占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

土星-天王星-冥王星

2008-12-24 00:27:49 | カーディナルクライマックス
土星、天王星、冥王星がそれぞれカーディナルサイン(*)に入座しアスペクトを形成することを、カーディナルクライマックスと呼ぶ。これは金融占星学の権威であるレイモンド・メリマン氏による解釈であると思われる。前回このアスペクトが形成されたのが1929年12月から1932年2月までであり、この時代に起こったのが世界大恐慌。この天体の組合せが現在ふたたび巡ってきていることで注目されている。

この組合せが今後どのようにして起こるか順を追って見ると、先月下旬に冥王星がサインやぎに入座し、まず一つ条件が適合。次に現在おとめを進行中の土星がてんびんに入座し条件に適合するのが来年10月30日。ここで冥王星と土星がサインスクエアとなる。最後に現在うおを進行中の天王星が2011年3月12日におひつじに入座し、カーディナルクライマックスが成立することになる。この状態は土星が次のサインに移動する2012年10月初旬まで続く。

さてこのカーディナルサインと土天冥の組合せがどのような現象をもたらすのか。以前のアスペクト成立時は世情は不穏な空気に包まれていたが、戦争のような事象のトリガーとはなっていない。世界大恐慌という金融・経済分野でのトピックが特に際立っていることで、金融占星学方面で注目されているのだと言えよう。

天体の組合せは同じでも、入座するサインは前回と同じではない。また天体の力を受ける人間社会の様相も前回と同じわけではないので、再び同じことが起こるとは言えない。1929年当時は土星やぎ、天王星おひつじ、冥王星かに。やぎ土星の意味するものは大恐慌に伴う銀行業務の停止や債務不履行。かに冥王星により実体経済の世界的破壊が示される。おひつじ天王星は危機の進行に加速度をつけたと考えられる。

2011年の組合せはてんびん土星、おひつじ天王星、やぎ冥王星で、特にてんびん土星ではデリバティブなど金融商品の取引停止の可能性もありうる。てんびんを冥王星が通過した1970年代に開発された金融システムの行き過ぎが土星によって制限を受けると考えられるからだ。やぎ冥王星で打撃を受けるのは大手金融機関など金融システムを支える側。サインかにが加わらないことで、実体経済の破壊は抑えられよう。おひつじ天王星は前回と同じく事態の急転直下を後押しする。

Tスクエアに加わらないサインかにだが、ここに太陽や火星が入座する時期がもっとも変化の激しい時期となりそうだ。このサインに重要天体が入ると、いわばカーディナルグランドクロスが形成される。

ところでこのカーディナルクライマックスで日本に起こる出来事は既に確定している。それは2011年4月から施行される消費税増税である。政府は税率を段階的に8.5~10%まで上げるとしている。占星術的にはよりによって何というタイミング、としかいえない政府の決定である。

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*おひつじ、かに、てんびん、やぎの4サイン


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