ぽれぽれ日記

大泉学園にあるアロマテラピー・かっさサロン
「POLEPOLE」のセラピストによる、
ゆるーい日記(たまーに更新)

「薬膳salon の料理教室・夏バテ防止」

2017-07-20 | 薬膳
昨日は「薬膳salon の料理教室・夏バテ防止」に行ってきました。

日本の夏は、年々高温多湿に

全身のだるさ、食欲不振、消化能力の低下、
温度差による自律神経の乱れ、寝不足など…
夏バテになってしまう人も多いのでは。

「暑さ」でダメージを受ける→“心”
「湿気」でダメージを受ける→“脾(胃腸)”を養ってあげる事が必要。

汗をかく事によって、“水分”だけでなく、“気”も消耗してしまいます

「気」と「水」がないと「血」を作る事が出来ません。
そして、寝る体力には「血」が必要なのです。

という事は、「気」「血」「水」を養ってあげる事も必要ですね。

ということで、

薬膳のポイントは、

●体内にこもった余分な熱を取り除いてくれる食材
 [きゅうり、なす、ゴーヤ、冬瓜、かになど]

●発汗で失われた水分や喉の渇きを潤してくれる食材
 [すいか、きゅうり、トマト、メロン、レモン、ココナッツなど]

 酸味+甘味を合わせて摂ると→
  潤いをチャージして、必要以上に漏れださないようにしてくれます。

●血を養ってくれる食材
 [なつめ、ほうれん草、モロヘイヤ、にんじん、牛肉など]

●気を養う食材
 [穀類、豆類、きのこ類、いも類]

気を巡らせてくれる香味野菜やスパイスが、食欲をさせてくれます。

ということで、今日のメニューは



●すいかのジュースと薬膳クスクス(写真手前)

 すいかのジュースが、クールダウンして、のどの渇きを癒してくれます
 気の巡りを良くしてくれるターメリック、クミン、パクチー、ミント、セロリたっぷり
 セミドライトマトや色々なお野菜が入っていて、スパイシーな味が食欲をそそります。

●モロヘイヤのナムル(写真真ん中)

 消化を促進して、血を養ってくれるモロヘイヤ
 あっさり胡麻風味のナムルでパクパク食べれちゃいます。



●ガスパチョ素麺

 喉の渇きを癒し、潤いを与え、消化を高めてくれるトマト
 みょうが、パクチー、ニンニクの風味も効いて程よい味加減で、
 素麺もおしゃれにスルッと。



●チキンソテーの山椒風味

 気を補ってくれる鶏肉、しいたけ、エリンギ
 食欲をupし、むくみも解消してくれる山椒

 ぴりっと爽やかな風味が食欲をそそり、ポン酢の柔らかな味付けが胃腸にも優しい



●ソフトシェルクラブのタイカレー風味 クミンライス添え

 余分な熱をとり、血の巡りを良くして、むくみを解消してくれるかに
 気を補い、余分熱を冷まし、胃腸の働きを整えてくれるココナッツ

 スパイスとココナッツの風味が食欲をそそり、適度な辛さが身体の冷え過ぎを抑えてくれます。
 レッドカレーペーストを使っているのに、本格的
 ソフトシェルクラブが甘味もあって、殻ごと食べれて美味しい

 

●双和茶(さんわちゃ)

双→気血と陰陽、和→調和の意
気血を補って、陰陽を調和してくれる韓方茶。
貧血、冷え、心身の疲労を回復してくれる。

色々なブレンドがあるようですが、こちらは甘過ぎず、贅沢に陳皮も使っていて、風味豊かで飲みやすい。


日本の酷暑に負けず、バテ知らずで夏を楽しめるといいですね

そして、食事に気をつけるだけでなく、一日一回しっかり心地よい汗をかく事も大切

夏の間にしっかり汗をかくことで、身体に潜んでいる冬の邪気
(喘息、花粉症、冷え、免疫力低下)を追い出してくれます。

私も以前は夏大好きだったのですが、年齢とともに
そして、最近の湿度の高さに以前よりバテ気味

でも、ヨガなどしてしっかり汗をかくとかえってスッキリ
暑くて火を使った料理は面倒になりがちですが
効率よく薬膳を取り入れて、身体もケアしたいですね








 

 
 


コメント
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