※ 九部通り編集が終ったところで突然の停電です。
平成11年(1999) ¥45,000 AF
23mm/F4.5~70mm/F9.5 プログラム式電子シャッター1/1 ~ 1/600
たぶんこの機種は私の所有している銀塩カメラの中ではもっとも新しいもののような気がいたします。
(ほかにもコンパクトカメラがいくつかあるので...?)
本来でしたら取り上げるのに躊躇するのですが、この機種はフィルムが APS でして、いい機会かと。
機械式シャッターではありませんので電池が必須です。
フィルムもすでに販売をとりやめているので撮影に及ぶことはまずありませんが電池を購入いたしました。
電池を装填してPOWER 釦を押すと スピードフラッシュがポップアップ、
液晶が表示されました。
前面のレンズバリヤーが開きました。
シャッター釦を押す以外は特に操作は必要といたしません。
ポップアップしたスピードフラッシュは電源をOFFにするまではこのままです。
手動で良いから発光OFFの時は収納できる方が宜しいかと思いますが。
背面のズーム釦でレンズが伸縮いたします。
① シャッター釦
② ファインダー : ③のレバー操作により視野が変化する。
③ フォーマット切り替えレバー ・ C クラシック/2:3(135と同じ比率です) ・ H ハイビジョン 9:16 ・ P パノラマ 1:3
どれを選んでもフィルム一齣は Hと一緒です。 Cは左右を Pは上下を トリミングする。(フィルム一齣を無駄にしているようで好きになれません)
④ パワーズーム釦
⑤ スピードフラッシュモード切替釦 押すたびに 赤目対策・発光・発光OFF・遠景・夜景と順次切り換わる
⑥ セルフタイマー 時間調整 と リモコン操作が可能
DATEは日付で
MRCとは? Mid-Roll Change button だそうです。これが「APS」のある意味最大の特徴で撮影途中でフィルムの交換ができます。
カラーとモノクロ ネガとリバーサルとか 大型のカメラのマガジンと一緒の機能です。
右サイドのレバーを押し上げると底蓋が開きます。フィルムは誰もが装填できる自動ローディング方式でした。
その他感度設定なども自動でした。
「APS」は画期的な企画でしたが短命に終わりました。
一つはフォーマットサイズが小さいことです。私はそれが理由で興味を示しませんでした。
また(135ではできない)フィルムにコーティングされた磁気面にデーター等が記録出来たりしました。
が、この企画を淘汰したのはデジタルカメラの急速な普及でしょう。
1999年には100万画素程度のデジタルが翌年には300万画素になり価格も¥100,000を割りました。
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