占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

木星-海王星のサイクルとNYダウ株価の推移

2015-12-31 12:51:31 | 金融占星術
2015年の金融市場では、NYダウ株価が一時18000ドルの大台をつけ、また日経平均株価も一時20000円台への回復をしたことで、大きな節目を迎えた年だったといえる。ただ、7月の上海株価暴落によるチャイナショック、過度な原油価格急落による世界的な株価下落により、これ以上の上昇を得るのは難しい局面も頭をもたげてきた。米連邦準備理事会(FRB)は12月に、2008年のリーマンショック以降据え置いてきたゼロ金利を解除することを決定。今後の世界のマネーの動きの変化に注視しなければならない局面に来ている。2016年からの株価はどのように推移するだろうか。占星学的知見から考察する。

◆木星と海王星が作るサイクルとNYダウ株価の推移が一致◆

占星学で株価の動きを表す代表的な天体は、木星である。加えて投機的なバブルをもたらすのが海王星だ。これら2つの天体の公転周期を数値化し、木星-海王星が作る角度を、複素平面の概念を用いて捉えることにした。エクセルでフーリエ変換することにより、サインウェーブをグラフ表示し、実際の株価の動きと何らかの関係性が出てくることを期待したのである。

作業した結果が以下のグラフである。太い青線が木星-海王星のコサイン波(-cosθ)、細い線はNYダウ株価の推移だが、2008年のリーマンショック以降現在までの株価の推移に、ほぼ完全に一致したサイクルとして出現したのである。



サイクルの原点は2009年5月の木星-海王星の合。NYダウはその前3月には大底を打ち、上昇を始めている。そしてサイクルの転換点である木星-海王星の衝が成立した2015年9月の直前には、NY株価は一時1900ポイント近くも急落する事態が発生している。

木星-海王星の合から出発するサイクルが、リーマンショック以降の株価推移を導いてきたとすると、サイクルの天井は2015年につけたと考えるのが妥当だ。以降のサイクルは、グラフに見られるように緩やかな下降線を辿っていく。

◆リーマンショック以前のサイクル◆

それではリーマンショック以前のサイクルではどうか。これはうまく当てはまっていないように見える。しかし、サイクルのピークである木星-海王星の衝の成立した2002年9月直前には、NY株価も7500ドルの大底をつけている。これはサイクルの転換点に一致しており、木星-海王星サイクルの影響を受けていると考えて差し支えないだろう。

2008年以前の株価の推移が複雑なのは、サイクルの逆相(cosθ)や、他の火星-海王星などスパンの短いサイクルが複合的に現れているからと思われる。

◆2016年以降のサイクルと株価◆

2015年が株価のサイクルの天井だったとすると、今後はずっと下り坂になるのだろうか。しかし実際の株価サイクルは、辿ってきた道を後戻りするように緩やかに下降線を描くことは少なく、緩やかな上昇と急な下降を繰り返すことの方が多い。リーマンショック前のような短期的なサイクルが出現する可能性もある。

しかし2015年の天井は、リーマンショック以来の未曾有の量的緩和政策の終焉と転換を意味する、米FRBの利上げ政策の発動と一致する。このまま経済活動をバックアップする金融政策がとられないままだと、2018年半ばまでにサイクルの半値、12500ドルまで下落する可能性も存在する。そこまでいかなくとも、上値が重い状況が続くことは間違いなさそうだ。

それも、2016年9月頃からは、サイクルがはっきりと下落方向に向かうので、今後の投資スタンスについては、より慎重かつ柔軟に対処できるようにしていだだきたい。


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満月、天王星と2つの地震

2015-12-28 01:06:42 | 地震占星術
今年のクリスマスは満月であったが、25日に地球ではM6超級の地震が2つ発生した。一つは午前4時44分に発生した、南東太平洋M6.1、そしてもう一つは26日午前4時47分に発生した、ヒンズークシュ山脈M6.3地震である。(いずれも日本時間)
M 6.1 - Southern East Pacific Rise
M 6.3 - 41km WSW of Ashkasham, Afghanistan


これらの地震は満月の成立時間、日本時間25日20時11分を間に挟んで、ほぼ24時間の間隔で発震した。興味深いのは震源の位置関係で、南半球で発生した南東太平洋地震と、アフガニスタンで発生した地震の震源は、ほぼ地球の表裏関係といえる位置であったことだ。

さらにこれらの地震の発生時間は、満月の太陽-月と強い関係が成立している。南東太平洋の発生時間は、現地で太陽がほぼ南中した時間であり、アフガニスタンでは、太陽が真夜中に子午線を通過した時間とほぼ重なるのである。それは同時に、南東太平洋では満月の月が地球の裏側で子午線を通過したタイミングであり、アフガニスタンでは、月が南中したタイミングでもあった。

