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HALINA insta-load (126・トイカメラ)

2020-08-22 12:13:22 | カメラ レンズ 写真用品

kodakが126フィルムを売り出したのが昭和38年(1963)ですから昭和40年前後の製品と断定して宜しいでしょう。
価格は不明です。

レンズ脇の角型釦がシャッター釦です。他にはファインダーのみです。

ボディ上部にはフラッシュキューブのソケットのみ。


キューブを取り付けるとこんな感じです

ほぼ立方体、側面にフラッシュバルブが4個配置されてます。連続4回の発光が可。
スピードフラッシュが一般化する前の仇花?。

似たようなものにマジキューブがありました。

スプリングがマジキューブの根元にある点火薬を叩くことで発光するため、電源を持たないカメラに直接取りつけて使用できる。
電池不要で発光するために、たぶん魔法の立方体と言うことでマジックとキューブの合成語ではないでしょうか。
両者はソケットの形状が異なるので互換性はありません。

当時の写真雑誌にマジキューブかフラッシュキューブのどちらを使用するカメラかまたどこのカメラメーカーかは記憶にありませんが
これを使用するカメラを発売したところ消費者からクレームがあったと販売部から開発部へ。
カメラボディを持ってキューブ部分を回したらしいです。撮影をしなくてもフィルムが送られて....構造上巻き戻しはできません)
開発部としてはキューブ部分を手動で回すことは想定の範囲以外だったそうです。

電子レンジで濡れた猫を乾燥させようとして死亡させた消費者が
マニュアルに「猫を入れてはいけない」と記載が無かったと裁判をおこした例があります。
勝訴したそうです。彼の国の話です。

底部 銀色の部分は電池室 単四×2 フラッシュキューブ故に電池は必要。フラッシュを使わないのならば不要です。
シャッター釦の下に MADE IN TAIWANとあります。

裏はこんなふうに殆どなにもありません。側面に裏蓋を開くレバー。


内部です。126フィルム使用の為撮像面は正方形です。

このカメラはフィルムさえあれば撮影は可能です。結果を期待しなければですが。

当時126一眼レフ(たぶんKodak Instamatic Reflex)を使っている若手カメラマンのドラマ(タイトルも出演者も憶えておりませんが)がありました。
「プロカメラマンが126機を使うか!」とTVに向かって叫んだことがありましたがスポンサーがkodakだったのでしょうね。

HALINA で画像検索をいたしますと実にたくさんの画が見つかります。
大半はトイカメラのような物ですが中には一見本格的?な物(のような)もあります。

 

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