を持ってらっしゃい。
白「いや台本ではカボチャとハツカネズミと…。」
乱「あたしにそんな力があるわけないじゃありませんか。いいからさっさと買ってくるなり盗んでくるなりして下さいよ。」
白「いやしかし…。」
乱「早くなさって下さい。あたしにも王子様と結ばれるっていう重大な役目があるんです。
白「兄が結ばれてどうするのだ。


 そんなこんなで可哀想なシンデレラ。結局どうなるか分からないシンデレラ。とりあえずちゃっちゃと舞踏会に行ってしまうよシンデレラ。(投げやり)


 えーと何ていうか、そんなこんなで舞踏会です。


恋「結構広いなあ…。」
市「そらお城やからねえ。何や怖気づいとるん?レン子ちゃん。」
恋「アンタこそ小脇にイヅル抱えて何してるのギン子ちゃん。
イ「もうオカマはいいですから下ろして下さい…。」
市「あかん!どっかから王子が来て攫っていくかもしれへんやろ?」
恋「そんなことすんのアンタだけだから安心しろよ。


 舞踏会には年頃の娘達がぞろぞろと軒を連ねています。


浮「気立ての良い嫁が来てくれるといいんだが…。」
卯「あら、冬獅郎ですもの。大丈夫ですわよ。」

恋(配役がすっげえまともだ…。)


 そしてとうとう、王子が姿を現しました。


娘A「キャー!王子様よ!!」
娘B「素敵ねえ…。」
市「まあ本当vとっても小さくて可愛らしい方ねv
恋「混じんな。ってかいい加減キモいんでやめて下さいよ市丸隊長…。」
イ「というかお姉様(やはり照)、そこには突っ込まないであげた方が・・・。


日「(キョロキョロ…)ふう…。」
藍「やはりダメですか王子。あの娘は現れませんか?」
日「ああ…。」


藍「何か目印などは…。」
日「いや、もしかすると姿を変えているかもしれねえ…。しかしあの胸は隠しようが…。
藍(大丈夫だろうか…。)


 そんなこんなで色々すっ飛ばし、会場に現れたのは豊かな亜麻色の髪の女性。

日「…!あの娘だ…!!!」


恋「えっ…朽木隊長もしかしてスズメに喰われた?
市「冷静になりやレン子ちゃん。」
イ「でも王子はあの女性を知ってらっしゃるようですよ?」


日「俺と踊ってくれないか?」
乱「えっ…ええ…。でも隊長、踊れるんですか?(小声)
日「台本に書いてあんだからしょうがねえだろうが…。この際踊れりゃいいんじゃねえか。タンゴとかコサックダンスとか。
乱「嫌よ!絶対嫌です!!!大体ワルツは踊れないくせに何でタンゴとかコサックダンスは踊れるんですか!?
日「いやちょっと過去に色々…細かいことは気にするなシンデレラ。」
恋「過去に何があったんだあの王子…。しかもシンデレラじゃねえし。


恋「まあこれでイヅルが嫁にもらわれることもねえし、そろそろ離してやったらどうスか市丸隊長。」
市「まだアカン!まだもしかしたらダークホースが…!
恋「いねえよ。
イ「い、市丸隊長…。」
市「イヅル!お姉様て呼んでくれなあかん…!
恋「男としてそれもどうだよ。


日「…とりあえず踊るか?」
乱「何をですか。あたしもワルツは踊れませんよ。」
日「…じゃあ闘牛士の舞いを…。
乱「どんな踊りですか!?それこそお一人でどうぞ!!!
恋「いやだから過去に何があったんだよ王子…。」


 いやだから本物のシンデレラはどうしたんだよ魔法使い。


 そうこうしているうちにリンゴンリンゴン鐘がなります。


乱「いけない…!王子、あたし早く帰らないと魔法がとけちゃいます…!
恋「カミングアウトしたー!!??
日「お前は魔法使いそのものなんだから別にいいだろうが…。」
市「王子一応気付いとったんや…。」
イ「いえむしろ何で王子がシンデレラを知っていたのかが謎だと思うんですが…。」


乱「ダメなんです!とにかくあたし帰らないと…!!話の展開上ムリなんです…!!!
恋「うわあぶっちゃけたー…。」


 というわけで、シンデレラはガラスの靴を手で放り投げて会場をあとにしました。


日「シンデレラ…。」
市「いやせやからシンデレラやないって。


市「でも良かったわー。イヅルが嫁に行かへんで。」
イ「いえ…僕の方こそお姉様がお嫁に行かれなくて良かったです…。」
市「イヅル…。」
イ「お姉様…。(まだ言う)」
恋「いやもう俺(母)が許すからお前らは家でも買ってとっとと二人で仲良く暮らせよ。(俺の安息のために)
市「えっ…ほんまに!?ほんまなん!?レン…やなかったお母様。」
恋「何勝手に俺が反対してたみたいな雰囲気にしてるんスか。


市「イヅル…でもな、ボク一つ言うておかなあかんことがあんねん…。」
イ「…え?」
市「ボクな…実は男やったんや…。
イ「何だ、今更そんなこと…。そんなの僕もですから気にしなくても大丈夫ですよv
日「どんな暴露大会やねん。
恋「日番谷隊長うつってる!色々うつってる!!」


 そしてやっぱりすっ飛ばして後日…。何だかんだで色々あってすったもんだですっとこどっこいで王子シンデレラの家までたどり着きました。


市「やっぱあかんわー。ボクには入らへん。」
日「いやお前薦められてもいねえのに何勝手に履いてみてんだよ。
イ「じゃあ僕も試しに…。」
市「王子!この子を嫁にやるくらいやったらボクが犠牲になります…!!
日「どっちもいらねえから安心しやがれ。この家にもっとマシな娘はいねえのか。」
市「マシ!?マシやて!!??うちにおる子の中でイヅルより綺麗な子やなんておらへんわ!」
恋「いいから落ち着けこのシスコンめ。


白「私に…履かせてくれないか。(台本片手に)」
日「あー今日も空が何と美しいんだろうな。(棒読み)
白「私に…。」
日「こんな日は散歩でもするに限るな。そうだそうしよう!じゃあまた、
白「ちょっと待て。(ガシッ)
日「何だ朽木。すまないな今気付いた。」
白「嘘をつけ、嘘を。というか兄は私が恥をしのんで演技をしているというのにそれを無下にするというのか。」


乱「あたしに履かせて下さいませんか?」
日「おおシンデレラ!とっとと履いて馬車に乗れ!!
市「確定かい。

 言うまでもなく、その靴はピッタリでした。

日「…というわけで、だ。俺と結婚してくれるな?」
乱「生涯コサックダンスも闘牛士の舞いも強要なさらないと約束して下さるなら。(タンゴはギリギリ)
日「するに決まってんだろ!」
乱「ルイ・ヴィト○のバッグとエ○メスの財布とフランク・ミュ○ーの時計とシャ○ルのスーツとグ○チの香水を一式揃えて下さるなら。
日「ああ、揃えてやるとも!」
恋「日番谷隊長!それ何か旦那じゃありませんから!!貢がされてるだけっスから!!」


 めでたしめでたし…?????




