大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

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土曜学童・春が来た

2010年04月30日 | 児童デイサービス
 先週の土曜学童の続きです。小出しにしてきた土曜の報告もこれが最後です。

 題して春が来た!これはRiくんにささげる言葉
 なぜなら、ここのところ別の部屋にこもることが多く、大好きだったはずの公園にも行かない日が続いていたからです。無理には誘わないものの、それでもあの手この手で誘いを試みるのですが、「頑固に」行かないと抵抗するのです。
 だいたいスタッフのKaさんが彼に寄り添ってくれました。

 色々な背景・原因があるように思います。それは一つや二つではないようです。

 Saくんが「Riくん(は?)」と言いながらさがしだし、カラーボールをぶつけようとします。そうするとRiくんは怒るので、その反応を楽しんでいるようなところもあります。でも、Saくんにしたって友だちに積極的に関わりだしたのはこれが始めてのように思えるのです。彼にしたらRiくんとの遊びなのかもしれません。スタッフKaさんは嬉しそうにそのように報告してくださいました。Riくんは「静養室」「更衣室」ぽーぷの「会議室」へと逃げ込みます。
 でも、私がカラーボールを持たせて一緒に反撃を試みると、これまた逆にRくんは嬉しそうにボールをぶつけています。こんな遊びになったらいいのではないかと思っていました。

 もう一人はKちゃん。Riくんにとっては誰が要注意人物かしっかりインプットされているようです。背中を押されると猛烈に怒ります。「いきなり」はRiくんにとっては耐えられないできごとなのです。Kちゃんも誰彼となく押しているわけではなく、最近は自分を一番嫌がって逃げたり(逃げられなくて押されてしまう)、押すと反応してくれる(特に泣いたり大声を出す)友だちが特に楽しいようです。

 それと、Riくん自身の中にもこの頃眠たそうな顔で来所したり、部屋に引きこもったりしているといつの間にか眠ってしまい、ゆすっても起きないことがあったりするので、ひょっとして夜更かししたり、ゲームに熱中して疲れたりしているのかもしれない…などとも思っておりました。
 それと、他にも人が多すぎるとか、うるさすぎるとか色々不機嫌にさせたり、逃げ出したくなる要因はあるのかもしれない。

 この日は久しぶりに公園に行きました。私たちの気持ちも少し晴れました。そして、久しぶりのRiくんの笑顔、公園ブランコです。
 昨日はこれまた久しぶりの立ちこぎブランコを見せてくれたそうです。

 追いかけっこも楽しみました。

 春がやってきたようです。

 Koちゃんが私の手を引いて行きます。用事を頼むときにはよくあることでしたが、この時はまるで「これ見て!見て!」と言われたようで嬉しくなってパチリ。
 そう言えば、これまでと違うのは自分で画用紙に描いた絵を並べて、積み木とのコラボレーションを楽しんでいるところ。いやぁー、発展しているね。

 この頃はトーマスの玩具ではなくて、大事に自分が描いた絵をバッグに入れて公園にも持ち込んでいます。ということは、トーマスと同じくらい大事な宝物だからこちらも大切に扱わなくっちゃ。

 公園ではマイペースのKoちゃんです。


 近所の子らと砂場遊び。
 オイオイ!そのバッグ…と言っている間に「ベリ!!」。スタッフのKさんが公園用のグッズ入れにと思って買ってきたばかしの袋です…。



 しかし、よく壊れるなぁ…。
 昨日は廊下の窓(ャ潟vロ?)。とうとう枠に入らなくなってガムテープのお世話になっている。
 水曜日は窓際の壁…。昨日、修理。
 棚の壁…。
 テーブルの足…。
 うん?よく見ると火災報知器の蓋を手に持っている…。よくボタンを押さないでくれたものよ…。

 私は退職したらぽぽろの技術職員のようなボランティアをさせて欲しいと常々言っている。暇が出来たら、お蔵入りとなっているすべり台を修理したり、廊下に勝手に置かせてもらっているブランコの下に入れるベニヤ板を買いにいったり…、パンクしている自転車を修理したり…。(えっ?その前に机の上と周辺の聡怐A書類の整理をしろって?…)