また、天王星が26日14時に順行を開始したが、天王星の順逆転換日前後にも大型地震が発生するアノマリーがある。これらの地震は、複数の天体位相の節目が重なって起こった、貴重な事例となった。

アフガニスタンでは数十人のけが人が発生したが、震源の深さが200キロメートルと深く、大事には至らなかった。

以下の図版は、2つの地震の位置関係を表したもので、海洋の部分を半透明にして、地球の表側と裏側の震源の位置を視覚的に掴めるようにしている。アフガニスタンを表側として、本来見えない裏側の南東太平洋の震源の位置を透かしで表示している。図版に表示していないが、太陽は図版の右奥方向、月は左側手前という位置関係にある。

今回のように、これほど天体物理学と関係ありそうな地震が発生するのは珍しいので、図版の作成に力を入れてみた次第である。




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韓国で地震

2015-12-23 09:46:01 | 地震占星術
「韓国西部でM3.9地震発生 今年最大の規模」
【ソウル聯合ニュース】韓国気象庁は22日午前4時31分ごろに西部の全羅北道・益山付近で発生した地震の規模がマグニチュード3.9だったと発表した。今年、韓国で起きた地震のうち、最大の規模となる。
 当初、同庁はマグニチュード3.5としていたが、分析の結果、3.9に訂正した。同道に隣接する忠清南道や忠清北道でも、揺れを感じ、消防署には住民の電話が相次いだ。
(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/12/22/2015122201651.html

(USGS:アメリカ地質調査所)
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/us100048nj#general_summary
USGSによるとマグニチュード4.5となっている。

朝鮮半島でのM4越えの地震は珍しい。そして震源地に注目なのだが、筆者が前回アップした記事にある地震年間警戒地域の地図に記されている、東経と北緯の警戒エリア(赤い帯)の交点で地震が起きているのである。
http://blog.goo.ne.jp/pneuma_2007/e/6ddc30125ec2e2f32b05849def7e5c01


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地震警戒継続中(3)~12/13前後首都圏の地震に警戒を

2015-12-07 02:35:24 | 予測
地震警戒情報として現在告知している警戒日は、12月5日、9日、13日である。このうち5日はインド洋M7.1の発震によって充足した。残りの日も実害なければ良いが、やはり国内が震源域となる可能性がどうしてもぬぐえない。念のため特に首都圏で生活されている方は、帰宅難民となる可能性に備えていただきたい。

◆2015年の日本付近で予想される震源域◆

占星術で主な震源域を定義するベースとなるチャートは春分図である。春分図を基礎として、さらに加えて秋分図、夏至図、冬至図を検討する。以下の地図は2015年度の日本付近で、可能性のある震源域を赤色で示した。経度読み出しは占星学の一般的な用法で比較的容易にできるが、緯度算出は従来の占星学では不可能であり、これは筆者のオリジナルな解析方法を用いている。



経度エリアでは、東北沖アウターライズ地震域や、中部北陸東海エリアがある。但し経度エリアは予想と東西に400km程度ずれるということも珍しくない。九州沖のエリアは11/14薩摩半島西方沖M7.0の震源域を指している。

緯度の北緯36度付近は、10月のアフガニスタンM7.5、11月のギリシャM6.5、オクラホマM4.7の震源を通過するエリアであり、9月に豪雨で堤防決壊した茨城県も被っている。北緯28度付近は、5月末の小笠原諸島西方沖M7.8地震のエリアに符合する。

今後最も警戒すべき震源域は、東日本太平洋沿岸から首都圏方面。北緯36度付近と考えられるが、半径400km程度のずれを含めて広い範囲で警戒したい。

◆2015春分図で新月図の震源域を探る◆

今年の大型地震は4月のネパールM7.8、9月のチリ中部沖M8.3、10月のアフガニスタンM7.5が挙げられるが、このうちネパールとチリに注目したい。地震発生直前の新月図を見ると、ネパール新月図はICに水星が合、チリ新月図はMCに春分図火星が合となる。比較的軽量級の天体だが、これら足の早い天体と子午線の合が影響の強さを示していると思われる。同時に春分図においても、ネパールは天頂に土星、チリでは天底にパラスがあり、春分図震源域にも対応している。




火星、金星、水星のアスペクトを春分図、新月図で読み、最も危険度が高いと思われる天体を基準に、震源域を予想することが可能だと思われる。

その理論でいくと、12月11日東京新月図はかなり厳しい位相となっている。MCに天王星、ICに火星が合となり、それらは冥王星とTスクエアを成立させている。春分図MCにもセレスが合であり、12月の国内での大型地震発生の可能性は高いと考えざるを得ない。



正確に日時、場所を当てるのは未だ不可能だが、地震が起きやすい天体位相が続いており、地震災害対策マニュアル等確認するなど、念には念を入れて警戒に当たってほしい。


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