■あとがき■
 えーとちなみに補足。白哉さんは痺れを切らした乱菊さんにどつかれ、気絶してしまったので仕方なしに乱菊さんが代行しました。
 この後長女は自立し、次女を半ば強引に連れて違う家に移り住みました。

市「イヅル…ボクな、今度この家出るんよ。」
イ「えっ…寂しくなりますね…。」
市「そんなら一緒に来るか?」
イ「いいんですか?」
市「当然や。イヅルとならボク…子供13人出来てもあったかい家庭築けそうな気ィするもん。
恋「子供なんてどんだけ頑張っても出来ねえから安心してさっさと出てけよ。


 魔法使いはシンデレラと偽ったまま王子に嫁ぎましたが、結構うまくやってるみたいです。最近は王子にシークレットブーツを勧め、その反応を見て楽しんでいます。(イジメか)
 そして結局妻になった今でも王子の過去は分からずじまいです。(笑)


 本物のシンデレラはその後継母と暮らしましたが、二人とも妻を娶って宜しくやったみたいです。(ぇえ)嫁と姑共同生活。立場が逆やっちゅうねん。(笑)


 というわけで、やや強引に終了です…。かなりつじつまが合わない部分があると思いますが、ツッコまないでやって下さい…orz

造言の園。(恋イヅ?)

2005-12-10 22:21:41 | 過去作品(BLEACH)
*アニメ設定です。



 冬なのにも関わらずスイカズラの花が開いている。薄紅色と純白という二つの花を併せ持つその様は艶やかにも思うが、それは依然として慎ましくひっそりとしている。まだ淡黄色には変化していないらしく、花には愛らしい雰囲気しかなかった。
 ここのところ気候がおかしい。夏季に花開くはずのスイカズラは元より、サルスベリも、まして夕顔など朝間から煌々と濃い紫電の顔を開かせている。一体誰が化かしているのやら、むしろ誰が化かされているのかも定かではない。
 それとは対照的に、椿や山茶花は今もじっと花弁を閉じたまま動こうとしない。学院内に満ちた空気は正しく冬のものであるのに、綻ぶべきの草木や花は全く別の類だ。



「…阿散井君、君にもそう見えているかい?」
 イヅルは、もしかすると自分のみそう見受けているのではないかと思い恋次に問いかけた。恋次はどう答えたものかと考えあぐねて、とうとう真を口にする。
「…いいや。」
 やはり、とイヅルは思った。どうやら恋次には、椿や山茶花がさんざめき、サルスベリやスイカズラなどが正しく息をひそめているように見えるらしい。自分だけにそう見えているのかと思うと、恐ろしいというよりもむしろ寂しく感じた。
「まあ、そんな気にするこたぁねえんじゃねえの。病気ってわけでもねえんだし。」
「そうだけど…一体どうしたのかと思って。」
 恋次には、その答えが知れていた。イヅルの中の時節は、夏からいっこうに巡ってはいない。それは梅雨前に起こったとある出来事がきっかけである。ギンに出会い、次の逢瀬を願ってやまなかったイヅルは、夏を過ぎた頃、このまま会えぬままなのかと時の流れが恐ろしくなったのか突如としてこのように変貌を遂げた。確かに同じところを眺めているのに、目だけがどこか遠くにあるかのように違うものを見つめている。恋次は心配してみるものの、どうすればいいのか少しも分からず途方に暮れていた。
 イヅルもおそらくその理由に気付いている。しかしそ知らぬ振りをしているのだろう。自分の心がどこにあるのか、イヅルはとりわけ隠したがった。
「…気付いてんだろ、お前。」
「…そうだと言ったら?それでどうだっていうんだい。」
「どうもしねえよ。…出来ねえ。」
「…そうだろうね。ご免。」
 そう言ってから、イヅルは中庭の木の下へと足を運んだ。恋次の名を知ったのは、この木の下がはじめだった。懐かしくは思うが、それはどこか侘しい。
「…僕にはこの木が、瑞々しく生い茂っているように見えるんだ。」
「…俺にはただの枯れ木にしか見えねえぜ。」
 訝しげに恋次が言う。イヅルの目に映るその木は、恋次と出会った日のまま、雄々しく葉を揺らしている。しかし恋次には冬の中にある木の様子にしか見えない。葉など一枚もつけておらず、細々しい肢体を仄かにもたげている。
「…そうか。寂しいな…。」
「ならさっさと戻ってきやがれ。」
 市丸なんかやめて、とは言えなかった。今のイヅルの状態からして、軽々しく諦めきれるものなら、とでも返されそうな気がした。恋次はその木を見ながら、たった半年ほど前の出来事を百年前のことのように呆然と思い出していた。イヅルと名を知らしめ合った、あの日のことである。
「…戻りたいよ。」
 それはおそらく恋次のいる世界と同じところに、という意味ではなく、昔いた場所に、という意味であろうと思われた。恋次は何と返していいのかまたも分からず、ただ黙って肯定した。
 あの日の会話も、あの時の空気も、冴え冴えと覚えている。半年前の自分達を若い、と言い表せば笑われるだろうか。そう考えて、果たして誰に笑われるというのかと少しばかり苦笑を示した。
「阿散井君は、諦めろとは言わないんだね。」
「…んなこと言っても無駄だろうが。」
「ああ確かに、無駄だね。実に無駄だ。」
 まるで教員のような調子でそう笑って、イヅルは木を撫でた。
(ああ、憎らしい。)
(いや、やはり愛しいと思っているのだろうか。)
(しかしやはり、憎らしい。)



 だがしかし、やはり―…。



 ぽつりと呟いた声が木に反響する。そうしてそれは、辺りに散乱し空気に溶けた。それによって気体と化した言葉が、全て虚言となる。紡ぐ言葉は、全くの偽りとして液化する。イヅルは木に陰る恋次の影に目をやると、目を伏せて冬の空気を吸い込んだ。




■あとがき■
 ええと、どうも植物を使った不思議な話を書くのが好きなようです。(汗)ていうか恋イヅ…のはずです…よ?ギンイヅ前提ですけどね相変わらず…。(涙)意味不明な話ですが、最後イヅルはせめて恋次と同じところに立っている気になろうと思って空気を吸い込んだのです。しかし問題は解決されぬまま。(コラ)

アニメ感想60話。

2005-12-07 21:50:06 | 過去作品(BLEACH)
 えー…最初は録画してるから後でゆっくり見ようと思ってたんですよ。でも我慢がきかなくてね、開始から15分くらいで二階に上がってテレビつけたんです。そしたら。そしたらば。








 まさしく藍染隊長が桃を刺した瞬間だったという運命のイタズラ。(グッドタイミング☆)


 えー…そんなこんなでディナーショーの話題からいきたいと思います。(現実を見ろ)


 うんまあ順を追って…。
 十番隊から始まる今回のアニメ。何というか、日番谷君が伝令を受けた時を思い出している時、やたら回想画面がぼやけているので、あたかも十番隊~恋に落ちた瞬間~みたいに見えます。(黙れ)

