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Maldives Bandos island 1993年  その2(新)

2021-07-14 12:32:52 | 写真 海

  バンドス島 
  

 小さな港に桟橋が突き出ていた。(見出し写真・撮影は後日)
 ボートを降りるといきなりの音の洪水である。少々騒がしい。私には不要のディスコであった。
 

 

 桟橋に繋がる通路の奥にリゾートのフロントがありました。
 案内されるままにソファへ。ウエルカムドリンクはフレッシュジュース。
 必要書類に記入すると空港から同行した係員が説明を始めた。男の名はヘーラット。達者な日本語である。
 
 ・・・・・・・・・

 立ち上がって歩き始めた。我々のコテージは桟橋からほぼ半周した北側にあった。
 カメラバッグが重い。・・・・・・部屋まで10分以上もかかった。
 シャワールームへ飛び込んだ。とりあえず真水のシャワーである。バスタブは無い。
 二つのノブを調節したが温水は出てこない。まあこんなところでしょうスタンダードでは。
 タオルを巻いてシャワールームを出た。プロテックスが届かないことには着替えが無かった。

 ・・・・・・・ノックの音。ドアを開けると若い現地人。その後ろのリヤカーの上に我々の荷物が。バッグを受け取りチップを渡した。

 着替えを済ますとポットをセット。まずは珈琲を。
 変換プラグを用意してきたがその必要は無かった。
 バンドスは三又平ピンプラグである。が、各種に対応するユニバーサルタイプの変換プラグがコンセントに刺さっていた。
 珈琲を飲みながら時計を視た。十二時を廻っていた。日本では間も無く夜明けである。
 BCジャケットを組み立ててから就寝。

   十六日

 午前四時。コテージを抜け出した。満天の星。
 十一月十七日は「しし座流星雨」の極大の日である。
 一日早いが出現確率は非常に高い。
 「しし座」を捜した。ほぼ頭上にあった。
 北緯四度ともなると星の見える位地・高度が共に大きく異なる。日本での印象とはだいぶ違う。
 いくつかの星が流れた。だがかって視た八月のペルセウス座流星雨と比べると規模は小さい。
 我々のコテージはほぼ北側であった。北極星が水平線近くに低く輝いている。
 次はサザンクロスである。パラオではホテルの位置が悪く断念した。
 しかしここでは必ず確認する心算である。時間的には今から空が白み始める迄が勝負である。
 南の空が開けているところを捜して歩き出した。
 島をほぼ半周。港に着いた。南の空は開けているが人工照明があまりにも明るすぎる。
 更に歩いた。ダイビングサービスの前に着いた。小さな突堤があった。照明がひとつあったが影響は無い。
 雲の切れ間。水平線の近くに小さなクロス。初めて目にする南十字座、サザンクロスであった。

 ※南十字星と言われる場合が多いがひとつの星ではなく複数の星で構成されている星座である。
 四つの星の対角線を結んで十字形を作るがちょっと無理がある。十字よりも箱型に見える。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 午前七時。ベッドを抜け出した。戸外へ。
 バンドス島はほぼ円形の島である。その周囲を縁取るようにコテージが配置されている。殆どのhw輩波打ち際まで三十秒とはかからない。
 各部屋の前には敷石を挟んで大木が数本立っていた。ブランコが揺れている。
 波打ち際に出た。幅は狭いが白亜の砂が島を縁取っていた。
 砂の質は砕けた珊瑚。非常に細かい。ハウジング(NEXUS F4)のOリングを悩ましそうである。
 すでに海に入っている者がいた。現地人のようであった。漁をしている訳では無さそうだが・・・・・・。
 ゴム草履を脱ぎ棄てて膝まで海に入った。水温は二十七度はある。無色透明の水。浅瀬にも魚が戯れていた。逃げる様子は無い。
 急いで部屋に帰り持ってきたパンを持って再び海へ。ちぎって放り投げた。すぐに魚が群れてきた。

 部屋の前に椅子を出して朝の空気を楽しむ。しかしこれは誤算だった。蚊の大群が襲ってきた。
 私自身は蚊に喰われ難い体質なのだが他に誰もいないとそう言う訳には行かない。
 蚊取り線香と虫よけスプレーはやはり必携であった。

 午前八時半。他も漸く目を覚ました。カメラ片手に連れだってレストランへ。昨夜は気づかなかったが明るくなるといろいろな物が目に入る。
 樹木は豊富である。熱帯特有の花も量は少ないが咲き誇っている。
 その木々にはイグアナの小型判のようなトカゲが登っていた。
 そしてコテージの壁にはヤモリが必ず這っている。だが見かけた爬虫類はこれだけで忌み嫌われる蛇は見あたらなかった。
 土の上には数センチの穴がいくつも空いている。蟹の穴だ。鳥の声も何処からか聞こえてくる。

 レストランは桟橋の近くだ。殆どの施設がその周辺にかたまっている。コテージもこの周辺のものは少々造りが異なる。スイートであろう。徒歩約十分。レストランに到着。

 ウェイターが近寄ってきた。部屋番号を告げるとテーブルに案内された。
 「コーヒー?。ティ?」
 「珈琲」大き目のカップが嬉しい。





 バイキング形式であった。
 数種類のパンにコーンフレークス。マーガリン、ジャム数種、蜂蜜、スープ、ヨーグルト、ミルク、茹で卵にフライドエッグ、ソーセージ等々。


 皿の上に適当に盛り合わせ撮影。

 朝食は連日大差が無かった。フライドエッグがスクランブルエッグに、ソーセージがベーコンに変わるくらいであった。
 モルディブは普通、滞在中の全食事が込みになっている。朝食を見ただけであるがそんなに悪くはなさそうである。



 ウェイターはラシードと言った。髭を蓄えている。見廻すと髭のウェイターは半数ほどもいる。
「ここでは私も違和感は無いな」
「あれは髭から下は嘘は無い。と言う理由もあるらしいよ」と連れが。
「それなら私の髭は紛い物だ。

 ワンブロック、数卓を受け持っているようだ。日本語は達者とは言えないがどうにか理解はできるらしい。それゆえにか何かと話しかけてくる。 
 ・・・・・・少々うるさい。

 つ づ く

  

 

 

 



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