占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

M.ザッカーバーグ氏のホロスコープ

2012-05-27 09:35:13 | 占星学
ソーシャルネットワークサービス、「Facebook(フェイスブック)」創始者マーク・ザッカーバーグ氏。彼が2006年にハーバード大学在学中に立ち上げたフェイスブックは、今や参加者数9億人に達する世界最大のSNSとなった。2010年にザッカーバーグ氏は、フォーブス誌により「世界で最も若い10人の億万長者」の第1位に当時25歳の最年少でランクイン。そしてフェイスブックは今年5月18日に、満を持してNASDAQ市場にて新規株式公開(IPO)を果たした。また同氏は19日に、ハーバード在学中から交際していた女性と結婚したことを報告した。

さて5月の株式市場で注目のトピックスだったフェイスブックのIPOだが、18日の公開価格38ドルで上場し、取引開始直後には株価がやや上昇したものの、それ以降は公開価格を下回る価格で取引されている。22日の終値は31ドルだった。また上場とその後の顛末として、フェイスブックの株主らがCEOであるザッカーバーグ氏と複数の銀行を相手取り、「売上高の成長予測が下方修正されたにもかかわらずごく一部の投資家にしか情報が開示されなかった」として訴訟を起こしている。原告側とその他の投資家らは株価下落で損害を被ったという。

公私ともに人生の大きな節目を迎えたザッカーバーグ氏は、1984年5月14日生まれ。ホロスコープでは先の5/21金環日蝕の影響を大きく受けており、時の人であったことが明示されている。



チャート出生は日本時間5月15日表記となっている。また出生時間は仮としてNYで太陽が南中する時間に合わせてある。

注目したいのは外円(第3円)の日蝕の太陽-月が、内円(第1円)の出生の太陽やノースノードを照らし出していること。また第2円のP月がT太陽とオポジションで、これらが彼の人生にスポットライトを当てたと考えられる。

フェイスブックの株式公開は第2円の水星-ノースノードの合で表される。これらはさらに出生のノースノード、さらにトランシットのサウスノードと複合的な合を形成する。これは金融占星学では確かに投資タイミングとして機能しているが、同時に大きな爆弾を抱えるリスクも表す。為替でこのタイミングが来ると、特にドル円は大きく買われるか売られる傾向がある。

今回P水星は出生及び日蝕のノードとも連携し、この数日間に世界的に巨額の金が動いたことは想像に難くない。幹事証券団はこの大商いで巨額の利ざやを稼いだという。

またもう一つ注目された同氏の結婚は、第2円プログレスの太陽と金星が合となったタイミングで示されている。この組合せは結婚のタイミングとしては定番のものだ。

プログレスの金星や水星は、タイミングとしては1度差で緩いが、これらを同時に実現させたのも金環日蝕による波及効果だと見て良いだろう。

コメント (3)
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ボローニャ近郊でM6.0地震

2012-05-20 20:40:14 | 地震占星術
20日午前4時(日本時間11:03)頃、イタリア北部ボローニャ近郊でマグニチュード6.0(USGS)の地震が発生し3人が死亡、また広い地域で古い建物や工場が倒壊するなど被害が出ている。揺れは約20秒間続いたという。

震源地は5/21日蝕図で太陽-月が天底に来る位置であり、影響が早くも現れた形だ。しかしチャートを分析すると、もっと前の日蝕図の解放されなかったエネルギーが、新しい日蝕に触発されて発散されたものであることがわかった。

地震エネルギーを供給したのは2011年7月1日の部分日蝕図だ。この図は(サウス)ノードより太陽が先に進んだ位置で成立しており、事象の発現時期はノードの経過により次に合となる天体、すなわち火星と合となる時期に現れる予定であった。それが実は3月21日前後に成立していたのだ。

筆者は過去記事で3/21近辺でも巨大地震に注意を喚起していたが、しかし該当すると思われる地震は起こらなかった。この時期は水星逆行中であり、地震が抑制される傾向があった。そこで逆行明けの4月以降の警戒としたところ、4/11にスマトラ沖M8地震が発生。そこでエネルギーが解放されたと思っていた。しかし筆者が記事にしたように、その地震は昨冬12/25新月図がベースとなった地震であった。肝心の昨夏7/1日蝕図の地震エネルギーは別のところで出番を待っていたのである。



図を見ていただければおわかりだと思うが、日蝕のサウスノードが次にヒットする火星、それがMCに来ているのが今回の北イタリアであった。そしてサウスノードは今日現在当時の火星から過ぎ去った位置にある。火星とノードがジャストでヒットしなかった理由は他にもある。3/21当時火星も逆行していたのだ。火星逆行も地震を抑制するらしいことは今回初めて認識した。

さて地震が5/20に発生したタイミングは、逆行の金星(Gem23)が日蝕図サウスノード(Gem23)と合になったこと。また経過の火星が震源地ASCと合になったことがトリガーとなったと考えられる。また発生時間は現地MCが冥王星と完全な合となった瞬間の発震であった。