 そしてイーヅール!今回三番隊美人で安心しました。イヅルに関しては三番隊VS十番隊時に適うものはいまだおりませんが。(笑)ていうか何だろう、イヅルの走り方がいとおしい。(笑)あの子可愛い…!何あの効果音「てけてけてけー」みたいなポーズ…!畜生それで隊長を落としt(強制終了)


 乱菊さんが髪をふぁさっとするところは、「軽々しくそんな仕草するんじゃねえバカ!」と後で隊長に怒られると思います。(何で日番谷君知ってんだよ)
 乱菊さんの台詞。

「あんた一体この子をどうしたいの。あんた一体あたしをどうしたいの…!」

 ああ、分かった。つまりいい加減にギンイヅかギン乱かはっきりしろよ、と。(違)ええとですね、乱菊さん、市丸さんがイヅルをどうしたいのかと言いますと、多分お嫁にしたいのだと思います。(黙れ)
 つうか乱菊さんイヅルの心配(?)してる場合じゃありませんよ。さっき飛んでったアンタの上司、今夜辺り既成事実つくりにくると思いますよ。(お前んとこの日番谷だけな)


 あのー、ところで市丸ギンの声がエロいのはどうにかなりませんか?(どうにもなりません)だってね、「いらっしゃい」だけでもすごいのに「こっち来てみ?」って…!ちょっと遊佐さん少しは自粛したまえ!(何者だお前は)
 ていうかここの場面がアニメになって、改めて桃はちょっと浅はかなんじゃないのと思ってみたり。あんな人においで?って言われて素直に行くなよ…!!いやまあ気持ちは激しく分かるけd(黙れ)


 五番隊の再開シーンはすごくいいのに…。「少し痩せたね…」とかホントにいいのに…!!!ううう悲しい。でもあの、一つ言わせて下さい。


「あたしを置いて死ぬはずないって…!」


 えーと五番隊はいつからお付き合いしてらっしゃったんですか?(いい加減にしたまえ)だってあれは恋人の台詞だろう普通…。でも藍染隊長が桃を刺す瞬間ちょっと切なげな表情をしていたのはグッジョブ!と思いました。え?錯覚?ウフフフフ…。(怖)


「イヅルの引きつけが甘かったみたいですわ」

 
 もーう!全部分かってるくせに!!イヅルのために教えなかったくせにー!!!と、キミちょっとここに座りなさいと一時間くらい説教をくらいそうなツッコミをしたのは私ですすみません。(コラ)


 ひ、ひっつん原作よりちょっとつよーい!!!(笑)うわあいありがとうございます!少しだけでも「え?勝てるんじゃねえの?」という期待を持たせてくれてありがとう。血は痛々しかったけども。彼はきっと倒れる瞬間乱菊さんの幻覚を見れたから大丈夫だと思うよ。(勝手に作んな)


 というか無駄に日乱フィルターがかかっていたせいで、日番谷君が「てめえの部下も…!」と言うところが「俺の部下も…!」に聞こえました。(重症)えええ聞き間違いじゃねえの!?と確認したところ聞き間違いでした。ちぇっ。(待て)


 ていうかアニメだと改めて思います。卯ノ花隊長早く!藍染隊長とかいいから早く日番谷君を助けて下さい…!!と。(コラ)藍染隊長はもうあたしの知ってる藍染隊長じゃないんだもの…!!!(君の知る藍染惣右介など云々)


 恋次が来週…ルキアが…恋次が…。(錯乱すな)


 予告です。何はともあれ予告です。ええと何ですって。旧五番隊ディナーショーですって?ええとティケットはろーそんで取れるのかしら。二人とも歌うのかしら。ていうか副官は一緒なのかしら。(最重要事項)


 一護!「てめえはどこのスターだ!」って違うYO!!!正しくはてめえらだよ。(うわあ)むしろ藍染隊長様と市丸隊長様とお呼びよ。(お前は何様だ)


 いっそもう先程刺された日番谷様もセットでどうですか。これから刺される予定の兄様もセットでどうですか。クリスマスという時節に合わせてラブソングショー(それぞれ一名限定)みたいな。(黙れ)あ…兄様は奥様が既にこの世にいねえ…!!!(悲)


 いや、死神大図鑑はホントにいつになったらやるんですか?(笑)ジン太可愛いなあ。(笑)いやだからいつになったら護廷の恋愛事情を暴露するんですか?(そんな日は来ないから落ち着いて下さい)


 うーんやっぱグダグダに…。(むしろそうでない時なんてあるのか)

メルヒェン?第2弾(前編)

2005-12-05 21:26:31 | 過去作品(BLEACH)
 懲りずにシンデレラです。(涙)



 昔々あるところに、それはそれは綺麗な娘がいました。しかし娘は「シンデレラ(灰かぶり)」と呼ばれ、意地悪な継母と継姉達からひどい虐めを受けていました。



恋「(えーと←台本)…シンデレラ!洗濯が終わったら次は掃除よ!!それからご飯の仕度もお願いね。」
白「ほう恋次…私に指図する気か。
恋「いいえ滅相もございませ…!じゃなくて!台本に書いてあるんスから仕方ないでしょうが!!」
白「しかし貴族の名にかけてこの私が洗濯などと…!というか恋次、私の作った食事を口に出来るのか?
恋「…。(何かを思い出したらしい)」


市「ええからさっさとしたらどうやの。何なら食事からしてくれはる?もう夕飯の時間やし。」
恋「もう市丸隊長一人で継母と継姉やって下さいよ…。
市「何やだらしない。あかんよ阿散井君。キミがくじでそんなん引いたんが悪いんや。」
恋「なっ…だからって俺が朽木隊長に逆らったら後でルキアに何て言われるか…!」
市「どっちでもええから早うせえ。それとも何や。可愛え可愛えイヅルに雑用やらす気なん?
イ「あ、あのお姉様(照)もうそのくらいで…。」
市「あかんイヅル!こんまま引き下がったらお前が全部やらなあかんようになるやろ。」
イ「いえ、もうそれでもいいですから…。(朽木隊長が怖い)」
市「ボクはあかんの。イヅルが作ったもんはボクしか食べたらあかんねんから。
恋「すっげえ私情じゃねえかよ…。」



 そんなこんなで、似合わない継母&継姉(例外一名)を尻に敷きつつ、結局シンデレラはご飯から作ることにしました。


…。

……。


恋「ギャアアアアアア!!!!!
市「いやー予想はしとったんやけどね…。」
イ「…。(吐)」
市「イッイヅル!あかん!早う寝室に運ばんと…。(嬉)
恋「ちょっと待てコラ。



 えーとシンデレラってどういう話だったっけか。うーんえーとそうそう舞踏会舞踏会!(色々すっ飛ばし)



恋「…てなわけで、今度この国の王子の嫁を決める舞踏会が開かれるそうです。二人とも王子に見初められるように出来るだけ着飾って市丸隊長ストップストップ!!!刀しまって刀!!!
市「何やて?イヅルが王子の嫁やて?
恋「勝手に話を決めてんじゃねえよ…。もしかしたらってだけの話っス。」
市「あかん…。絶対王子はイヅルんこと気に入ってまう…!いっそ朽木はんを替え玉にしたらどうやろ?
恋「それじゃ話が変わるッスよ。
イ「そんならボクが王子に呪いかけるとか…。
恋「アンタじゃシャレにならねえよ。



