占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

未来から来た緊急地震速報(2)

2011-05-03 17:19:45 | 日記
本論の核心に迫る前に、述べておきたいことがある。人類が未曾有の危機を体験する前に、時空間は気づくと気づかないとに関わらず、何らかの予兆を示してくるのではないか。東日本大震災の前3/9に起きたM7.2の三陸沖地震、それよりも2/22に発生したクライストチャーチM6.1の地震で死亡した200人前後の1割以上が日本人だったこと。この頃から時空的雲行きの異様さが感じ始められていたものの、迫りくる危機を明確に掴むに至らなかった。

予兆で筆者が思い出す事例としては、2005年3月2日に発生した土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故だ。行き止まりの駅に高速で突入した車両が駅を突き破って大破した事故で、運転士1人が死亡している。この1月半後の4月25日、列車が高速でカーブから脱線、マンションに衝突して107人の死者を出したJR福知山線脱線事故が発生したのである。未曾有の危機がくる前に、時空は何らかの予兆を示してくるのではと筆者が感じたきっかけでもあった。

もう一つ本ブログで思い出のあることだが、2008年11月に筆者は国内で被害地震が発生すると予想したものの外してしまったことがあった。11/7の予想日に日本では発生せずM6地震がバヌアツで発生した程度で、読者にお騒がせしてしまったので記憶に残っている。
地震発生の危険日
予測を修正
消えた地震波
しかしこの11月7日に、地震ではないがある大事故が発生していた。ハイチの小学校が突然崩壊し、児童93人が死亡したのだ。(AFP記事)この時筆者はハイチの住民が全く耐震性の無い貧弱なコンクリートの家に住んでいることを知った。このニュースは世界に深い悲しみをもたらしたが、この1年2ヶ月後に、同地でM7.0の地震が発生して、31万もの人がコンクリートの家の下敷きになって死ぬことになろうとは、誰が予想しえただろう。しかしカリブ海は大西洋では比較的地震の多い地域であり、専門家ならハイチのリスクの高さを指摘できたかもしれない。

◆東日本大震災における2009年8月25日の意味◆
前号で、筆者は2009年6月の新月図および7月の日食図から、東日本での津波を伴う地震と原発被害を視野に入れていたものの、8月25日に緊急地震速報の誤報の発生とともに地震の行方を見失ったことを述べた。以下に8/25のホロスコープと、それがどのような意味を表示したのか述べたい。



この日冥王星はやぎ0度、水星はおとめ29度、火星はふたご29度にあり、カーディナルサインのカスプに非常にタイトな合を成立させていた(fig.1)。天体とサインカスプの合は、サインの意味を強力に引き出す感受点となり、その天体がTスクエアを形成することは、社会の根底的変化を意味する“カーディナルクライマックス”の象意を先行的に引き出す可能性があった。先行的というのは、まだこの時はカーディナルクライマックス構成天体の土星と天王星がカーディナルサインに入っていなかったからだ。さらに同時にかに29度で金星がサウスノードと合、サインカスプ上でのこれらの合は全財産没収の事象の可能性も考えられた。さらに金星にヴェスタも合で、それが地震によってもたらされる可能性も見られたのだ。

ところが実際起こったのは、房総半島沖を震源とする緊急地震速報の誤報。筆者はこの時目眩のようなものを覚えた。「まさか地震が消滅してしまったのか」。幻の地震を追っていたのかとまさに真夏の世の夢のごとく呆然としたことを憶えている。

しかし消えた地震の波動は、ノースノードがカーディナルサインカスプを越え、天王星がカーディナルサインに入るまさに1日前になった日に実際に地震として発生した。それが2011年3月11日の東日本大震災だった。3/11の天王星は、前述の8/25位相図に対しグランドクロスの星位を成立させていた(fig.2)。チャートの象意を丸ごと吸収し、地下に潜行させていたのはノードであった。ノードはサインカスプの“隙間”からサインの地下に潜行し、カーディナルサインカスプを抜けた今年3/3に再び姿を現したのだ。



◆カーディナルクライマックス=東日本大震災とも◆
09.8/25の位相図と11.3/11の天体を重ねると、8/25冥王星に3/11ノースノードが合、8/25火星に3/11サウスノードが合。3/11天王星は8/25天体にグランドクロス。8/25と違うのは、カーディナルクライマックス天体の土星はすでにてんびん座に入っており、残る天王星が3/12におひつじに入るというタイミング、つまり“カーディナルクライマックス”が正式に成立する日だったのである。その意味では、東日本大震災がカーディナルクライマックスの真打ちであったとも考えられる。

fig.2の2重円からあらためて09.8/25のチャートを眺めると、地震は天王星とノードがこの位置に来る日を待ち続けていたような気がしてならない。そして、3/11から見た09.8/25の事象は、東日本大震災の予兆であったと思わざるを得ない程の強い関連性を示していたのである。あの日の明け方に東日本の空に虚しく響いた緊急地震速報は、来るべき未来から時空を超えて届いた、未曾有の大災害から救援を求めるメッセージであるかのように筆者は感じざるを得ないのである。

<誤報>緊急地震速報09年8月25日(BS2の放送)(YouTube)

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