Doll of Deserting

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星送り。(京七)+アニメ感想

2005-07-12 23:37:56 | 過去作品(BLEACH)
 星送り。
 美しい星が幾度も目の端を霞めていく。古の昔から、今日この日は切ない恋人達が逢瀬を交わす日だと伝えられてきた。織姫と彦星。二つの影が空に反射し、また消える。しかしその影は、織姫と彦星とはいささか違っているようであった。男は派手な花柄の羽織を隊長羽織の上からはおり、女は几帳面に詰められた髪をしていて、眼鏡が僅かに輝いている。
「いや~、しかし天の川の下で酒を飲むなんて、風流だねえ。」
「今日だけですよ。珍しく早めに仕事を終えられたので、僅かばかりの心遣いです。」
 八番隊隊長、京楽春水と副官の伊勢七緒が、隊舎上の屋根に座り天の川を眺めていた。それもこれも全て隊長である京楽のはからいによるものである。
「しかし隊長、花見の前ですら仕事を怠けていらしたのに、なぜ今日は急にやる気を出されたのですか?」
 七緒が問う。京楽は飄々とした空気を乱さず、はんなりと笑って言った。
「花見はさあ、隊長副隊長の恒例行事だったからまだ良かったんだけどね。七夕くらいで君が無礼講を許してくれるはずないと思って。」
「当然です。」
 さも可笑しそうに、京楽が笑う。闇は尚も空を侵食し、天の川をも飲み込んでしまいそうにも見える。かと思えば、気を抜くとすぐに慟哭し涙を流すのだから面倒なものである。
「そういえば七緒ちゃん、君今日誕生日じゃなかったかい?」
 その言葉に、急に七緒が目を丸くする。それはまるで自分でさえ年に一度の生誕の日を忘れていたとでも言うような表情で、酷く彼女らしいような気がして京楽は更に笑みを深くした。
「いいねえ。七夕が誕生日なんて、えらく粋じゃないか。」
「そうでしょうか?それほど特別な日でもないでしょう。」
「いんや、特別な日だよ。少なくとも織姫と彦星にとっては。」
「…実在の人物ではないでしょうに。」
 京楽は杯を傾けながらふと空を見上げた。空には、今日限り描かれた美しい星の渦が流水を象っている。その吸い込まれるような深さに息を呑みつつ、どこか凛としたその光景に彼女を想う。そのまま目を伏せ、彼女の横顔を見つめた。
「…何ですか?」
「いやあ、綺麗だなあと思って。織姫に加護されてる子はやっぱ違うんだなあ。」
「七月七日生まれは私だけではありませんよ。七月七日生まれの女性が全員織姫に守られるなら、大変なことになります。」
 そういう意味じゃなくって、と尚も笑みを崩さない彼を見ながら、七緒はふと微笑んだ。もしかしたらこれも彼なりのお祝いだったのかもしれないと今更ながら気付き、もう少し彼の冗談に付き合うのも悪くはないと思った。
「恋人同士は、いつか死ぬ時のために寄り添って星を送るんだろうねえ。」
 魂が同じ場所へ行けるようにさ。その言葉に耳を傾けながら七緒はゆっくりと目を閉じた。全ての喧騒が遠くへ駆けていき、辺りが静まる。流れる空気の音を聴きながら、隣に座る男をもう一度見た。

 …やっとこさUP。やったよアタイ。何やら恥ずかしい話になったような気がしますが(いつもだってば)その辺はご愛嬌でお願いします。(痛)
 っていうかアニメも見ましたよ。見ましたが何ていうか普通に面白かったっていうか特に何も(剣やち以外には。ぼそ)言うようなことも起こらなかったっていうか…。あ、でもああそうか。
 剣ちゃん叫んだねマジで。「強くなりてえ!!!」みたいな。つうか浮竹さん大丈夫ですか?原作では血さえ吐かなければ病人になんて見えないのにちょっとあんまりにも頬こけすぎですよ!!!アレですか卯ノ花さんにそんなに心配してほしいんですか!!(すみません浮卯ですすみません)清音の声が可愛かったです。(いきなり普通に話をそらすな)ていうか花太郎無駄に可愛いようあの子。何であんな可愛く描いてもらってるんですか畜生。あんま無茶すると春信さんに怒られると思います。(部下なのに。笑)ここで伊江村さんと言わない辺り私荻花なのかもしれません。(またお前は)少しはイヅルにそのちまっこさを分けて下さい。(本音)
 ガンジュに「首の切り傷は浮竹さんだよ!!」と大声で教えてやりたい。(ほんとにお前浮竹さん好きなのかよ)EDを改めて見つつ、イヅルと乱菊さんと桃と修兵が一緒に出ているシーンを見ていました。ちまたではこのメンバー、捨てられた人達とかそういう見方をされていますが、まあイヅルと修兵と桃は認めますよ。しかしうち、日乱サイトですから。(ハイハイハイハイ)乱菊さんは大丈夫だよね。隊長が必要以上に桃を気にしなければ。(笑)いやしかしお互い関係の深い異性がいる限りそういうところも理解し合っているのが日乱であって(その辺にしとけ)
 恋次はなあ…個人的にルキア好きさんですが別に恋→イヅも普通にいけます。でも隊長がいなくなった今でも修兵という対抗馬がいるから。あ…?でも恋次卍解出来るってことはさては修兵より強…?私的にまだ修兵には勝ってほしくないよ恋次。まあ時代は今卍解だからな。イコール時代は今恋次だからな。(間違った情報が多々含まれております)
 私ずっと自分は一ルキだと思っておりましたが最近恋ルキメーターが急上昇中。ていうか多分私一護と恋次には永遠にバカみたいに二人してルキアを取り合っていてほしいんだと思います。(優柔不断)つうかルキアにしろイヅルにしろ、恋次とか修兵みたいないい男はこの先きっといないぜ?(何)だって一ルキはともかくギンイヅより絶対修イヅの方が幸せになれるってば。つうかここで日乱だったらギン可哀想だな。え?その場合さては藍ギンなの?(素直にギン乱で日雛って言えばいいのに)
 何か最近ブログの編集の調子がよくないです。ああ深夜に更新するからいけないのかな…。(多分そうだじゃないと困る。笑)では、今日はこの辺で。お休みなさい。