 何だかんだで、話の都合上やや強引に連れて行かれることになった継姉二人と、家で大人しくスズメと戯れていることになった(つうかそれしかすることがない)シンデレラ。



市「あかん…!イヅルのドレス姿がこないに可愛えとは思わんかったわ…!!むしろ犯罪やないの!?やっぱ替え玉使うた方がええんちゃうの?
恋「いい加減うるさいっスよ。つうかアンタのドレス姿も充分(ある意味)犯罪に近えよ。」
市「…阿散井クンにだけは言われたないわあ。」
恋「俺の方がマシっスよ絶対。」
市「せやかてそないに筋肉付いとってからに見苦しいわあレン子ちゃん。(オカマ調)
恋「アンタこそギスギスじゃないのギン子ちゃん。(オカマ調)
イ「…そろそろ行きましょう…。(脱力)」


白「私は何をしていればいいのだ…?」
恋「アンタはここで黙って魔法使いを待ってればいいんです。


~お城では~


日「嫁なんてまだいらねえのにな…。」
藍「そうは申されましても王子。」
日「それにしても藍染、お前このシリーズだととことん目立たねえ役だな。
藍「ハハハしばき倒すよ日番谷君。
日「ハァ…。」
藍「何だい、誰か恋い慕う相手でもいるのかい?」
日「バッ…ああ…実は…この前夜中急に目の前が明るくなったと思ったらいきなり胸のでかい魔法使いが…。
藍「ああそれはきっと夢だ。いい精神科医を紹介するよ☆


日「嫁にするならそいつがいいんだけどな…。(一目惚れ)」
藍「寝言は寝て言いたまえ。



 果たして継姉は妹との愛(?)を貫けるのか、王子は魔法使いとどうなるのか、ていうか結局シンデレラはどうすればいいのか。様々な疑問をそのままに後編に続く!(永遠に解明されない予感もするYO☆)

日々夢の中へ。

2005-12-04 20:12:44 | 過去作品(BLEACH)
 えーと、20巻を見て市丸さんの目がもしかしたら日番谷君と一緒かもしれないと気付いた瞬間思いついた(殴)三番隊と十番隊兄弟パラレルです…。ご注意下さい。


市丸ギン=兄
日番谷冬獅郎=弟
松本乱菊=姉
吉良イヅル=いもう…じゃなかった弟(わざとだろ)


 …だった場合のギンイヅ&日乱



日「…そういや、今日だったな。」
乱「え?」
日「ああ…俺の愚兄の命日だ…。死んだ今となっては意外といい奴だったのかもしれないと思わなくもないような気がしないでもない。(しんみり)
乱「隊長…元気出して下さい!そうですね…今となってはアイツも意外といい奴でした…。(しんみり)」

市「いやいや何勝手によう出来た小芝居しとるん!?
日「出たな愚兄。
市「化けモンの名前みたいに言わんといて。」

乱「で?結局今日は何の日でしたっけ。」
日「ああ。今日はアレだろ。お前のいもう…じゃねえ弟がコイツの副官になる日だろ。」
乱「ああそうでしたね。あの子そういうこと何も言わないから忘れてたわ。あたしのいもう…じゃない弟ながら遠慮がちなんだから。
市「キミら絶対わざとやろ?」


日「しかしアレだな。何で苗字も違え俺達が兄弟で通るかっていうのは考えちゃいけねえんだな?
乱「ダメです隊長。そんなことは忘れ去って下さい。とにかく兄弟なんです。」


市「いやーでも楽しみやわ。昔っから可愛え子やったもんなあイヅルは。今頃えらい別嬪さんになっとるんちゃうの?」
乱「あら?ギンあんたとうとうイヅルに会ってなかったっけ?」
市「イヅルがまだ学校行ってた頃はよう会っとったんやけどなあ、あの子がここ入ってからはお互い忙しゅうて全然会うてへんから分からんわ。」
乱「あらそう。ならかなり変わってるわよ。髪も伸びたし。就任の挨拶の前にあたしのところに挨拶に来るって言ってたから、そろそろ…。」


ガラガラガラ…。


イ「失礼致します。本日より三番隊副隊長に就任させて頂きました吉良イヅルにございます。十番隊隊長日番谷冬獅郎殿、並びに副隊長松本乱菊殿はおられますでしょうか?」
乱「ええ、どうぞ。お入りなさいな。」
日「何でお前が許可を出すんだ松本。


イ「それではお言葉に甘え…あ、市丸隊長…?」
市「………!!!」


 市丸さん、イヅルの手をぎゅっと握って、


市「結婚して下さい。
日「お姉さんを俺に下さい。
乱「どさくさに紛れて何言ってんですか隊長!!!


市「いやー、こない綺麗になっとるとは思わへんかったわ。」
日「そうだな。こんなに綺麗になってるとは俺も…。」
乱「何であたしの方を見ながら言うんですか隊長。


イ「あ、あの…。」
市「ああ、いきなりでゴメンな。せやなあ、まずはお友達からやんなあ。」
乱「それ以前に何かに気付きなさい。
市「あァ、そうかァ。いも…やない弟さんをボクに下さい?」
乱「そうじゃなくて!!!アンタ達男同士でしょうが!」
日「愛に性別は関係ないと思うぜ?松本。
乱「アンタもです!(ついにアンタ呼ばわり)目を覚まして下さい隊長!!」


市「せやかて…イヅルはボクのこと嫌いか?」
イ「いいえ、あの…お慕いしております。」
乱「イヅルー!?
市「なら何の問題もあらへんやんvなァ愚弟?
日「そうだな愚兄。
乱「いつまで根に持ってるつもりよ…。」


市「そんなら式はいつがええかな愚弟。」
日「まずは副官就任が先じゃねえのか愚兄。」
市「いやせやけど早い方がええよな?一緒に挙げるんやったら…。」
日「まあそうだな。ところで松本には白無垢よりドレスのが似合うよな?
市「えー。イヅルには白無垢着て欲しいわー。それとも白いタキシード着たいん?袴の方がええんやない?
日「まあそうだな。しかし…。」


乱「いい加減にしときなさいよ…。
市「ああ、ゴメンな乱菊。そんでまあそういうことやから弟さんをボクに下さいv」
乱「誰がやるもんですか。


日「お姉さんを俺に下さい。」
イ「ふつつかな姉ですが、どうぞ宜しくお願い致します。(礼)」
市「せやかてあっちは話出来上がっとるで?」
乱「イヅルー!!??


