ぽせいどんの今日の一枚 +

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水中カメラ 1993年バージョン。

2021-11-16 12:18:21 | Weblog

  Cカードを取得して一年が経った。
 タンク本数は漸く三十本に達した。まあ、平均的な量ではなかろうか?。
 ファンダイブも沖縄へ二回。海外へも二回遠征した。
 その都度NIKONOS-Vが同行した。水中でのカットも数百枚となった。
 Cカードを取得したきっかけの一つが本格的な水中での撮影であったからこれは当然であろう。
 ※ 実は NIKONOS はCカード取得以前に全天候型カメラとして購入。 
 
 NIKONOS-Vのピント合わせは手動目測式である。
 また距離によりスピードフラッシュの照射角度の調整も必要である。
 一齣撮影するのにけっこう時間がかかる。
 タンク一本につき36EXフィルム一本が最大撮影数。しかし船上でのフィルムは交換は躊躇いがある。
 よほどのことが無い限り一日ツーダイブで一本がやっとであった。

 ダイビング雑誌の投稿欄を視ていると
 「何本撮ってもピントが来ない」
 「いつも露出が滅茶苦茶でどうしたらいいでしょうか?」
 「魚が思った位置に入らない」などの記事が多数あった。
 それと比較すれば撮影結果は初心者のとしては充分な出来栄えと思える。
 が、しかし、私個人を満足させるカットはまだ殆ど無かった。
 自分のイメージする画を撮るにはNIKONOS-Vでは力不足であった。
 「たかだが十本撮っただけで何を偉そうに」とおっしゃる方はよほどの達人かカメラの機能をご存じないかたであろう。
 私のメイン機材は一眼レフである。その理由はそれを用いる多くの方と同様である。

 1:レンズ交換が可能
 2:パララックスの無いファインダー
 3:合焦をファインダーで確認できる。

 レンズ交換に関してはNIKONOSも可能ではあるがそのほかに関しては全く後れている。
 ファインダーはアルバダ式で遠距離(水中では遠距離の撮影はまず無い)はともかくとして近距離のパララックスは避けられない。
 魚が思った位置に入らない原因のひとつがこれである。

 ピントに関しては最も原始的な目測式である。やっかいなことにファインダーを覗くとピントが合ったように視える。
 ピンぼけの原因はたぶんこれです。でなければブレですね。ピンボケとブレの区別がつかない方は結構おります。

 「水中用一眼レフが欲しい」それを手にすれば写真が変わるはずである。たぶん。
 狙った魚の目にピントの芯が来て近接撮影でも尾が切れたりすることは皆無とは言いえないまでも減少はするだろう。
 検討してみた。


 世界初の水中専用一眼レフ NIKONOS-RS。
 

 あるいはNikon F4 をハウジングにセットする。どちらを選択しても長短があった。



 まずは気になる価格であるがRSにズームレンズを装着し専用スピードフラッシュを合わせると百万の大台。
 ハウジングは F4 を所持しているので多少は安くなるがスピードフラッシュ抜きでも五十万を越える。
 価格差はニ十万強。
 ※アクションファインダーとレンズを購入したので差は僅かとなった。

 水中重量は浮力が働くので大差は無い。しかし空中重量は・・・ハウジングは非常に重い。
 操作性はRSに軍配が上がる。水中での操作性も同様である。ハウジングは F4 の機能を水中では生かしきれてない。

 迷わずRSを購入したい。が、ココム(外国為替及び外国貿易管理法)の壁が立ち塞さがっていた。
 RSを持って海外へ出向くにはその都度通産省に出向いて輸出許可申請の手続きを取らなければならない。
 勿論それを免れる国もあるのだがその大部分の国には魅力的な海(水中)は殆ど存在しない。
  もうひとつネックがあった。RSは水中専用機だ。したがって陸上撮影用のカメラが当然必要になる。
 さて、どうしたものか・・・・・・?。

 つ づ く

 ※掲載順位がランダムなのでダイビング記事の目次を作りました。
  年代順となってます。

  ダイビング編目次

 


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