ぽせいどんの今日の一枚

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再びの沖縄 その2  1992 October

2021-09-05 12:32:11 | 写真 海

               座間味 牛の島灯台下

 二本目のポイントは比較的穏やかだった。魚の類も豊富であった。
 チョウチョウウオだけでも十種類を確認した。沖縄の海は本当にサービスが良い。


 

 エンジン始動 船は慶良間を後にした。外海へ出た。荒れていた。 

 ピッチング(縦揺れ)の連続である。乗客は身体を抱えて蹲るようにしていた。
 時々身体が浮き上がった。高を括っていたら胃の中から三位が襲ってきた。
 船酔い!。こめかみあたりから冷たい汗が流れた。
 ここで吐いたらヨット乗りの恥である。たちあっ型。場所移動。船長の脇に立った。
 フロントウィンドウー越に波を眺めた。吠えている。
 船は強引にそれを引き裂きながら進む。
 波を視ていれば次の揺れが予測できる。膝を屈伸させて衝撃を和らげた。
 この辺はお手の物でツボを心得ていた。

 数分で汗が退いた。胃液も大人しく定位置に収まった。
 余裕が出て来た。船の計器に眼をやる。我が艇とは異なり航海機器の類がメジロ押だ。
 船速は約20ノット。那覇迄あと三十分。

 妹のことが頭をよぎる。明日もこの海ならば彼女は嘔吐の連続だろう。
 S氏に相談すべきだ。

 入港。S氏が出迎えた。
 「妹さん着きましたよ。先ほどホテルまで送りました」
 「そうですか。・・・・・・で、明日も慶良間ですか?」
 「その予定ですが」
 「妹は船酔いが酷いんですよ。明日もこんな状態でしたら間違いなくやられます」
 「早めに薬を飲んでおけば大丈夫でしょう」
 「いつもそうしているらしいのですが・・・近場と言うわけには行きませんか?」
 「・・・・・・」
 ダイビングサービスへ到着。
 KAZUがビデオを再生して着替えに行った。
 ガイドをしながら撮ったものだ。予想以上によく撮れていた。
 ミノカサゴ・クマノミ・ガーデンイール・ウミウシのクローズアップ。
 「これは何でしょうね?」とバディが訊いた。
 海棲動物の知識は殆ど無いようだった。
 「ウミウシですよ。貝の仲間です。もっとも貝殻はありませんが、まあ海のナメクジのようなものですよ」
 ※英名 SEA SLUG やはり海のナメクジ
 どうも、私の言葉を信じていないようだ。
 ラストは我々二人のダイブシーン。・・・・・・ビデオもいいかもしれない。

 学科講習が終って学生四人が現われた。
 「どうだ、感想は?」
 「ええ、まあなんとか・・・」歯切れが悪い。
 「明日は海だぞ」
 「それより試験が問題ですよ」
 「それは最終日だから、まだ一日余裕があるじゃないか」
 「明日の夜、学科が終ったら試験をやるみたいです」
 「そんなに難しい問題は出ないよ」
 「でも心配ですよ。ぽーさんKOさんに頼んでくださいよ」本当に自身が無さそうだった。
 彼らはやはり体育会系。普通の者は実技の方にプレッシャーを感じるのだが、ペーパー試験にアレルギー反応を示している。
 『大学受験から比べれば楽なものだろう』と思ったが・・・『もしかしたら此奴ら受験無しの推薦入学?』 

 S氏がビデオを再び再生。四人が食い入るようにそれを視た、
 バディは棚にあった魚類図鑑を視ている。二冊目でウミウシの項を見つけた。
 「ここに出てました」私の顔を視ながら言った。
 「でしょう」

 ホテル。妹の部屋に顔を出す。夕食の相談。
 国際通り。春に訪れた琉球料理店。
 テーブルに所狭しと並べられた郷土料理らしきもの。(八人なのでテーブルが狭すぎただけ。特別豪華では無い)
 オリオンビール。乾杯。

 夜。920号室。四人の学生。そして私。
 「では、特別講義だ」
 最初はごく初歩的な質問。そして・・・・・・。

 

 つ づ く

 ※掲載順位がランダムなのでダイビング記事の目次を作りました。
  年代順となってます。

  ダイビング編目次

 


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