 うん、まあこの後お姉さんが嫁にされたのかは各自ご想像下さい。(笑)


 思えば「姉さん」と言うイヅルが書きたかったのに一度も出てこないまま…。市丸さんと日番谷君はきっと一度も「兄さん」「冬獅郎」と呼び合ったことはありません。(笑)
 というかこういった話になることは目に見えていたのに、オチが分かりやすくてすみません…。(涙)
 終始乱菊さんがツッコミだよどうしよう。(笑)

凄艶な名。(氷上の蒼。余章)

2005-12-03 20:01:46 | 過去作品連載(捏造設定)
*こちらの諸注意をよくお読みになってから、「氷上の蒼」をご覧になった上でお読み下さい。



 青く苦く、喉に透き通るその名を。


 ひたひたと何かが近付く音のみが響いていた。イヅルはそれが何なのか理解していたつもりであったが、いざそちらに目を向けるとやはり恐ろしかった。伯父の家の客間といえど、緊張感が拭われることはない。初めてギンと出会った日であったが、その時にはまだギンの名を知ることはなかった。ただ、近付いてくる足音の主に男と逢瀬を交わしたことが知れたのではないかと、そればかりを思っていた。



「…何の御用ですか、伯母様。」
 思えば、伯父よりも浅ましかったのはむしろ伯母であった。夫婦揃って、とはよく言ったものであるが、この伯母ほど恐ろしいものもいなかった。彼女は何か怪しい手法でも使っているのではないかというほどに若く、美しい見目を保っていた。
 イヅルの問いに伯母は薄く笑い、整った艶やかしい黒髪を指で梳いた。伯母が髪を結っている様を終ぞ見たことはなかった。いつもその髪がよく見えるように腰まで垂らし、着物も淫靡な具合にはだけていた。だらしがないと諭す者も多くいたが、彼女がそれを聞き入れることもなかった。
「何の用、ということもないんだがね。」
「それではなぜこちらへ?」
「…相変わらずお前は可愛げのない餓鬼だね。可愛い甥っ子との逢瀬も理由がなけりゃ許されないのかい?」
 伯母が言うことは、大抵伯父と同じだった。可愛い、とはよく言ったものである。この伯母にいつイヅルを可愛がろうとしたことがあったというのか。既に、伯母を見つめる目は冷めていた。それは自分でも分かっていたが、あまり不快感を露にすると後々面倒なことになりそうだと思い、なるべく平静を保つよう気を付けていた。
「…お前、今日男と会ってたね。」
 イヅルの身体が瞬時にびくりと震える。伯母はそれを見て満足そうににやりと笑った。
「…伯母様のお気になさるような間柄ではございませぬ。」
 この伯母ときたら、イヅルが女と逢瀬を交わすことより、こと男と関わりをもつことについてよく小言を言った。それはおそらく、伯母がイヅルの父に懸想していたからであろう。伯母は毛色の違うシヅカが景清のことを誑かしたのであると、いつもそう決定付けたがった。だからこそシヅカに瓜二つと言われるイヅルのことも、魔性であると触れ回りたいのだろうと思った。二人を失った今、そうすることでしか伯母は自分を慰められないのだから。
「お前と同じ、毛色の珍しい男だった…。あたしはあの男を知ってるが、どうだい。男の名を知っているかい?」
「…いいえ。」
 伯母は、にたりと勝ち誇ったような顔を見せた。大層艶めかしく美しい容貌をしているにも関わらず、そういった表情しか浮かべぬために美貌も台無しである。どうやら伯母は、あの美しい銀糸の男を知っているらしい。両親と知り合いだと話していたので、不思議ではないとイヅルは思うことにした。決して伯母が特別なわけではないのだと、なぜだかそう思いたかった。
「知りたいかい?…あの男の名を。」
「…いいえ。」
「強がらなくていいんだ…。お前はあの男に言い寄られたようじゃないか。そんなことをされておきながら、名も素性も知らないっていうのは居た堪れないだろうよ。」
「いいえ。次会うことがあればあの方から直接お伺いします。」
 どこまでも名を知ることを、否むしろ伯母そのものを拒絶するような物言いに、彼女の眉が吊り上がった。そのままつかつかとこちらへ向かって来ると、鮮やかな着物の色を揺らしながらイヅルの頬を打った。想定してはいたが、予想より強い痛みにイヅルの表情が歪む。
「お前はあの女にそっくりだ…!見透かしたような目であたしを見ながら、易々とあの人を奪っていった…。イヅル、どうしてお前はそうなっちまったんだい。」
「…母は、決して父をあなたから奪ったわけではございません。父は自分のことを寂しい人間であるといつもおっしゃられておりました。母は聡いからこそそれに気付いたのです。ならばあなたは、僕の両親の間に愛など存在しえぬとおっしゃるのですか!」
 むしろ、誰が父のことを追い詰めたと思っているのか、とイヅルは声を荒げた。景清が常々「寂しい」と口にしていたのは、決して孤独であるという意味ではない。幼き頃から異常なまでの愛情を表現してきた伯母が恐ろしいと、そう感じていたとシヅカに話していたのをイヅルは聞き及んだことがあった。
 伯母の執着とは凄まじいものであった。それこそ景清が伯母のことを愛せるはずなどないというほどに恐ろしく、そして凄絶なのである。景清から「人間」というものを遠ざけていたのも伯母であった。だからこそ景清は狂うことを懸念された両親から、早々に霊術院へと入れられたのだそうだ。そのため景清は、愛というものは寂しく、浅ましいものであるとそう思いながら育ってきた。
「…イヅル、お前は駄目な子だ。目上の人間に対する物言いがなっちゃいない。だけどそうだねえ、余計に賢く育ったみたいじゃないか。おかしなことをよく知っちまったようだ。…そうだ、ご褒美をあげよう。あたしもお返しに、いいことを教えてあげるよ。なぁに、お前にとっちゃ無駄なことと変わらない。」
「…何のことでしょう。」
「よぉく覚えておくといい―…あの男の名は、」
「―…!」
 伯母が言うのと同時に、イヅルがきつく耳を塞いだ。彼女はそれを見て、再びにたりと笑うと、イヅルの腕を強く掴んで引き寄せる。それに抗うイヅルの姿は、やけに儚く見えた。
「どうしたんだい?知りたいんだろう。お前が誑かした男の名だ。景清と同じ、お前達の香に誘われた男の。」
「―…あなたの声で、あの方のお名前を紡がないで頂きたい。」
「何だ、お前はあの男に惚れてるんじゃないのかい?」
「いいえ、いいえ…。あの方は、そのような言葉で言い表して良いお方ではございません。」
 イヅルの言葉に、どうやら相当心を奪われているらしい、と伯母が更に口唇を吊り上げた。神聖だとでも言うのか。あのような血に塗れた男を。あのように冷めた色を纏った男を、神のようだと崇めるのか。そう思い、彼女はふと嘲笑した。
「そういうところが甘いんだって、昔から何度言えば分かるんだろうねえ、お前は。」
「…え?」
「好きな男なら、自分のものになるまで思う存分束縛してやればいい。それが出来ないから愛されるんだろうけどね、お前達は。…虫唾が走る。」
 はっと言い放つと、伯母はイヅルの柔らかい髪を掴み、唇を寄せた。そのまま耳元に口を持っていくと、低い声で囁く。まるで差し迫る恐怖そのもののようだとイヅルは思った。
「…名前を知りたくないんなら、換わりに教えてやろう。」
「…。」
 鋭い視線で伯母を睨むが、彼女はいっこうに怯む様子を見せない。例え耳を塞ごうとも、今度は逃れられぬであろうということは嫌になるほど分かった。伯母はイヅルの耳に唇を寄せたまま、おどおどろしい声で低く笑った。
「あの男はね、あたしを抱いたんだよ。」
「…あなたとあの方に、そこまでの接点があるとは思えませんが。」
「いいや違うね。あたしが旦那に身請けされるまで、どこにいたか知っているだろう?」
 伯母は、景清や伯父と昔馴染みであったが、景清が霊術院にいる間に家が没落し、郭で生活していたことがあった。親族が消息を追う間もなく家のかたにと攫われ、そのまま男の慰み者になることを続けていた彼女は、長年弟に心を奪われたままであった伯母を恋い慕っていた伯父によって、懸命に溜め込んできた財産で身請けされるまで、思わず目を背けたくなるような日常を過ごしていた。帰ってきた頃には更に狂っていたおうであったと、誰かが語った話である。
「それで、どうしたのです。」
「ある時店に大層身なりのいい男が訪ねてきたんだ…。特に上等な着物を着てたってわけじゃない。ただ、黒い袴の上に白い羽織を重ね着てたってだけの話さ。でもねえ、店の奴らときたらそれだけで動揺しちまって、やたら頭ばっかり下げて気色悪いったらなかった。」
「その方は、もしや。」
「ああ。今もいるかは分かりゃあしないけど隊長さんだよ。何せそんなに敷居の高い店じゃないもんだから、隊長格が来たってだけでうるさいったらありゃしない。その人は、男を一人連れてたんだ。それが誰だか分かるかい?」
「あの方…ですか?」
「そうだ。それでその隊長さんときたら、何て言ったと思う?この男は女を抱いたことがないから、適当に選ばせて抱かしてやってくれって言うんだよ。」
 全く馬鹿にされているんじゃないかと思った、と伯母は笑う。イヅルはそれを黙って見つめていた。大層可笑しそうな顔をして、彼女は更に続けた。
「もう分かるね。選ばれたってわけじゃないけど、その時駆り出されたのがあたしさ。」
 その場の空気が凍りつき、温度が二度、いやむしろ五度ほど下がったような錯覚に陥る。目を見開いて瞠目するイヅルの顔を、おそらく母がそうしているように思えるのであろう。伯母は尚もくつくつと笑いながら見ていた。
「可笑しな因縁じゃないか。」
 何事もなかったかのように伯母が呟く。イヅルは朦朧としつつも意識を保っていた。むしろこのまま眠ってしまった方がいいのかもしれないとも思いはしたが。
部屋の中の温度は徐々に戻ってきた。だがしかし伯母とあの人の間に残る確執だけは、永遠に消えることがない。目の前の女は相も変わらず黒々とした髪を振り乱しながら笑っている。まるで遊女に戻ったかのように肌蹴た紅い着物が痛々しい。
「どうだいイヅル、いっそあたしを抱いてみるかい。」
「…誰がそのようなことを。」
「間接的にあの男と繋がることが出来るかもしれないよ?」
「誰が…!」
 じゃああたしがお前を抱いてやろうか、とからから笑い声を上げながら伯母が言い放つ。今更だが、やはり彼女は狂っているのだとイヅルは改めて確認する。性情は元より、尋常ではない環境がそうさせたのであると分かってはいた。そしてその環境を造り上げたのは、他でもない吉良という一族なのだということも。
「お帰り下さい。」
「…追い返すのかい?お前まで…お前まであたしを。」
「あなたがどなたに抱かれようと、あの方がどなたを抱いていようと構いません。しかし―…あなたは少しお休みになられた方が宜しいかと存じます。」
 近頃伯父と伯母が不仲であるということは知っていた。しかし、それがイヅルを虐げて良い理由になるかといえばそうではない。イヅルは控えめに、しかし厳かに淡々と言い放つと、緩慢な動作で伯母が足を引いた後襖を閉めた。伯母は一瞬悲しげな顔を見せたが、それには何も返さなかった。思えばあの人は寂しかったのか、と今でこそ思う。



