占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

ノルウェーでテロ、中国高速鉄道で事故

2011-07-25 00:31:10 | 社会(マンデン)占星術
22日ノルウェー首都オスロの政府庁舎で爆弾テロが発生し7人が死亡、その数時間後与党労働党の青年部集会で銃乱射事件が発生し85人が死亡する事件が起きた。32歳のノルウェー人の男が逮捕されたが、極右の原理主義者だという。警察は共犯者がいないか捜査している。欧州で起きたテロとしては2004年3月に発生したマドリード列車同時爆破テロで190人が死亡した事件以来最悪の惨事となった。

◆テロは911と同じ天体位相で発生◆
筆者は7/3投稿の記事で7/1新月図は地震より社会不安の要素が強いと述べていたが、7月中はサウスノードと火星がサインふたごで同居しており、社会に不満を持つセクトなどがテロを起こす心配があった。6/23に発生したバクダッド爆弾テロは、火星ふたごイングレス直後であった。

そしてノルウェーの爆弾および銃乱射テロ事件は、サウスノードと火星がまさに1度差で合を形成した日に起こったのである。この「サウスノードと火星が合」というのは911、つまり米国同時多発テロがあった日に成立していた天体位相であった。またもや起きてほしくない大惨事が起こってしまった。

とはいえノードと火星の合は年1回ほどのペースで成立し、珍しいとはいえない。また平和的イメージの強いノルウェーでのテロは全く予想していなかった。そこで今回は筆者が事故や戦争、テロの予測に使用している第7調波を中心としたチャートで説明したい。



第1円は事件発生図第7調波図、第2円はネイタル図、第3円は7/1新月図。イレギュラーな使用法なのでネイタル図は小数点以下で不正確だが状況を観測する分には問題ない。

まず7/1オスロ新月図ではMC近傍に火星が位置し、火星にまつわる問題が1月以内に起こりうることが示される。問題の7/22事件発生日ではネイタルで火星とサウスノードが合となったのに加えて、ネイタルノースノードに第7調波土星が合となっていた。これは事件発生のトリガーとなりうる組合せだ。さらにその近くにHN7木星、木星もノードの凶意が強いときは事象の拡大に貢献してしまい、被害者を著しく増大させる。また新月図金星とサウスノード、またHN7金星と新月図火星は影響を与え合う。これは航空機事故や殺人事件を導きやすい。

このようにネイタルで火星とノードが合であっても、新月図と調波を分析に加えることで、危険度の大小が予測出来る。しかし実際に起こった事象から見て事前にこのような事件がイメージ出来たかというと、やはりそこまで言い当てるのは難しいのである。犠牲になった方々への哀悼を祈るとともに、真相の究明と再発防止に期待したい。

◆23日には中国高速鉄道で大事故◆
火星とサウスノードの合は、ノルウェーでのテロにとどまらず、中国での大事故も引き起こした。浙江省温州市で23日夜に起きた高速鉄道列車の追突・脱線事故で、死者35人、負傷者は210人に上った。

この占星学的な要因はノルウェーテロと同じものだ。事故のあった地域では7/1新月図天頂にジュノーが合であったが、ジュノーは7月のあいだノード軸に対してTスクエアを形成していた。22日の火星アスペクトでジュノーと火星はスクエアとなり、不運にもこの地域で開通したばかりの高速鉄道で大事故が発生してしまった。

補足だが7調波に加え19調波で火星金星太陽が1サインに同居した場合、特に航空機事故や高速鉄道の事故が発生しやすい。今回はN金星にHN19火星太陽がサインかにで同居していた。

それにしても航空機事故や鉄道事故の発生は、そうなる以前に必ず重大な問題を抱えていることから来るものだ。残念ながら中国に高速鉄道はまだ早いことが露呈した。亡くなられた方々への弔意とともに、中国関係者にはテクノロジーと安全に対し真摯な態度で臨んでいただきたいと思う。

コメント (3)
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台風一過で全国的に低温に

2011-07-23 00:54:07 | 気象
7月としては史上最大とも一時いわれた台風6号「マーゴン」は、20日から21日に日本列島に最接近し豪雨をもたらした。しかし徳島に上陸したあたりで勢力が減衰し、力なく太平洋上を東に進んで日本列島から離れていった。同時にオホーツク高気圧から寒気が日本列島に南下し、台風が来る前に全国的に猛暑日を記録していた日本列島は、5度~10度も気温が下がり、肌寒い気候となっている。

この台風6号の動きは発生から日本列島通過に至るまで、違和感の拭えない性質のものであった。発達中は一時935hPaまで巨大化したものの、日本列島接近時は960hPa、太平洋側に豪雨による氾濫も発生したが、徳島から紀伊半島を通過中に大型の低気圧レベルにまで減衰し、当初壊滅的な被害をもたらすと言われていた割には収束も早かった。

