8日に噴火した阿蘇山は、今回のような爆発的噴火は1980年1月以来36年ぶりで、噴煙は高さ1万1000メートルまで上がったとのこと。気象庁は今後も同程度の噴火の可能性に警戒を呼びかけている。
前記事の御嶽山噴火で行ったチャート分析と全く同じ手法で、阿蘇山噴火の解説を行うことができる。火山原図となったのは、2010年2月14日の新月図である。

この新月図の特徴は、御嶽山の原図となった新月図と同じく、太陽にヴェスタがオポジションをとっていることが一番に挙げられる。火山の象意であるヴェスタが強く関与する新月図であることが分かる。
新月図を起動させるメインベルト天体は、TパラスがN太陽に接近しており、かろうじて有効と判断する。ジュノー、ヴェスタが来ていればもっと大きな被害が出ていたかもしれない。またNジュノーにT天王星が合の位置にあり、強い変化を後押ししている。
トリガーとなったのは他でもない、Tジュノーであった。これはPパラスと合であり、このタイミングでの噴火であった。
もう一つのタイムスケールは、天頂付近の水星のプログレスにある。P水星がMCに合となったタイミングとなっており、これにより当該原図が阿蘇山地域に結びつけられているのが分かる。
イベント発生地は上記Pパラスと、直近の10月1日新月図パラスがMCまたはICに来る地域が可能性が高い。アストロマップで見ると、東シナ海にパラスICが位置している。新月の月のアスペクトのセプタイル(51.43度)からセクスタイル(60度)までのエリアに九州が入っている。阿蘇山も新月図パラスの影響範囲にかろうじて入っている。

◆インドネシア、南大西洋でも火山噴火◆
阿蘇山のほかにも、9月27日にはインドネシア中部の観光地であるロンボク島にあるバルジャリ火山が噴火、400人の観光客が避難する事態となった。また9月29日は、南大西洋のサウスサンドウィッチ諸島で、3つの火山が同時に噴火しているのをNASAが人工衛星によって確認した。
これらの火山は阿蘇山と同じく、新月図パラスの子午線エリアに入り、前者は月のアスペクトがセクスタイル、後者はトレデサイル(108度)のエリアで成立している。トリガーはいずれも火山原図のNジュノーにPパラスが合のタイミングであった。
◆熊本地震も表示した火山原図◆
今回取り上げた阿蘇山噴火の原図となった2010年2月14日の新月図を選定するにあたって、現在から7〜8年前までの90枚近い新月図を調べ上げ、10枚程の候補を拾って1つに絞ったのだが、選定作業は難航した。いくつかの選定ポイントの中で、唯一この原図が持っていたのが、4月の熊本地震との関連が表示されていたことであった。これが選定の決め手となった。

熊本地震発生時の太陽がNジュノーと合となっており、この一枚で、地震による地下の地形変化が噴火に影響を与えたことが説明できるのである。
------------------------------------
〈引用〉
阿蘇山で爆発的噴火=36年ぶり、警戒レベル3に―気象庁
インドネシアで火山噴火、観光客ら約400人に避難勧告
NASA EARTH OBSERVATORY 記事より
〈補足〉
トレデサイル(Tredecile)というアスペクトは非常に珍しいアスペクトで、普通は滅多に使われない。しかし筆者のマンデンによる調査では、月のアスペクトでは108度に強い感受点が成立すると考えられる。108度とは、円を10分割した36度(デサイル(Decile))の3倍数であり、2倍数はクインタイル(72度)である。

前記事の御嶽山噴火で行ったチャート分析と全く同じ手法で、阿蘇山噴火の解説を行うことができる。火山原図となったのは、2010年2月14日の新月図である。

この新月図の特徴は、御嶽山の原図となった新月図と同じく、太陽にヴェスタがオポジションをとっていることが一番に挙げられる。火山の象意であるヴェスタが強く関与する新月図であることが分かる。
新月図を起動させるメインベルト天体は、TパラスがN太陽に接近しており、かろうじて有効と判断する。ジュノー、ヴェスタが来ていればもっと大きな被害が出ていたかもしれない。またNジュノーにT天王星が合の位置にあり、強い変化を後押ししている。
トリガーとなったのは他でもない、Tジュノーであった。これはPパラスと合であり、このタイミングでの噴火であった。
もう一つのタイムスケールは、天頂付近の水星のプログレスにある。P水星がMCに合となったタイミングとなっており、これにより当該原図が阿蘇山地域に結びつけられているのが分かる。
イベント発生地は上記Pパラスと、直近の10月1日新月図パラスがMCまたはICに来る地域が可能性が高い。アストロマップで見ると、東シナ海にパラスICが位置している。新月の月のアスペクトのセプタイル(51.43度)からセクスタイル(60度)までのエリアに九州が入っている。阿蘇山も新月図パラスの影響範囲にかろうじて入っている。

◆インドネシア、南大西洋でも火山噴火◆
阿蘇山のほかにも、9月27日にはインドネシア中部の観光地であるロンボク島にあるバルジャリ火山が噴火、400人の観光客が避難する事態となった。また9月29日は、南大西洋のサウスサンドウィッチ諸島で、3つの火山が同時に噴火しているのをNASAが人工衛星によって確認した。
これらの火山は阿蘇山と同じく、新月図パラスの子午線エリアに入り、前者は月のアスペクトがセクスタイル、後者はトレデサイル(108度)のエリアで成立している。トリガーはいずれも火山原図のNジュノーにPパラスが合のタイミングであった。
◆熊本地震も表示した火山原図◆
今回取り上げた阿蘇山噴火の原図となった2010年2月14日の新月図を選定するにあたって、現在から7〜8年前までの90枚近い新月図を調べ上げ、10枚程の候補を拾って1つに絞ったのだが、選定作業は難航した。いくつかの選定ポイントの中で、唯一この原図が持っていたのが、4月の熊本地震との関連が表示されていたことであった。これが選定の決め手となった。

熊本地震発生時の太陽がNジュノーと合となっており、この一枚で、地震による地下の地形変化が噴火に影響を与えたことが説明できるのである。
------------------------------------
〈引用〉
阿蘇山で爆発的噴火=36年ぶり、警戒レベル3に―気象庁
インドネシアで火山噴火、観光客ら約400人に避難勧告
NASA EARTH OBSERVATORY 記事より
〈補足〉
トレデサイル(Tredecile)というアスペクトは非常に珍しいアスペクトで、普通は滅多に使われない。しかし筆者のマンデンによる調査では、月のアスペクトでは108度に強い感受点が成立すると考えられる。108度とは、円を10分割した36度(デサイル(Decile))の3倍数であり、2倍数はクインタイル(72度)である。