 伯母は、心臓を患っていた。そのことを知ったのは、伯母が急死を遂げた翌年のことである。しかしその症状を誰にも悟らせることなく、静かに逝った。最期の瞬間、人が変わったように穏やかに伯父の名を呼んだことだけが、イヅルの胸に深く刻み込まれている。伯母は伯父に愛情など感じていないと思っていたが、長く連れ添った伯父には、やはり親愛のようなものを募らせていたのかと顔を俯かせたのを覚えている。
 とうとう初めて女を抱いた時のあの人のことを聞く機会はなかったが、それで良かったとも思う。聞くだけならまだいいが、それによってあの人が女を抱く様を想像してしまうのは恐ろしい。そして、あの人に抱かれた伯母の口があの人の名を紡ぐことも、やはり恐ろしい。



「ボクな、市丸 ギン言うねん。」
「いちまる、さん…。」
 


 紅く清く、喉に透き通るその名を。





■あとがき■
 ええとお気づきの方はいらっしゃるでしょうか。少しばかり「哀憐の灯」とリンクしております。が、哀憐の灯は余章のつもりで書いておりませんので、噛みあわない点が多々あるかと。(汗)
 ええと何だか凄まじいお話になりましたが、性表現はありませんので表にしました。どうなんでしょう。大丈夫でしょうか…?

20巻感想。

2005-12-02 22:05:21 | 過去作品(BLEACH)
*詩の本文もまるごと入れておりますので、現物を手にするまでご存知になりたくない方はご覧にならぬことをお薦め致します。



 ええっとですね、とりあえず学校帰りに駅で友人と別れた後コンビニに寄りましたが、その近辺の学校はまだテスト期間中ではないので学生は誰もいませんでした。グッジョブ!とか思いつつも入店。ちらりと書籍置き場を見ると、アレ?何だか神々しいお顔が見えるよ?(末期)ちまたで騒がれていた開眼は、動揺のあまり見えませんでした。(笑)
 そしてカモフラージュのポルテ(198円)と共にレジに持っていきます。ドキドキしつつも精算。おつりをもらう際オドオドしすぎてうっかり市丸隊長を取り落とす始末。(挙動不審すぎだろ)


 まあ何だかんだで家路を自転車キコキコしましたよ。何かもうお昼ご飯も食べずに3時頃帰ってきたお陰で、「(カモフラージュに)買ったチョコレート食べてもいいかな腹減ったんですけど」とかいうノリで。(オーイ)
 余談ですが、うっかりトラックとぶつかりそうになったりしました。(落ち着けよ)畜生これも全て市丸が松本をたぶらかしやがったせいだ…!(by日番谷少年←黙れ)いや、「たぶらかした」に間違いはないんじゃない…かな!(寒月に咲く参照。笑)