また進路が四国沖南方から真北に進んできたというのも異例だ。台風が北方の高気圧に向かって進行し、日本列島付近で跳ね返されるというのは進路自体に不自然さが残る。本当に壊滅的被害をもたらす台風は、沖縄から北東にむけて発達しながら進行するパターンがもっとも危険であるというのが定石だ。台風の予想進路から筆者は被害は限定的と感じており、また占星術による予想は、twitterで19日に「被害は感じられない」と投稿した。

前評判で騒がれた理由としては、事前に米国海軍が駐留米軍に台風について「最大限の警戒」をするよう通達したということがネットで伝わったことが大きいと思われる。

ところで台風が東進した頃から日本列島の気温が下がり始めたのは、台風の渦が冷たいオホーツク高気圧の空気を巻き込み南下させたことによるものだという。台風の分析についてはこちらのサイト様を参考にさせていただいた。http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/2364223/

占星術ではむしろ、現在の低温状態の方が天体位相に現れている。鍵となるのはジュノーと火星だ。ジュノーは月のノード軸と7月中Tスクエアを形成しているが、サウスノードに火星が接近し1度差に迫ったのが21日、23日にはタイトな合を形成する。ノードに絡んでジュノーと火星がスクエアを形成することで大気が急激に冷やされる地域が拡大したと考えられる。上記紹介したサイトではヨーロッパでも低温が発生しているという。

奇妙な振る舞いをした台風も、結果的には占星術理論で表示された低温状態を呼び込む働きをしたにすぎなかったようだ。現在の低温状態は週明けには緩み、夏の暑さが戻ってきそうだ。


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デフォルトの夏

2011-07-20 01:06:38 | 金融占星術
7月に入って世界の金融市場は混迷の度を深めている。ドル円は79円台に張り付き、金価格は初の1600ドル越えを達成した。総じてリスク回避の動きのように見えるものの、行き先は全く方向感を失っている。原因の一つはFRBによるQE2(量的緩和第2弾)のオペレーションが6月末に終了したものの、その後の金融政策が不透明であること。またギリシャをはじめとする欧州ソブリン債の疑念がイタリアなどにも波及し収拾の歯止めが効いていないことが挙げられる。

このうち直面する最も大きい問題が、5月に上限に達した米国連邦債務の引き上げに議会が強く反対していることがある。このまま限度額が引き上げられないと、8月2日には米国は財政破綻するという話もある。金融アストロロジーのメリマン氏も現状の打開について明瞭な解答を持てないでいるようだ。

カーディナルクライマックスは7月に入った時点で、構成する土星-天王星-冥王星のうち、土星がいち早く構成天体から離脱する最終軌道に入った。土星は新たな金融、財政的枠組みを構築しつつ後処理を後を追う他の天体に負わせる構図が出来上がっていると考えられる。その後処理を担うのが、ジュノーである。ジュノーは権利を主張する天体で、金融であれば国債など債券に当たるだろう。この天体が土星の後を追って7/28にカーディナルサインであるてんびん座に入座する。このタイミングで天王星とオポジションとなり、債権の権利に関して大きな変化、転換となるべきイベントが発生する可能性が十分に考えられるのである。

何が起ころうとしているのか。実はジュノーは今年1月下旬にサインてんびんの一歩手前おとめ29度まで来て逆行で引き返しており、このとき何があったか振り返ってみると、米格付け会社S&Pによって日本国債が格下げされている。国債の格下げという点に注目すれば、5月末にはムーディーズがまたも日本国債の格下げを検討、7月中旬には同社が米国債について、債務上限が8/2までに議会承認されなければ格下げとなる可能性についても言及した。欧州でも同社は7月初旬にポルトガルを投資不適格にまで格下げした。

やはり7/28に成立するジュノーのカーディナルクライマックス参加は、国債など債券について厳しい裁定を下してくるものと考えられよう。このタイミングでの米国債務上限問題は、一般に思われているような出来レースであるとは思わない方が良いようだ。天体位相の力学関係から読むと、債務上限の引き上げを認める代わりに、債権の一部放棄が求められるというようなシナリオもあり得る。米国債が棒引きされるような事態にはならないと思うが、例えばFRBの抱えるモーゲージ債などがデフォルトの対象になる恐れもある。それだけでも金融世界には激震だが、ジュノーは地震誘発天体の最右翼でもあるだけに、今夏の金融市場は津波級の嵐が待ち構えているという心構えは持っておいた方がよい。

ジュノーは9/15に土星と合となる。おそらくこの時期までに米国や欧州の債権問題は荒療治とともに整理統合されていくというのが筆者の見通しだ。


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さらに地震に注意を

2011-07-11 01:10:27 | 予測
前回記事で西日本での揺れに注意、また東日本大震災で揺れた震源地での津波を伴う揺れに注意と書いた矢先に、5日和歌山震度5強、そして10日三陸沖M7.1宮城など震度4の地震が発生、三陸沖では高さ10センチの津波を観測した。