USGSサイトで調べると、イタリア近郊では今年1月~3月にマグニチュード4~5の地震が数回発生している。3/15にも1回あった。もう少し突っ込んで調べていればよかったかもしれない。またヨーロッパの地震は、火星や金星がトリガーとなる傾向があるようにも感じられた。

◆5月下旬の地震予想◆
21、24、26~28、30日。特に26~28日はM7前後の大型地震に注意してください。

◆7月以降の地震予想を修正へ◆
当ブログで予想していた7月下旬~8月初旬の巨大地震予想ですが、今月の地震予想の結果を踏まえた上で、修正する予定です。これより早まる可能性は少なく、数ヶ月先まで詳細に検討したうえで報告します。


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利根川水系で化学物質による取水制限

2012-05-19 23:07:10 | 社会(マンデン)占星術
千葉、埼玉県の利根川水系の浄水場3か所で処理済みの水道水から国の基準を超える化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、千葉県内では19日、3つの浄水場で取水を停止したため、柏、流山など5市の計約35万世帯で断水し、約84万7000人に影響した。(読売新聞19日)

降って湧いたような災難だが、天体においてははっきりとした星位が出現している。キーとなるのは火星だ。化学物質を占星学的に表記すると、化学=海王星、物質=火星となる。化学物質汚染ということは、火星に何らかのマレフィック天体がアスペクトして傷つけていることを示している。

天体位相を説明すると、サインおとめを運行する火星(Vir09)が長期的にうお海王星(Pis03)と1ヶ月以上にわたりオポジションを形成しており、さらに19日現在ではキロン(Pis10)ともタイトなオポジションを成立させている。ホルムアルデヒドは医薬用外劇物に指定されている物質で、医療=キロンの象意にも符合する。

事態を大きくさせたのは、火星がさらに冥王星(Cap09)、およびヴェスタ(Tau08)とグランドトラインを成立させていたことから来るものだ。火星にヴェスタのアスペクトは行動制限を示し、冥王星は事態を極みに追い詰める天体だ。千葉、埼玉で84万人もの人々が断水の影響を受けた星位はこれにつきるだろう。

◆関東地域では継続して飲料水の備蓄を◆
さてこの水質汚染問題で筆者が懸念するのは、千葉、埼玉地域が4月21日新月図において冥王星ICの影響下にある地域だったということだ。筆者は4/24記事で関東地方などに7月下旬~8月上旬に大型地震発生の可能性を記したが、今回取水制限となった利根川水系は、まさに地震の影響を受ける可能性のある地域と符合している。今回の事態も4/21新月図の強い影響をうけて発生したものと考える。筆者はこれも占星学的な地震の予兆であると受け止める。

関東地方でひとたび大型地震が発生すると、神戸や東北3県を大きく上回る被災難民が出現し、給水支援も行き届かない可能性が十分ある。関東地方居住の方においては、今回の断水を機会に、恒常的に飲料水備蓄をしていただくようお勧めする。

マレフィック天体群が織りなすグランドトラインは、トラブルを通じて備えを与える幸福のメッセージなのかもしれないと思うのである。


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死と呼ばれる刈り入れ人

2012-05-14 01:48:42 | カーディナルクライマックス
今年6月、天王星と冥王星のハードアスペクトがおよそ40年ぶりに形成される。これはリーマンショック以降形成されてきたカーディナルクライマックスという天体位相の第2形態といえるものだ。

カーディナルクライマックスをおさらいすると、土星、天王星、冥王星が風雲急を告げるカーディナル・サイン(てんびん、おひつじ、やぎ座)に入居してハードアスペクトを形成することを指し、これにより社会経済に非常に大きな変転をもたらすとされているものだ。前回は20世紀初頭の世界大恐慌の時代がそれに当たり、比較の対象とされている。

上記カーディナルクライマックスは、土星と天王星については2008年から2011年まで成立してきた。(09年記事:【木星順行】金融市場は今年最後の山場へ)。この間サブプライム問題からギリシャに代表されるソブリン債問題が噴出し、米欧など主要国による金融量的緩和の執行と問題解決のための多国間スキームが構築されるに至った。今日現在そのプログラムがうまく実行に移せるかという段階に差し掛かっていると言うことができよう。

今日のお題は「大鎌を持った死神」である。天王星-冥王星のスクエアが示すカーディナルクライマックスの第2段階は、問題を強制的に取り除く外科手術とも言えるだろう。この死神の大鎌は、2012年から2015年まで計7回振り回されるのである。

(天王星-冥王星のスクエア)
2012年6月24日 おひつじ8.39度
2012年9月19日  〃 6.95度
2013年5月21日  〃 11.24度
2013年11月1日  〃 9.43度
2014年4月22日  〃 13.57度
2014年12月15日  〃 12.59度
2015年3月17日  〃 15.30度