 ていうかいてもたってもいられないんですけど。まず表紙ですね。うん表紙。ええとまあうーんと、素敵に開眼ですよ、お嬢さん。しかも眼が青い…!!私は基本的に金髪碧眼と銀髪赤眼でギンイヅの色を対にするくせが付いていて、ちょっともうこれからどう表現すればいいのよ…!とか思ったのですが、眼の色が対なのと眼の色が同じなのってどっちが同人的にオイシイんですかね。(本音)まず久保先生はイヅルのことを金髪碧眼だと思って書いてるんですか?どうやら原作の乱菊さんが金髪碧眼らしいんですけど。やっぱ乱イヅって姉弟だっ(自主規制)
 どうでもいいことですが、ここで市丸さんの目が緑だった場合、それこそいよいよ三番隊と十番隊の隊長と副隊長はそれぞれ兄弟なんじゃないかというような色合いになるわけですよね。いやあオイシイですね。うちのサイト的には。(黙れ)



 おおっと話が逸れたー!!(いつも)しかし市丸さんってどんだけ完璧なフォルムの指をしていらっしゃるんでしょう。無茶苦茶白い上にすっげえ細い…!色っぽい通り越していやらし(強制終了)


 そしてそして中の詩。
「美しきを愛に譬ふのは 愛の姿を知らぬ者
醜きを愛に譬ふのは 愛を知ったと驕る者」

 …えーと市丸さんの本命ってイヅル?(どんだけ話飛ばしてんだよ)ええと、無理矢理直訳してみたところ私の脳ではそうなりました。(重症)
 というかオビに「―…それは、愛のように美しい殺意」っていつぞやの本誌アオリが書いてあるんですが、何ですか市丸さんのテーマはなんですか?そしてその言葉やら今回の詩を見るたび即座にギンイヅしか思いつかない私はそろそろヤバイですか?(ヤバイです)

 
 いやだってね、私にとって「さようなら」という言葉は大層美しいものとされているので、最後に「さようなら」と言って別れた乱菊さんとの関係っていうのは多分「美しき」ものに譬ふことが出来るのかな、と。
 市丸さんは多分本来の「愛」を知らない人だから、じゃあやっぱり乱菊さんが本命なんじゃん、と考えることも出来るんですけどね。市丸さんにとっての「愛」はやっぱそういうことじゃないだろ、と。

 じゃあ醜きを愛に譬ふ、というと、市丸さんにとってそういった関係にあたる人が見つけられないというか…いや、藍ギンとかそれっぽいカンジはするけどね。
 うんまあそんなことをずるずると考えていたら、じゃあどっちにも当たらないのはイヅルかな!とか脳が勝手にゴニョゴニョ。(都合の良い頭ですね)

 追記:ちょっと思ったのですが、市丸さんなら愛を何に譬えるんでしょうね。何というか、狂気とか親愛とかそんなものではないんだろうな。えっ?むしろイヅルそのものが愛?(桐谷さん目を覚ませこん畜生)

 私にとって市丸さんは、愛を知る人でもないし知らぬ人でもないのです。懐かしい情と狂わしい情と、どちらが愛なのかと模索している感じ。それでも「知らぬ」わけではないんです。人を愛することがどういうことなのかは知っているけども、自分の中でどれがそれに当たるのかが分からないみたいな。


 えっ何この真面目な話!(笑)

 
 イヅルさんは前の巻より男っぽくなったかなーと思いつつ読んでいたのですが、個人的には「抱えて走れる重さじゃあ無い」のところのイヅルにはお前やっぱお姉さんとか呼ばれてもいいんじゃないのと度肝を抜かれました。(笑)あ、ホントに個人的というか好みの問題なので、皆さんお気になさらず自分だけのイヅルを見つけて下さいアミーゴ☆(コラ)


 しかし五番隊のシーンは涙が出そうになりました。だって「さよなら」って藍染隊長が言うシーンがあそこまで壮絶だとは…!!!す、少し痩せたねとかあの時までは感動したのに…!いや、その後の展開を知っているからこそこれくらいで済みますが、実際に本誌でリアルタイムで見てたら多分泣いてたよ。(うああん)
 
 そして、日番谷君が敗けるシーンは痛かった…!!血が!!!隊長美しいお顔に血が(黙れ)それ以上に死体みたいに動かなくなった時の顔がもう痛々しい…!!でもゴメンなさい。本当にゴメンなさい。

「…隊長が…敗けたなんて…!」


 と走る乱菊さんには素直にときめいたっていうか。(星に帰れ)良かったですね隊長。乱菊さんにはその強さを理解されてて良かったですね。ていうかやっぱホントは強いんですよね。乱菊さんが素直に従うくらいですもんね。(うるさいよ)



 あー何か「腕ごと置いて下がり賜え」と言う藍染隊長の立ち振る舞いは刀よりフェンシングの方が似合うわー。(笑)だって何か顔がそんな感じだもん。耽美系な学校で「先輩」とか「会長」って呼ばれていいような顔だもん。(笑)


 というか総じて市丸さんが細っこくてカッコよかっ(強制終了)いちいち立ち振る舞いがツボなんです。うん、何ていうかね、でも言わせて頂ければ、


「ボクと会うた日が乱菊の誕生日や」
とか
「彼以外を副隊長だと思ったことは無い」
とか…


 ギン乱や藍ギンの間にギンイヅが入る隙を下さいお母さん。(?)いやお母さんに頼んでどうする。先生!先生…!(錯乱)


 しかしギン乱お別れシーンの市丸さんの顔はつくづく反則です。そして仲間に入れてもらえていないイヅルが悲しくて可哀想でたまりません。(泣)
 しかも一話一話の間に入る血に染まった桃の花(梅かもしれない)とか氷とかどんどん砕けていく蛇尾丸とか貫かれる桜とかのイラストが痛々しいよ先生…!!!
 ていうか最後十三隊の隊章が全て揃って血を囲んでいるところで、九番隊はあるのに三番隊と五番隊がないってどういうことかなあ。アレですか、九番隊は修兵がいるからか。三番隊や五番隊は隊長敵だし副隊長この場にいねえからいいや☆ってことですかせんせー!!(涙)


「寒月に咲く」は素敵でした。ていうか何より乱菊さんにお礼言う時だけ一息置いたのは何で?(恋かな←黙れ)より心がこもっているように見えたのはきっと私の欲目です…よねウフフフ!(後から裏切られるのが怖いからあまり期待はしないでおこうっと←痛)


 最後に。キャラ紹介のところに乱菊さんがいて日番谷君がいなかったりするのは納得いきません先生。(先生に言ってどうする)市丸さんを入れるならイヅルさんを入れて下さい。(無茶言うな)


 うーんとにかくこれからそっと15巻の隣に差し込んでおこうと思います。(ぇえ)どうでもいいことですが、次の巻乱菊さんになったりしないのかな。そしたらこっそり16巻の隣に(強制終了)

 
 追記:すっかり失念していたのですが、三番隊のプロフィールはどこ?(隅々までひっくり返しながら)ど、どうせ市丸さんやらイヅルやらの好きな食べ物とかテーマソングとかが思いつかなかったのよ…!(笑)

荒ぶる光跡の。(ギンイヅ+藍桃)

