大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

新人のKくんのこと

2010年04月25日 | 児童デイサービス
 今日はいい天気ですね。山にでも登りたい気分です。
 ぽぽろはお休みですが、静かですのでHさんによる相談が2件入っています。ご苦労様です。

 「小さなドラマの積み重ねが大きなドラマを生み出す」
 ドラマや写真もいっぱいあったのにバタバタしていてなかなか報告が出来ていません。土曜日ばかりですみませんね。

 昨日のことを小出しに書きますね。

 最初に新人のKaくんのこと。
 肢体障害の子どもさんを本格的に受け入れるのは初めてでしょうか。
 小さいうちはどうしても訓練(療育)通いに明け暮れしますし、学校に行き出すと下校後はつかれていたり、訓練が入ったり、送迎も大変だったりするのでぽぽろの療育や学童保育の利用はあまりありません。ぽぽろ大東で肢体障害の子どもさんを対象として独自のとりくみを水曜日に入れましたが、まだ利用は3人のようです。夏休みに増えるかもしれませんね。それまでに、少しずつ慣れていただけるといいのですが…。私は、肢体障害の子どもさんも思春期を迎える頃には、少しずつでいいから同年代の子どもたちと過ごす時間や親から離れて友だちと過ごす時間を是非つくってあげてほしいと常々思っています。「親からの自立・子からの自立」はこの頃(ホントはもっと小さいときから)から意識する必要があると思います。

 新人のKaくんです。
 バリアフリーではないのでお父さんがおぶって急な階段をやってきました。ごめんなさいね。バギーも結構重いです。ぽぽろには彼が使える座椅子も、バギーで使える机もありません。(「肢体不自由教育」25年のキャリアの私としては信じられない貧困な状況ですが、そこは「すめば都」「来てしまえば天国」です。)
 一日目からよく食べ、よく遊び、よく笑いました。

 彼が気に入ったのか、バギーが気に入ったのかRiちゃんはずっとバギーを押していました。ですのでじっとしていることはあまりありませんでした。バギーを止めてジェットコースター用の台車に乗せようとして後ろを振り向くと、もうそこにはバギーがなかったりして…。今度は乗せようとして彼を抱えたままバギーのところに行くと、バギーの座席にはRiちゃん人形がちょこんと座っていたりして…。


 彼のおかげで、やんちゃな子たちもちょとばかし加減したり、「優しく」なったような気がしたのは初日だったからなのでしょうか?この笑い顔のKaくんの下にはShoちゃんが。


 「ねずみばあさん」はバギーでグルグル走って逃げました。すべり台はソリですべりました。バギーでも坂を下りました。公園のブランコも一人で乗りました。結構、色々出来そうですね。シャボン玉は機能的なこともありますが、それ以上にシャボン玉を目でとらえて追うのが難しかったようです。
 床面に降ろしても一人でゴロンゴロンと移動しはるし、子どもらも踏まないように気をつけているし、側彎防止にもなっていいか。「過保護」にならんとこう!


 それにしても、土曜日はもういつも予約でいっぱい。キャンセル待ちも出ています。Kくんも何回入れるかな?これから宜しくね。

 彼の相棒のような感じで付き添ってくれたRiちゃんは、自由遊びが終わり10時半頃になるとスケジュール(でもないけど)通りに「うたどん」(?)を要求。「うたどん」って「うたってどんどん」(町田正一先生作詞作曲の始まりの歌)の略。うまいこと言うね。
 そして、Riちゃんに「何して遊ぶ?」と聞くと、今日も「ねずみばあさん」。
 耳がとれそうになって糸一本でぶら下がっているリタイア中の「ねずみばあさん」を引っぱり出してきました。なんと、ぽぽろには裁縫箱がなかった?!家から持ってきて火曜日に修繕しましょう。


 続きは夜までに書きましょう。