さて直近の政治情勢としては、フランス大統領選挙で緊縮財政を推進する現職のサルコジ氏が、雇用拡大と投資促進を掲げる社会党のオランド氏に敗北。またギリシャ総選挙では、連立与党が反緊縮派の追い上げを受けて議会の過半数に届かず、このまま政権が発足しなければ再選挙というところにまで来ている。

本年の春分図は木星金星の合に、冥王星、火星のグランドトラインが成立しており、財源の裏付けなくとも気が大きくなりやすい位相である。もっとも選挙というものは緊縮財政策が支持を受けるのは難しいものではあるが、3月までのNYダウ13000ドル突破などはこの影響をもろに受けている。

しかし、第1の大鎌は6月24日までに迫っている。もし喫緊の問題に対しモラトリアムな状態が続くなら、カーディナルクライマックス第2弾の衝撃は大きいものになるだろう。ユーロからギリシャが脱退するということがあってはならない。一度それを許すと、大鎌が7回行き来するうちに、他の問題を抱えた国々も次々と脱落する恐れがある。果たして欧州財政問題は解決の方向に進むことが出来るのだろうか。

また金融市場もこの大鎌を避けられない。実体経済の裏付けなく13000ドルまで上がってしまったNY株価は、早生栽培で今やすっかり稲穂が垂れて、いつでも収穫可能というところまで来ているのである。カーディナルスクエアが成立する6/24前後に、NYダウが年初来最安値をつけることも可能性として見ておかなければならないだろう。

金融占星術のR.メリマン氏は、木星がふたご座に入る(6/12)と株価が吹き上がる可能性を述べているがどうか。サイクルは繰り返す場合とそうでない場合があるので注意が必要だ。

天王星-冥王星スクエアのアタックが実際どのようなものになるか、それは刈り入れの鎌のように分かり易いものかもしれないし、大木を打つ斧のようなものかもしれない。後者であれば、その結果は2015年の7回目に突然訪れるだろう。それならばヘブライ聖書にある、エリコの壁の崩壊の逸話に喩えられるものなのかもしれない。

いずれにせよ、上に示したリストのカーディナルスクエア成立の前後一ヶ月は、世界経済の動きに注視していく必要があるということをお伝えしておく。


◆5月下旬の地震予想◆
21、24、26~28、30日。特に26~28日はM7前後の大型地震に注意してください。


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トランシット占星術を読む

2012-05-13 00:28:01 | 占星学
「トランシット占星術」(松村潔:著、説話社)を遅まきながら読んだ。本当はもっと早く読むつもりだったが、東日本大震災をはさんでしまい、何となく手を付けるのを先送りしていたのだった。本書は天空で常にトランシットしている天体を、個人の意識昇華に活用することを主眼に置いて解説しており、これまでの占星術書とは一線を画した内容となっている。

まず松村氏はプラトンの惑星グリッドを理論に取り込んで、天空の諸天体の影響がグリッドの境目あるいは頂点から地球に取り込まれると述べる。例えば地球グリッドは「正4面体」という。しかしイデアの世界では正確な幾何学でも、物質次元に結実される実際の地球グリッドはかなりいびつな形をしているらしい。このグリッドの境目は地震多発地帯に重ね合わされるようだ。このあたりの考え方は筆者の研究に大いに役立つものだ。

続いて氏は天体を利用してエーテル体の調整の必要を説く。エーテル体とは物質的身体と惑星次元のアストラル界とをつなぐ第2身体と呼ぶもので、人間の場合身体から10cmほどはみ出して存在しているという。本書ではエーテル体もグリッド理論で解説し、パワースポット(レイライン)を通してエネルギーを吸収する方法を述べている。

エーテル体を持ち込んでいることに、従来の占星学に慣れ親しんだ方は違和感を持つに違いない。しかし筆者のマンデン研究に置き換えて考えると非常に親和性を持つ考え方だ。地球を物質的身体とすると、大気圏がエーテル領域と考えられる。大気圏またその中でも電離圏(いわゆる宇宙の渚)における諸天体の影響力を分析考察することは、地震気象、また社会占星学においてもその謎を解く鍵の宝庫となるに違いないと筆者は確信しているのである。

そのほか本書では天体と個人をつなぐパワースポットであるパラン、月や諸惑星のトランシットの効用、恒星占星術と続いている。

筆者の読後感として、惑星グリッドはやはり調波占星学と親和性が高いと感じた。グリッドの多面体はおそらく、面の数だけ次元が存在することを示し、またハーモニックナンバーも次元数だといえるのではないか。そう考えると、地球は確かにサインの数である12次元の支配下にあると思えるのである。

◆5月下旬の地震予想◆
21、24、26~28、30日。特に26~28日はM7前後の大型地震に注意してください。






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