2005-12-01 17:42:05 | 過去作品(BLEACH)
 空になった湯飲みを一度だけ揺すり、中に何も入っていないことを確認するとそれを持ってふと立ち上がる。自室であるので、傍に控えて茶を淹れるはずの副官は存在しない。藍染は一つ溜息を吐き、そういえば、と思考を巡らせた。
 数十年前自分の下に就いていた副官の淹れる茶は、ひどく不味かった。今となっては詳しい味など思い出せず、ただ不味かったと記憶しているだけであるが、確かにギンの淹れる茶というものは薄く熱いか濃く温いかどちらかで、飲みながら幾度も顔をしかめたことを覚えている。



『せめて薄い時に温く、濃い時に熱ければ少しは緩和されるのに。』
『ちゃいますやろ。濃い時に熱いんやったら余計辛うなるわ。』
 そのようなやり取りを数度交わしたが、茶の具合はいっこうに良くならず舌を巻いたものである。わざとやっているのではないかという思いが駆け巡るが、気のせいだと考えることにした。いずれにしろ飲める代物ではあるのだから、こんなことで上司と部下の関係が悪化するのも宜しくない。
 結局そのまま時は過ぎ、藍染は尚も不味い茶ばかりを啜ることとなった。しかし最近ではギンも少しは考えるようになってきて、薄いと零せば茶を足し、濃いと零せば湯を更に湯を注ぐようになった。いずれにしろやや強引ではあるので、やはり嫌がらせかと幾度も思ったのだが。
『…余計不味くはならないかい、市丸。』
『そんなら毒味でもしましょか?』
 言って、ギンは藍染の湯飲みに入った茶と同じものを自分の湯飲みに注ぎ、同じように茶や湯を足してその都度先に試飲したものであった。何ともなしに振舞うその姿が、果たして感心であるのか信用出来ないのかは藍染には判断がつかなかった。
 そうして、一息で呑み終わってから決まっていつも言うのだ。
『人にも好き好きある言いますからねえ、不味うはない思うけどボクには分かりまへんわ。』
 一言一句間違わずに言うので、もしや台本でも書いているのではないかと思う。当然その言葉は「逃げ」なのであろうが、それをとやかく言ったところで茶が美味く変貌するわけでもないので、黙っていた。
 確かに、茶は何とも言えないような味をしているのだ。不味いと言い表すことは容易であるが、好みによっては受け入れられるものかもしれない。
 その茶は、とうとうギンが隊長として三番隊へ引き抜かれるまで変わることがなかった。それでも副官として最後の日に入れた茶というものは、上司として感慨深いものである。しかし詳しい味はやはり覚えていない。




(そんなこともあったなあ…。)
 自分で用意した茶漉しの入った急須に、入れ物だけでいかにも高価であることが見て取れる玉露の茶葉をさらさらと控えめに入れる。普段誰かに淹れさせているお陰で勝手を忘れてしまったようだが、人に出すものではないのだし、とそのまま湯を注いだ。
―…なかなか。
 そう自画自賛しながら、やろうと思えば美味く淹れられるものではないかと薄く笑う。今にも不服そうなギンの顔が浮かんできそうになるが、手を止めてふと外を眺める。すると襖の向こうから、ひたひたとこちらへ向かってくる音が聞こえてきた。
「入りなさい、雛森君。仕事は済んだのかい?」
「は、はい。今日は非番だとお聞きしたもので…お部屋にいらしたんですね。」
「うん。それで、どうしたんだい?」
「十番隊から美味しいお茶菓子を頂いたんですけど、生菓子なので今日中に頂かないといけなくて…差し出がましいかとは思ったのですが、もしお部屋にいらしたらお渡ししようと…あの、すぐに失礼しますから。」
「いや、わざわざありがとう。こちらへ来るといい。一緒に頂こう。」
「え、いえ、滅相もありません!」
「丁度お茶も淹れたところだったんだけどね、きっと雛森君が淹れた方が美味しいだろうと思うんだ。お願い出来ないかな?」
「…はい!」
 桃の茶は、実のところ特別美味いというわけではない。しかしどこか優しい味を感じるので、藍染は何となく気に入っているのだ。だがしかし、特徴のない味であることは確かであり、もしかするといつか桃の淹れた茶の味を忘れてしまうのかもしれない。何しろ特徴的であったギンの茶の味でさえよく覚えてはいないのだ。そう思うと、いささか表情が歪んだ。それでも藍染はにっこりと微笑むと、「おいで」と桃の手を引いて自室に招き入れた。



***



 執務室ですうすうと寝息を立てているのは、細い腕をした銀糸の男であった。それを横目に見ると、イヅルはすすすと近付いて肩を揺する。
「隊長、そろそろお起きなさいませ。お疲れなのは承知しておりますが…。」
 何しろ溜め込んできた数日分の書類を一気に片付けさせたばかりである。しかしだからといて、このような場で午睡を楽しんで良いかといえばそうではない。イヅルはふうと一度溜息を吐くと、淹れてきた茶の湯飲みをギンの頬に当てた。
「…っ!?」
 おっと、と零れそうになった湯飲みを手で支え、ギンの方を向いてにっこりと微笑む。ギンは大層瞠目していたが、それが何なのか理解するといつもの飄々とした表情へと戻り、何やの、と不満げに言った。
「お早うございます、隊長。」
「おはよ。」
「お疲れになっているのは承知しておりますが、如何せんこちらは執務室にございますので、まるで自室のように振舞って頂くわけには参りません。」
「十番隊の副隊長さんかて八番隊の隊長さんかて同じようなモンやないの。」
「そちらはそちら、こちらはこちらです。」
 ぴしりと言い放つが、ギンはそのままふう、と一息ついてイヅルが淹れた茶を啜った。するとほんのりと顔を綻ばせたので、イヅルも無意識のうちにふと笑みを漏らす。
「隊長てええもんやねえ。こないに美味い茶人に淹れてもらえるんやもん。」
 こと茶を淹れることに関して、イヅルは飛び抜けていた。それは誰の眼にも明らかである。しかし遠き日の藍染のような例もある。必ずしも茶を淹れることの上手い副官に当たるというわけではないのだ。
「光栄です。」
 イヅルが答える。ギンはうん、と頷きながらも、いつかこの味を忘れてしまうのではないかと思い眉をひそめた。いつしかこの茶の味を「あああれは美味かった」と思い起こすだけになる日が来るのであろうか。それだけがひどく恐ろしく、そして凄まじい。
「なあイヅル、今度死ぬほど不味い茶淹れてくれへん?」
「どうなさったのですか、急に…。出来ませんよ、そんなこと。」
「せやなあ。出来へん、よなあ…。」
 眉を吊り下げて笑ったその顔を、イヅルはいつまでも怪訝な表情で見つめていた。ギンは昔自分が藍染に淹れてやった茶のことをふと思い出し、あれほど浅ましいものもなかった、と苦笑する。暫くするとそれは儚い光跡のように去っていったが、それを追いたくもあった。忘却されるものなど何一つとしてありはしないと、そう思いたい。



 今、喉を染めるこの味だけは。




■あとがき■
 藍ギンではございませんと表記するべきでしたでしょうか。orz(またお前は)友情のつもりで書いているのですが、藍ギンに見えたりする…のかな。どうなのかな。(汗)
 大事な味を忘れたくはないですよね、というお話。藍染隊長白い!と書きながらにこにこと。(笑)