予想より早い発震であり、前兆地震の可能性が高い。引き続き大型の地震に警戒してほしい。7日にはニュージーランド領ケルマディック諸島でM7.6の地震が発生してから今日までにM5以上の地震が27回も発生しており、プレートの地殻変動は活発な状態が続いている。筆者は今後7月末までにM7~8級の地震が控えている可能性が強いと見ている。

ケルマディック諸島は春分図ではICジュノー、MC火星が来ており今年は特に震動に対する感受性が高い地域となっている。現在運行中のジュノーはノード軸とTスクエアを形成する星位であり、車でいえばアイドリング状態で何度も空ぶかしをしているような喩えが合いそうだ。このノード点に何らかの天体がヒットすると、大きな被害地震となる懸念がある。

その中で最も危険のピークとなるのが7/31新月だ。この日うお0度の海王星に第4調波のノード点がうお0度で重なり、さらにおとめ0度の水星に第4調波の太陽-月がしし29度で重なる。この強烈なオポジションから推測する地震規模は、2010年のチリ地震M8.8のレベルも範疇に入るだろうと見る。

予想される地震はチリ、インドネシアのほか地震の続いている南太平洋の可能性もあるが、日本地域も可能性から外せない。日本地域なら東日本の太平洋側、そして西日本では日向灘から紀伊半島沖まで特に注意していただきたい。

また31日に至るまでに、13日、21日頃も被害地震が発生しやすい星回りがあるので憶えておいてほしい。


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7月新月図のグランドクロス

2011-07-03 01:11:14 | 新月図
先月の部分日蝕図で房総沖の地震がターゲットとなると述べたが、予兆となる皆既月蝕のタイミングで発生したのは、またもやクライストチャーチでの地震だった。これは東日本大震災と同じパターンであろうと考えるが、本震が発生するのはおそらく年を越すものと考える。今年はそれまでに他の地震がいくつか発生する可能性があり、そちらの方も調べておかなければならない。

7/1新月図の天体位相の特徴は、新月のかに太陽にやぎ冥王星がオポジション、おひつじ天王星が冥王星にスクエア、てんびん土星が太陽にスクエアという、角度のゆるいグランドクロスが形成された。部分日蝕から1ヶ月という時期で日蝕の影響も残る中でのカーディナルクロスは何をもたらすのか。

この図はどうやら地震ではなく、社会全体の時代を区切る線と考えてよさそうだ。危機に対応出来ない政府組織、原発のように重荷となった旧来の技術、従来の金融経済システムの限界、そして7月のかに座新月はそこに一般市民が立ち会う構図が浮かび上がる。例えば6/28に行われた東電株主総会がそうだ。東電の隠蔽体質に責任を問う個人株主に会社は組織の論理で対応、かみ合う所は一つもなかった。

グランドクロスは何も生み出さない。しかしこのカーディナルクライマックスの4つの天体は時代を動かす把手となる。集団的存在である冥王星を個人を示す太陽が動かすには、公転比から247倍(あるいは年)の力が必要だ。しかしグランドクロスに捉えられた以上、個人(市民)の力もてこの原理のごとくカーディナルクロスを動かす力となる。7月の新月はこの社会的トレンドがスタートする月であるのだといえよう。

やぎ冥王星時代は、従来の国家組織が、金融、エネルギー問題の大きな変化とともに崩されていくのを見ることになるだろう。これがカーディナルクライマックスの姿であると筆者は見ている。

【金融危機は土星からジュノーへ】
カーディナルクライマックス天体の中でいち早く問題から離脱していくのがてんびんの土星だ。金融に関しては危機から脱しつつあると読むが、問題の処理はこれからというところ。そこに土星に代わってこの夏カーディナルサインにイングレスするのが、借金取りの異名?を持つジュノーだ。ジュノーが金融界にどの程度影響を与えるのか分からないが、債券放棄やデフォルトの懸念が持ち上がる可能性は高い。これについては今後また記事にしたい。

【7/31新月付近での地震に注意】
7/1新月成立の前日である6月30日、松本市で震度5強の地震が発生した。この日火星と冥王星がインコンジャクトを成立させていたのに加え、第4調波で火星とNノードが緩い合を組んでいた。日本列島は今も天体に対して過敏に反応しているものの、今新月図は社会不安の要素が強いと考える。少し前だが6/23にバクダッドで連続爆弾テロにより40人が死亡したのもこの影響があると見る。

7月はもう一回新月があるが、7/31の新月図は大型の地震に警戒が必要だ。予想される房総沖ではなく、前回東日本大震災で動いた地殻でまた津波を伴うM6以上の地震が予想される。また西日本でも強い揺れを観測する可能性が強い。これについても後日記事を出す必要があるだろう。

コメント (5)
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